陸橋...東風

 

 

昨日が本当に盛りだくさんでした。 - 2007年02月26日(月)

昨日夫の弟さん(つまり義理の弟か)の結納というか食事会があった。
相手のご家族が従姉弟勢ぞろいだったりして結構憂鬱だったのだが
従姉妹の一人が2年目の研修医で、しかも今後私が行くかもしれない病院だったので
割といろいろお話をさせて頂いた。

しかしお話をした、というのは少々語弊があるというか、
素面でなかったからあれだけ私の舌が回ったのである。
何でかその従姉妹さんが紹興酒をボトルで頼んだのですが、
明らかにそれを飲むのが彼女と私だけだったのですよ。うちの旦那が1杯飲んだきり。
結局二人で空けたのだけど、昼間っから何をしているんだ私は。

でも私の持論。酒が遠慮なく呑める女はいい女。楽しかった。
というわけで印象良く連絡先を交換してその場を後にしたのでした。

しかしそれ以上に驚いたのは彼女、実はそのあと夕方から病院待機番だったらしい。
あれだけ呑んで大丈夫か、ていうか患者が、と思った。
でも酒を目の前にするとつい呑んでしまうってのはちょっと賛同できてしまう。


食事会の後はCirque de SoleieのDralionを観てきました。
それだけ呑んでよくぞ眠らなかった、と思いましたが、眠れるはずがありません。
何故なら、或る意味恐ろしくって観ていられないっていうか
つまりあれだ。高所恐怖症なんですよ。例え自分でなくっても。

それにしても凄く面白いショーでした。
Cirque de Soleie自体は2回目なんだけど。
その中でも本当に面白かったのが『トランポリン』と『エアリアル・パ・ド・ドゥ』。

トランポリンは本当に唖然というか、何で壁を垂直に駆け上がれるのよ、という
とても素直な感想しか出てこなかった。
凄いなぁ、と思う。ダイナミックなのに、浮遊感がある。
壁に吸い寄せられるような感じで、何だかVTRの巻き戻しを観ているような感じでした。そう、まさにそんな感じ。

エアリアル・パ・ド・ドゥはあの有名な布にくるまった演技ですが(身も蓋も無い表現だな)
以前に見たアレグリア2ではこれが無かったので、初めて生で見ることが出来て感動しました。
美しくて、官能的。
そう、その言葉が本当にしっくり来る。
そして演技自体の性質としての危険、緊張感。
全てが相まって、ぞくぞくするような感覚でした。
最後に「別れ」で締めくくるところがにくい演出だな、と思ったのでした。

で、これらの演目のタイトルを調べるために今DralionのHPを見ていたのですが
おかしいな明らかに記憶にない演目がある。
実は寝ていたのだろうか、と思うと酒を呑んだ自分が恨めしくなりそうです。


その後、空気が澄んでいるからという理由で六本木ヒルズの東京シティビューなんぞに行ってみる。
確かに夜景は綺麗だった。特に羽田が圧巻。
別に飛行機オタクではないのだが、連なって着陸する飛行機にいちいち感動していたのでした。
でもそれ以上に度肝を抜かれたのは、ソファーが置いてあるスペースでのこと。
多分ゆったりとした一人掛けのソファーなんだけど、
カップルがこれでもか、とくっついて無理矢理二人掛けをしている。
我々も頑張ってみるか、と思うがあっさり諦め、私が肘掛に座っていたのだが
奥のほうのソファーの動きがどうも変だ。
これでもかっ、てぐらいいちゃいちゃしているのはいいんだけど、女性がほぼ横になっている状態。
そしてその女性の首筋に顔を埋めるような形の男。
ヤってんのか、と思わせるような光景ですが、それ以上に面白かったのは他のカップルの反応です。
負けじといちゃいちゃするのかなぁ、と思いきや結構ドン引きで、
でもみんなそのカップルをちらちらと見ているという反応は素直なものだと思う。
さすがに対抗できないよな、あれには。
と、二人で呟きながら家路に着いたのでした。
それにしても盛りだくさん過ぎる一日でした。



あのひとに会いたい、と思って週末を過ごしていたのだった。
そんなことするから気持ちが大きくなっていくんだ、と自分をなじりたくなる。
解っているけれども止めることができない。
いくら不毛な想いだと知っていても。
あなたへと向かう気持ち。
いつかは消えていく気持ち。
苦しさを抱えながら、それでも
できればその気持ちを失いたくないと思っている私。
やっぱり今はあのひとが好きなのだ。
どうにもならない状況であっても。


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