夫が帰ってきません。 - 2007年07月19日(木) 別に出てった訳ではなく、土曜日の医局旅行の芸出し練習しているらしい。 正直どーでもええねんけど、と思うのだが 最近私が麻酔で殺人的に帰りが遅いことが多かったので、ご飯を待っててあげている。 あーでもお腹がすいた。 今週の某日は本当に帰りが遅かったのである。 何でかっていうと手術で大量出血があり、自分の麻酔ではなかったけれど人手が必要だったから。 うっかり自分の麻酔が終了後、その部屋に迷い込んでしまったのである。 それはそれでいい。手伝うのは当たり前だと思うし。 ところがそこにいた手伝いのうち、殆どが翌朝朝イチ麻酔だったため、翌日午後麻酔だった私が残ることに。 結局家に帰ったのは4時前だった。 翌日午後出勤にしてもらえたし、そういう場にいること自体は全然苦痛じゃない。 けれど結局その方は数日経過し、亡くなられたのだった。 それを知って私は少し悲しくって、空しい。 担当の麻酔の先生はその思いはもっと強いし、ご家族にしてみればやりきれないだろう。 ではご本人は。結局目覚めることができなかった。きっと想像し難い想いだろう。 皆がその方を救いたかった。でもできなかった。 こういう仕事なのだから仕方が無いけれど、やはり何度でも空しい。 あのひとのことを考える。殆ど捏造していると言っても良い。 もう会うことのないであろうあのひとに恋をし続ける。 何という不毛な想い。何という妄執! そうしてどこにも行けないこの想いよ。 あなたに抱かれたいと今でも願うのです。 決して届くことの無い想いです。できることなら、何度でも伝えたいのに。 最初は単にあなたと寝てみたい、と思っただけでした。 ひょっとしたら今でも寝てみたいだけなのかも知れない。 それだけなら、あなたは私を抱いてくれるだろうか。 単なる捌け口になったって構わない。 あなたのことを知りたいという気持ちは在る。 それが性欲に対する私の(あくまでそれだけじゃないんだよ、という否定的な)意味付けに過ぎないのか それともあなたを知りたいという思いの一環としてのあなたに対する性欲なのか もう自分でも全然解らない。 書いてみたはいいけれど、全く支離滅裂だ。 ただ言いたいのはひとつだけ。 あなたに会いたい。 絶対に届くことはない場所で喚くことしかできないのに、ね。 -
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