ややラーム似の男がフェラチオをする写真。 「フェア・ゲーム」の4を更新しました。どんな話だったかも思い出せない方が多いと思いますので、こうなったらもう読んでくれなんて言いません。放置プレイしてた私が悪い〜のよ〜。 リバプール負けてしまいました。ギグスが抜けたマンUの連勝もストップ。ハーグリーヴスも左足骨折と、あまり(私にとっては)よくない事が続いている最近のフットボールです。あんなに喜んでチェルシーTVを見てるくせにリバプール戦ともなるとリバプールを応援してしまうということは、一番好きなチームはリバプールということでしょうか。今季を見続けておればその答えはおのずと出ることでしょう。 今日はリバプールファンじゃないと嬉しくないかもしれない、ベニテス&リバプール本からの情報の続き。リバプールが後半で3点を取り返し、PK戦の末に劇的な優勝を果たした「イスタンブールの奇跡」。前半0-3で折り返され、選手たち自身が「もうこれでdead endだ」と思ったというCL決勝戦、そのハーフタイムの話が実に面白かったのでご紹介。基本的にこの章は選手、監督、関係者の台詞だけで構成されています。なので、たびたび選手間で発言内容に齟齬がみられるのも面白いです。 3点を取られ、シャビは「ハーフタイムまではまだまだ長いぞ……」と思ったそう(彼は流れを変えるのに前半が早く終了することを願っていた)。 カラガーは家族、サポーターのことを思って申し訳なかったとのこと。決勝はタイトないい試合であるべきだ。それが0-3、内容的にもミランの圧倒的な試合。リバプールという伝統あるチームの名誉がかかってるのに、ばつが悪く恥ずかしかったと。後半で5点差、6点差の試合にしてはいけない、と思っていたそうです。 ジェラードはハーフタイムに入ると、頭に手をやって座っていたとのこと。心がさまよい、すべてがその心を通り過ぎていって、周りのことなど気にしていられなかったそうです。 一方、ミランのガットゥーゾいわく「ハーフタイムに入り、ドレッシングルームへ向かう途中俺は怒っていたんだ。ピルロが休みに入る前に“ナツメグ”(いわゆる股抜きのプレー)をやったのを見たしな。だから皆に言った。そんなのはあってはならないことだ。まだ45分残されてるんだぞって」 後日メディアの中には、ミランの選手は前半終了後、ドレッシングルームで既に祝勝ムードだった、と報じたものもあったらしいのですが、これはトラオレの発言が誤解に誤解を呼んだ結果の誤報だったようで、ミランの選手はもちろん、リバプール選手も「そんなことはありえなかった」と否定しています。プレスの中には「ミランは後半すでに、ユニフォームの下にカンピオーネと書かれたTシャツを着ていた」と報道したものも。ガットゥーゾは「マルディーニやコスタクルタのような偉大な選手がハーフタイム中に喜んだ? まったく侮辱もいいところだ」と語っています。逆にミランのハーフタイムにおいて、アンチェロッティ監督は不安だと発言したそうです。カラガーも「ACミランは世界で最も偉大でプロフェッショナリズムに満ち溢れたチームであり、だからこそ俺は尊敬しているんだ。彼らがハーフタイム中に祝勝ムードだったはずがない」と言っています。ミランの選手たちの中には、こうした報道は「敗北以上に堪えた」と言っている者も。 話は戻り、リバプールサイド。 ラファエル・ベニテス監督はドレッシングルームへ引き上げながら、英語でのスピーチの練習をしていました。彼は大声で怒鳴ったりミスをした選手を怒ったりできるほど、非論理的な人間ではありませんでした。彼は感情的になるよりも緻密な計算が得意でした。外国語で選手に伝えるメッセージにおいて、今日この日のメッセージほど重要で間違ってはならないものはない、と彼は考えていたのです。ベニテスは後日、リバプールのパブに人々が彼の「ハーフタイムのスピーチ」を印刷して貼っているのを見たが、彼自身正確なことは覚えていなかったにせよ、当たらずも遠からずだった、と言っています。 ベニテスは声を荒げるようなことはせず、世界中サポータや家族のことを考えるようにと言ったそうです。ハーフタイムが終わったら、顔を上げてピッチに戻るようにと。俯いて戻ってはいけない。お前たちにはリバプールの選手としての責任があり、ピッチに戻るときには堂々と顔を上げて戻るように。彼は一点を取れば、すべてが変わるとも言いました(とりあえずジュリア・ロバーツ云々に関しては、この本の中では言及されていません)。 シャビは前向きだったと言います。皆落ち込んでいたが彼は"why not?"と思っていたそうです。まだ45分もあるわけです。 ハーフタイム中、ベニテスはトラオレをベンチに下がらせる決定を下します。トラオレはスパイクを脱ぎ捨て、シャワールームへ向かいます。ですが彼と入れ違いにフィジオがやって、監督に言いました。 「フィナンは怪我をしてる。後半は無理です」 フィナンは動揺して叫んだといいます。「俺はやれますよ、ボス! 怪我は試合の前のもので、でも前半はやれたんです!」 しかしベニテスはフィナンを交代させ、トラオレにプレーを続行させる決断を下さざるを得ません。カラガーいわく、「あの時は監督よりもフィジオの方が大きな役割を果たした」。 彼らは大幅な変更を迫られており、こうしたやりとりは休憩の最初の4,5分の間の出来事だったそうです。スミシャーはハーフタイムを振り返って話します。「あの時間はカオスだったね。俺は“どーすりゃいいんです、ボス? ワイドに攻めますかね? 俺は右サイドに入りゃいいんですか?” ときいたんだ。その時俺たちは、ボスがホワイトボードに書き込んだ後半の布陣を見て気づいた。ピッチに12人もいる!」 パコ・ヘレイラはフィナンの面倒見役だったそうです。フィナンはとても動揺しており、落ち着かせる必要があったとのこと。ヘレイラは選手たちを元気付けるために、オリンピアコス戦の話をしました。あの試合では後半で3点を取って勝った。なぜ今夜はそれができないというんだ? すると選手たちはひとり、またひとりとお互いを鼓舞し励ましあう言葉を口にし、立ち上がっていったそうです。 ベニテスいわく「いつもはカラガーか、ジェラードか、シャビが“Come on, boys!”と声を出すのだが、あの時は彼らの誰でもなかった。他の選手がはじめ、ひとりひとりが奮い立っていった」 ピッチに出ると、リバプールのファンのYNWAの合唱が聴こえてきたといいます。ハマンは彼らの歌はいつもと違って弱気に聴こえたといっていますが、プレスボックスにいたリバプールのある記者によれば、「リバプールのファンは前半で泣いていた。“おれはマルディーニがカップを掲げるのも最後まで見届けるぞ……”と誰かが言った。彼らはチームのためなら世界中どこへでも行く“ダイ・ハード”なファンだったが、ハーフタイムに入ると、もう見ていられないとばかりに出て行った。だが、後半が始まる前に彼らは戻ってきたのだ。そして、YNWAを歌い始めた」 コーチ陣のひとりパコ・アジェスタランは「有名なカタロニア語の表現に“バルセロナはただのチームどころじゃない”というものがあるが、私に言わせれば“リバプールファンはただのファンどころじゃない”ということだ」といいます。 スタンドや自宅、パブで試合を観戦していたリバプールにゆかりのある人々の反応もさまざまでした。 デイヴィッド・ムーアは「ファンの気持ちを思った」と言い、後半で頑張ることを期待したとのこと。別の元選手(忘れた)は見ていられず、具合が悪くなったほどで、辱められてる気分だったそうです。 ケニー・ダルグリッシュはパブで前半を見ていたものの、後半は自宅で見るために帰宅。元リバプールの選手/コーチのサミー・リーはイングランド代表がキャンプを張るシカゴにいましたが、まだ後半がある、あいつらは絶対にやってくれるとイングランドの関係者に言ったそうです。 さて後半ピッチに戻ってきたガットゥーゾがファンに向かって拳を振り上げた姿を、大勢が目撃しています。チームメートも勝利のサインだとみなし、「すでに勝ったも同然の態度を取られても仕方がなかった」とカラガー。ネスタはボールをキープすることを主張するガットゥーゾに「落ち着け」と言ったそうですが、ガットゥーゾの言い分は少し違います。 ガットゥーゾ「ピッチに戻った時、空気がいっぺんしているのがわかった。イタリアのファンはイギリスのファンとは全然違った。彼らはメンタリティにおいて大きく違う。だから俺はファンに眼を覚ませとジェスチャーしたんだ。あれは勝利のサインなんかじゃなかった。俺たちのファンは歌ってなかったんだ! 俺たちは3点差で勝ってるのに、聴こえてくるのは"You'll never walk alone"だけだった」 レンジャーズにいたこともあるガットゥーゾは、イングランド人の粘り強さをよくわかっていたのかもしれません。 さてこの空気の中、ジェラードが起死回生の一点目をあげた瞬間から彼らの心境がどう変化していったのか、続きを読むのが楽しみです。 明日は友人と定山渓の温泉へ行きます。帰ってきたら夜はマンU戦だ! しかしながら(今の勢いなら)勝つものと思っていたこの試合、負けたとなると観戦の喜びも減少。翌日のチェルシーvsリバプールもしかり。 マイアミバイス、Xメンと珍しく劇場で見たい映画が上映中なのに、行けていません。 最後にちょっとすてきなルイス・ガルシア。
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