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2006年06月15日(木) エンジェルズ・イン・アメリカ



現在スーパーチャンネルで放送しているHBOドラマ、「エンジェルズ・イン・アメリカ」をご覧になってる方はどのくらいいるでしょうか。先日1&2話の放送を見てはまってしまい、DVDを借りて6話(完結)まで一気に見てしまいました。おもしろい!


宗教と政治とゲイが別々のものだとするなら、これは宗教と政治とゲイを扱った物語です(とはいえ、もちろんこれは愛と変化についての話です)。「クローサー」の監督。展開される政治論や宗教観も面白いけど、何より私が夢中になってしまったのは、登場する男が誰も彼も、男とのセックスを夢見ているという点! 物語のストーリーラインは最初は3パートに分かれていますが、それが途中から絡み合って一本のストリームになります。ゲイのカップル、モルモン教徒同士の夫婦、そして共和党派のモラルの欠片もない大物弁護士。敬虔なモルモン教徒のジョーは物心ついた時から男が好きだったけど、罪の意識に耐えられず結婚(それもはみ出し者の女の子ハーパーを救いたい気持ちから)し、自分のホモセクシャリティを受け入れられずにいるハンサムな裁判書記官。アル・パチーノ演じる弁護士ロイ・コーンは、自分は「非力なマイノリティ」の同性愛者ではなく、「ただ男とも寝る男」と豪語するエイズ患者。フーヴァーの坊やだったとまで言い出す。つまり全員がホモセクシャル。でもこれはゲイばかりを視聴対象にしたドラマではなく、女性キャラをメリル・ストリープやエマ・トンプソンが一人二役、三役演じるところなども見所です。メリル・ストリープは1話でユダヤ人ラビの男性を演じているのですが、全然気づきませんでした。彼女も年をとったなという感じ。相変わらず素敵ですが。
個人的には、口幅ったいルイスを見てると「アイタタタ…」という瞬間も。ルイスの主張に共感しながら、彼に対する周りの態度や発言にどきっとさせられました。ジョーの「この世界が完璧じゃないことが不満なんだな? 不完全さを受け入れろよ!」という台詞や、あのナース(名前忘れた)の「あんたは“大局”ばかり見てるのが好きね。あんたの恋人はアメリカよ。自由をあまりに高いところに掲げすぎて、誰の手にも届かない」などなど、堪える台詞が多々ありました。アル・パチーノが殴られそうになりながら叫んだ「ルールを破れ、ジョー! 数ある法律の中から破れるものを探せ!」も最高。ここずっとアル・パチーノってこういうキャラが板についてますよね。野心的で生き様の見苦しい手に負えないおやじ。でも人間臭くて魅力的。さりげない台詞ですが、プライヤーの近世の祖先が、キスをし合うプライヤーとルイスを見ながら、「20世紀……我らの世界は年をとった、年を」とつぶやくシーンも、ちょうど先日SFUを見ている時に父親と口論したので、じーんときました(爆)。
たぶんスーパーチャンネルはもう何度か全話放送済みだと思うんですが、ちょっとラストのネタバレを。ラストエピソードでのプライヤーの神への暴言は素晴らしい〜。エイズに冒されている歯に衣着せぬ物言いの美形のオネエ、プライヤー役のジャスティン・カークはゲイの間でも人気になったみたいですが、彼が現れた天使にしがみついて「祝福するまで離さないぞ!」と脅しをかけるシーンは見応えあり!

ジョーとルイスの最初のラブシーンも素敵。コロンの種類をたずねて、「ストレートの男の子って感じだな」という台詞! セントラルパークのシーンは爆笑。あの髭男はジャスティン・カークが二役演じてるんですよね。

たぶん、シックス・フィート・アンダーが好きな方ならエンジェルズ・イン・アメリカも好きなのでは。もう少し政治臭いですけどね。音楽もとってもいいです。

ところで婦人科の内診でもまったく異常なし、とのこと(ガン検診の結果は後日でますが)。これは腸に問題ありかな〜。ただの便秘だといいのですが、来月、大腸検査の予定です。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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