夢のまた夢 - 2003年05月28日(水) 7階建ての大きな多目的施設。 ロビーは広く階段が3箇所、空中に伸びるように7階まで続く。 壁には綺麗なドレープを描く布がぶら下がり、7階まで吹き抜けになっているロビーの窓の外は青く広がる海。 そして・・・ロビーから何処かに繋がる扉。 扉の中に一人の壮年の男が吸い込まれるように入っていった。 数分後・・・明るい光の入り込むロビーには僕と数人の人と警察官。 扉の奥には地震発生装置を開発した、男が実験の為に立て篭もっていた。 そして・・・男は実験を始めた。 隠れる場所は空中に伸びるように配置された階段の下。 急いで、僕と僕の誰かと飛び込む。 悲劇はこれからだった・・・。 吹き抜けのロビー・・・階上の人が落ちてくる。 まだ逃げ惑うロビーの人の上に、落ちてきた人がぶつかる。 目の前で・・・飛沫を上げながら倒れる人々。 肉が肉を潰す。 僕と僕の人は、恐くて階段下のスペースから出る事が出来ない。 そして、別の階段を見上げれば、踊り場に落ちる人間の衝撃で一部が崩れ始める。 僕は僕の人の手をぎゅっと握った。 何かに惹かれるように、窓の外を見た。 外・・・は海。 水平線が変だ。 僕は僕の人の手を引っ張るようにして、落ちてくる人が居なくなった階段を駆け上がった。 早く、早く上に行かなければ。 4階付近まで階段で上がり、手近にあった天井から垂れ下がる布に飛びついた。 僕の人の手を放さないまま。 窓の外が青く染まる。 ガラスに皹が入る、海水がビルを揺らすようにして入ってきた。 僕と僕の人がぶら下がる布。 一気に僕と僕の人を飛び越えるようにして、海水が襲った。 僕は僕の人の手を放さないように、力を込めた。 僕と僕の人を襲った海水は一瞬にして、引いた。 そして、自分を支えきれなくなった人たちが又、降ってきた。 その人達は・・・何故か虚ろな瞳で微かに微笑みながら落ちていった。 僕は僕の人を握る手を放さずに、その人達を見ていた。 僕はその人達の何人かと目があった。 ゾっとした。 恐かった、僕は僕の人の手を放してその人達の手を取るべきだったのか? そんな事は出来ない。 僕は僕の人の手をもっとぎゅっと握った。 海水が引ききり・・・何人が生き残ったんだろう? 僕と僕の人はそっと、降りた。 もう・・・ロビーを見る勇気はなかった。 僕と僕の人は・・・・・・・・・・・・・・。 暑くて目が覚めた。 そう、夢。 全てが夢。 恐くて、綺麗な夢。 僕には僕の人はいない。 そして、落ちて逝く人々はいない。 あんな、人生を達観してしまったような表情で虚ろな目で微笑みながら僕を見る人はいない。 酷く、疲れた。 時計を見ると、まだ5時前。 もう少し眠れる。 何故かその後見た夢は恐い物ばかり。 一緒にバスケをしていた友達の母親がエイリアンで、いきなり襲い出したり。 そんなんばっか。 何度か目を醒ます。 そして・・・・・・・・・・・・。 1番始めに見た、あの夢。 同じ建物、同じロビー。 だのに、違和感。 ロビーの端に・・・慰霊碑。 そう・・・あの人達の慰霊碑。 何故? 夢が続いていたの? でも、僕の人はいない・・・・・・。 恐い夢は・・・もう・・・終わった? ...
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