気持ちは殺されなくてはならない。 - 2008年05月19日(月) また週末彼と呑みに行ったのでした。 しかし彼は当直明け(それでも自分で行く、と言ったのだが)、しかも結構忙しい当直だったため 飲んでたんだけど小1時間程眠ってしまったのだった。 当直が忙しかったのも、 その日の私の症例の影響で彼の症例の時間が押してしまったことも知っていたので 特に起こさずに放っておいた。 しかし彼は自分で公言しているのだが、寝ると中々起きないらしい。 そうこうするうちに1時間近くが経ったので、どうせなら帰った方が良いのでは、と やっと起こす気になったのだった。 でも何度か肩を叩いてみたけれど、起きない。 さて起きなかったらどうしたものかと若干焦りつつも、寝顔を見ていたら ふと、髪の毛に触れてみたくなったのだった。 それで、触れてみた。 見た目よりもずっと柔らかくて驚いたのだけど もっと驚いたのは自分の気持ちだ。 彼を好きだとはっきり認識してしまった。 何故だか彼を包んであげたい、と思ってしまった。 彼が誰かにそれを望んでいることなんて、ないかもしれないのに。 同時にもうこれはまずい、と思った。 このままだときっと私はこの人のことを、凄く好きになる。 そうなれば友達ではいられなくなるかもしれない。 万にひとつもないけれど、もし彼も同じ気持ちであるならば 私は夫を省みなくなるかもしれない。 待つものは泥沼だ。 夫を傷つけたくないという気持ちはもちろんある。けれど。 それ以上に彼を傷つけたくないと強く願う。 だからこの気持ちは殺されなくてはいけない。 私がこの気持ちを殺してしまえるのなら、全て無かったことになるのだから。 -
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