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2006年04月17日(月) ハードナイト

これは二日前に書いたものに、時々後日加筆してます。

みなさん、こんにちは。こちらはイースター・サンデーです。今日は特別な日なのでご馳走を食べられるそうですが、昨日イースターエッグを作るとかいう話をしてたので、卵に絵を描くかもしれません。その他に、SFでは百年前の4月18日に人、建造物ともに大きな被害をもたらした大地震があり、そのため書店や図書館では写真展や当時の写真集などが宣伝されています。地下鉄も、18日は私の住む地区からダウンタウンまでは特別に朝の三時から運行する、というアナウンスが流れていました。
イースターの今日はカストロ地区を仮装したゲイがのし歩いていて華やかでした。ハンサムでマッチョな男が頭にうさみみをつけて、恋人と手を繋いで歩いてましたよ。

ここからはちょっと過激なナイトライフの話です。きわどい話になるので、そんな気分じゃない方はどうぞスルーを。

そんなことより、私にとってイースターはかなり罪深いものになってました。もし昨日イエスが復活してたら、間違いなく私は神の左側に振り分けられていたことでしょう。海外ではそこそこいろんなことを体験してきたけど、昨日のは強烈でした。
私は昨日、アリの隣の部屋に移ったので彼女といろんなことを話しました。昨夜で私たちはいい友達になりました。
昨夜ご飯を食べた後、アリがドレスアップしてたので「どこのお姫さまかと思ったよ」と言ったら、「今晩一緒に出かけない?」というので、急のことでしたがゲイバーにでも連れてってくれるのかと思い、出かけることにしました。ところがゲイバーなんかじゃなかった。後でアリにあれはどこだったのか訊こうと思いますが、SFのどっかのあやしげな店。入り口にはボディガードが立ってIDをチェックしており、入場料はいるのかと訊くと女性とアリのようなトランスセクシャルは10ドルだと。平たくいえば、そこはセックスクラブでした。シックス・フィート・アンダーでいえば、ブレンダが友達と訪れたああいう感じのクラブ! フロアは四つで、電話もカメラも駄目。中は暗くブラックライトに白色が照らし出されていて、テクノやクラブミュージックが流れ、お香みたいなのが焚かれて、一部の場所はやけにスモーキーでした。そこらじゅうにテレビモニタがあり、ポルノビデオが流れてました。普段は一階がヘテロ、二階がトランスセクシャル、三階がバイで、四階がゲイと別れてるみたいですが、昨日はミックスだったそうです。アリは私の手を引っ張ってゲイのフロアに連れてってくれたんですが、残念ながら昨日はミックスだったのでゲイはいませんでした。
それにしてもアリは! 白いドレスを着て、クラブにはたくさんきれいなトランスセクシャルや女性がいましたけど、アリは最高にきれいな子のひとりでした。アリは私とずっと手を繋いで歩くのですが、行く先々で男たちが彼女を誘惑して、追っかけてきます。どんな男も彼女に夢中。男たちは五分もアリを放っときません。彼女があまりに魅力的なので、私なんか誰も眼中にないとしても惨めな気持ちになったりはしませんでしたが、アリは男で、ペニスもある。彼女に連れまわされてる私は女だけど、アリばっか追っかけてまったくこの男たちはどうなってんの、と思わなかったといえば嘘になりますよ(笑)! アリは「今夜誰か素敵な人が見つけられたら、どうなってもいいと思ってるの」と言うので、一時彼女と別れ、私はゲイフロアに行きました。皆そこらじゅうのソファやベッドでおっぱじめてるし、半裸の男は当然、中には素っ裸で歩き回ったり、扱きながら歩き回ったりしてる奴らもいるし、一歩でも足をとめたら誰かが声をかけてきます。でも皆ルールに則っていて、女がnoと言えばそれ以上のことは起こりません。だから怖い思いはしません。そのうちまな板ショーみたいのがはじめって、私もそのショーを見たんですが、昨日の夜は特別な夜なので、クラブに来たカップルが名簿順に呼ばれてステージの上に75秒だけ上がり、セックスを観客に見せるというのをやってました。中にはトランスセクシャル同士もいましたが、ステージに呼ばれて上がってくようなカップルは皆クレイジーでしたね。服を脱いだら亀甲縛りだったりと。フェラチオあり、フィストファックあり。最後に司会者が「もうお開きにするけど、その前に女同士、男同士のカップルを受け付けるよ。どう?」とききましたが、残念ながら立候補者はいませんでした。
 その後アリと合流したんですが、ゲイフロアでアリは素敵なイタリア人を発掘してセックスしに行く感じだったんで、私は残ってゲイビデオを見てました。この瞬間が一番面白かった。なぜかというと、女一人がビデオを見てると思って男たちが寄ってきて私の隣なんかに座るんですが、流れてるビデオはゲイセックスだとわかって、気まずそうにするんですよ! 笑いを抑えるのに必死でした。私はすまし顔でいかした男が男を掘ってるシーンを見てるんですけど、私の横では私の顔を見て男が扱きだすわけです。こっちを見てくれないかと期待して。そこで私が彼らに「ここにはゲイセックスを見るために来たの。あなたはゲイ?」ときくと、たいていの男はまごついて、よくても「そうだよ」と下手な嘘をついてから、しばらく留まった後、去っていくというわけです。これがここでは一番の撃退法でした! ところがそのうち、白人の男がやってきて隣に座ったんですが、この撃退法を試したところ、即座に「ゲイだよ」と答えてきて、「君、ゲイのこれが好きなの?」と訊いてきました。アリが戻ってきて私の隣に座ったんですが、彼女はさっきとは別の男と一緒でした。アリはそこらじゅうの友達や出会ったばかりの男に「彼女はゲイの小説を書くためにこの町にきたの」と言いふらしてくれてたのですが、アリと一緒に現れた白人の男がまたけっこう美形で、しかも筋肉質な肉体がわかるようなセクシーなシャツに黒いレザーパンツを履いてました。「見て、見て」と言ってアリは私の隣で彼のペニスをしゃぶり出す始末。……私もふたりのディックを握ったことだけは告白しておきますよ! こいつで男を掘ってるのかと思うと羨ましくて仕方がなかった(笑)。
最初の男の顔が暗くて全然見えなかったとアリに言ったら「勿体無いわね! 彼ハンサムだったのに!」と言ってました。クソ!
その後もアリは黒人のハンサムな男の子を見つけて誘ってくれるのを待ってましたが、ターゲットを見つけたらこっちから何もしなくても待ってるだけで手に入るなんて、アリはなんて恵まれてるんだろ! でも彼女は、自分が中東から来たということを告白するのはためらいがあるみたいです。彼女にサラート(日に五回のイスラムの祈り)をするのか、ときいたら、彼女は元気を無くして「しない……私は悪い子だから」と言ってました。彼女は出身国(カタール)を誰にも語りません。カタールは厳格なイスラム教徒の国とのこと。厳格で有名なサウジアラビアの隣の国ですしね。彼女がいつも自分はヨルダンの国出身だと嘘を言ってるのは、たぶんヨルダンが中東においては最も民主化された、リベラルな気風の国だからでしょう。
その黒人の男の子がアリに話しかけてきて、ふたりが物陰に行ってる間、私は彼の友達とソファに座ってたんですが、私にその気がないとわかるとその子は黙って座ってました。ここへは初めて来たんだ、と言うので「彼女(アリ)が男だって、知ってる?」ときくと、すごく戸惑って、「い、いや……し、知らなかった」。するとすぐに、友達が深刻な顔をして物陰から戻ってきたので、私たちは爆笑でした。
アリに、相手にあなたが男だって、事前に確認するのかきいたところ、「もちろんよ! 知らないでベッドインしたら、私殺されるかもしれないわ」とのこと。
ところで女になりたいアリ。逞しい男同士のセックスは好きかときいたところ、耳打ちして「内緒だけど、好き」と言ってました。ようはアリは、ペニスが好きなわけだ。クラブのショップでアリがlubeを見て「これ何」というので教えてあげてから、アナルセックスはしないのかときくと、「もちろんやるわよ! 後でディルドーを見せてあげる」と言って、帰ってから見せてくれました。アヌスの拡張器も見せてくれましたよ。必要なら貸すわよと真面目な顔で言われました。ははは。
で、実はアリは、セックスではトップもボトムもどっちもこなすそうで、ペニスは切りたくないんだとのこと。ビッグママと皆で食事してる時(アリは不在だった)、アリはペニスを切りたいのよ、信じられる? とビッグママが話してましたが、どうやらそうじゃないらしい。
アリは百回もバスルームに行って鏡で自分を確認します。トイレに入ったらドラッグの後がありました。まあ私も随分なところに来たもんだなと思いつつ用を足し、明日の朝になってすべてを後悔することにならなきゃいいけど、ブレンダみたいに! と考えてました。
結局後悔するようなことにはなりませんでしたが、本当に後悔したのは、その翌日だった!
帰り際、アリの友達のトランスセクシャルの人と話しましたが、SFにはゲイのバス(サウナ)が一箇所あるわよというので、女は入れないでしょと言うと、普段はだめだけど、マネージャーにあなたがゲイについて書こうとしてる新聞記者だと言えば、入れてくれるかも、と言っていました。私はいつのまにか新聞記者に転職したようです。見たいけどさすがにバスまでは行けないですね。

翌日はアリに連れられて、女はなかなか入れないゲイスポットへ行きました。残念ながらそこでは生本番のセックスは見れませんでしたが、セクシーなゲイの男たちが裸で客の男たちに奉仕してる姿を見ることができました。そしてなんといっても刺激的だったのは、シャワーを浴びてるシーンを見れるコーナー! 彼らは私が女でもちゃんとサービスしてくれました。もちろん、札を何枚か突っ込んでやったからですけどね! 先に書いたように、私が何に後悔したかというと、言うまでもなく、散 財 に です。

そんなこんなな体験については、またいずれ。この街に残ってたら多分、小説を書かずにはいられません。グラシアやアリは素敵な人たちだし(アリはやや問題ありですが)、残りたい……でも、一ヶ月も経ったら帰りたいと思うかな。その頃まだ生きてればだけど!

今隣に座ってた女性と男性のカップル、男性だと思ってた方は女性だったんだ。気付かなかった。レズビアンのカップルの男役だったんだ。あんなにナチュラルに男に見える女性もいるんだな。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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