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2004年12月24日(金) 懲邪のアンハッピーエンドな秀作fic

クリスマスイヴですね。そんなクリスマスイヴに、nakiaの
救いのない懲邪ficを紹介せねばならんとは。
Publicity

もーーーーーこのfic! 好き! 好き! perfect!!!
以前もこの日記で紹介したシリーズのラストなのですが、なんと、
アンハッピーエンディングなのでした。それも、かなり救いのない終わり方。
でも、好き……。「頼むから続きを書いて」という書き込みが
続いていますが、ご本人はそういう気はあまりないようです。

このシリーズのラストを紹介するなら、結局紹介できずにいた
三作目のことを書かねばだめですね。
Domesticity

思えばこの時点で、このシリーズの懲邪には明るい未来はなかったのか…。
ざっと内容を書きますが、nakiaの英語は難しいので、曖昧なとこは
飛ばします。


「ピッツァかチャイニーズか」ジャレッドはダレすぎていて、食事を作る
気にはなれなかった。たとえ冷蔵庫に入っているのが、ランチョンミート
と半分悪くなった野菜だけだったとしてもだ。彼は膝の上のボロい90セントの
ノートをコーヒーテーブルに投げ、髪の毛とペンを耳にかけた。
もうほとんど一時間、カウチの角に座り、心に浮かんだものはなんでも
落書きし、それらに何かリリカルな意味づけをしようとしていた。

「Huh? ああ、食べ物か。家で済まそうぜ、な?」

「ここには何もない」ジャレッドは説明した。「ずっと忙しすぎてスーパー
に行ってないから」

(中略)

「なら、何か買いに行くか。ここに一日中座ってるなんて、ちょっと
外出恐怖症みたいだよな。歩こうぜ」

「出不精かな、俺たち?」ジャレッドは黒いシューズを履くために前屈
しながら笑った。紐を解かずに左足をスニーカーに押し込んでもう一度
座りなおした時、コリンは奇妙な顔で彼を見つめていた。ジャレッドは
停止し、足を下ろした。

「お前、俺が怖いからってずっと家にいると思ってないだろうな」
「そんな意味じゃない」ジャレッドは言った。「それにもしそうだと
しても、俺には関係ない。それに、お前はゲイじゃないんだし」
「俺は休暇をつぎ込んで、お前とファックするために国を跨いでここへ
来てるんだぜ。となると少なくとも俺はバイの資格はあるわけだよな。
だが、それはまた別の話だ」

「何だよ、正確に、その話ってのは」

「お前は、俺が遊びでお前とファックしてると思ってるってことだ。そう
思ってんじゃないのか、どうだ?」
コリンが熱心に前屈みになると、髪が彼の眼にかかった。
恋人がもう片方の靴を履こうとするのを見て、唇が強張った。
ジャレッドの顔は、不揃いの髪に隠れていた。

「他に」彼は姿勢をまっすぐにして言った。「俺がどう考えてる
と思うんだ?」

そして彼は立ち上がり、コリンに手を差し出した。コリンは突然会話が
打ち切られたことにショックを受けたが、ジャレッドの眼は、彼に
もうこの話を持ち出すのはやめろと言っていた。コリンは、重たい溜め息をついた。そしてジャレッドの手を借りて立ち上がると、カウチのまわりで
自分の靴を探した。彼らはジャレッドがドアの鍵をしめ、、エレベーター
ホールへ行くまで静かだった。
エレベーターのドアが開くと、中には一人、階下へ行く人物がいるだけだった。
コリンは自分の指に指が絡みつくのを感じた。彼は強く握り返し、
片割れを見たが、ジャレッドは平然と、無頓着なように見えた。
ドアが閉じ、外の空気が彼らを包み込むと、ジャレッドは徐々に
手に力を込めた。

屋外の空気は穏やかな冬の冷気で清々しく、彼らの息は凍えた。歩くことで
二人は暖かくなったが、快活に歩いていると、時々人々が
今目にしたものは確かに彼らだろうかと、驚きなががら振り向いた。
だが、誰も彼らの邪魔はしなかった。
誰かに、二人の間の了解済みの沈黙を邪魔させないようにと、
コリンは少なくとも、ちょっと怖く見えるように試みた。



この後スーパーにて、新聞のことでギャグを言うジャレッド。
コリンはちょっと大声で笑いすぎて、年配の女性が振り返ったので
自粛する。


「何が食べたい」ジャレッドは尋ねた。恋人の顔が思案する表情を
作ったので、「俺の調理能力の範囲でだけどな」と彼は修正した。

「お湯は沸かせるのか?」コリンが尋ねると、ジャレッドは睨んだ。
「それ以外で、何かあるか」


この後、知っている店員に「この男はトラブルだぞ、ジャレッド、
気をつけろ」と注意され、爆笑する二人。


「競争だ」コリンは言い、ジャレッドに今何と言ったのか尋ねる間も
与えず既に走り出していた。彼は黒髪の二人の女の子の間を割くように
走り出し、彼女たちの向こうに消えた。

「ヘイ!」ジャレッドはくすくす笑う女の子たちを迂回すると後を追い、
地下鉄の駅からビジネスマンの波が押し寄せてきた時、片割れの男を
見失わないように懸命になった。
途中で誰かにぶつかった時、舌打ちが聞こえたので、彼は半分振り向いて
謝罪した。

「クソオカマが」

彼はそれを耳にし、突然立ち止まった。気分が悪かった。スーパーの
プラスティックのバックは指に食い込んで、痛い。彼はコリンが待っている
アパートメントの入口まで駆けていった。

「何があったんだ」ガラスのドアを開けてロビーへ入りながら、コリンが
呟いた。エレベーターは長い時間下りてこなかった。

「なにも」ジャレッドは答えた。顔を顰め、右肩を前方に垂らし、
「Cramp(重たい、辛いって意味か)」

「そうか(Mm)」

ドアが閉まった途端、ジャレッドはバッグを落とした――トマトソース
は恐らく押し潰され、ブリキ缶はタイルの上でカランと鳴り――
ジャレッドはコリンを掴んだ。唇を噛まれ、唇を割られて熱い疼きを
覚え、彼はジャレッドの首の後ろを掴み、同じ熱心さで突然のキスに
応えた。コリンはいつだって性交には備えがある。
(ここはちょっと文字化けが多くて曖昧)


彼らは家に戻って食事を作ります。キッチンは滅茶苦茶になりますが、
ディナーを用意します。
「ロマンチック」とジャレッドは食べ物を頬張りながら言います。
ボブ・マーレイのような音楽がラジオから流れています。
「これを俺たちの記念日にはできないよな」コリンは冷笑し、ジャレッドは
鼻を鳴らしますが、どこか重たい空気が流れ、居心地悪い沈黙が。


「本気なのか」ジャレッドはフォークを皿の端に置き、ついに尋ねた。
コリンは彼をしばし見つめた。

「ああ、ああ俺はな。笑ったりするなよ……」コリンは深く息をついて
頭を垂れ、皿にナイフをおくと、陶器の上で、銀の食器が虚しい金切り声を
上げた。今夜二度目、ジャレッドの手は意図せずもう片方の手をつかみ、
爪があまり長すぎて、肌はぶす色に変わった。
「お前は俺を……あー、ジーザス、ファッキン、クライスト。
こんなシミったれた戯言は女に言うのさえたまらねえのに……お前だ。
お前は、俺が馬鹿馬鹿しいことを喋り始めたら、殺すだろ、そうじゃ
ないか」

「おとぎ話のロマンスに堪えられたことはないね」ジャレッドは言い、
皿を押しやった。二人は近づき、寄り添った。

コリンの手はジャレッドの髪に伸び、そしてジャレッドの頭は、片方の
側に垂れ、コリンの唇を許した。
「お前は俺に実感させてくれる(You make me real)」コリンは呟き、
手はジャレッドのシャツの前を這い上がった。彼の指はジャレッドの
暖かい腹の上で踊り、背中に回った。ジャレッドの指はコリンの肩と首の
張り詰めた筋肉を解し、引き寄せた。緊張が和らぐと、コリンは目を閉じた。
「お前は、人生がどんなに短いかってことを思い出させてくれる」
まるで、脳と口の間で最終チェックがおこなわれていないかのように、
言葉はあふれ出し、彼は続けた。あまりナイーヴに聞こえなければ
いいと思う間もなかった。「クソ、俺じゃない他の誰かを装うことなんかより、
もっと人生には他に何かあるはずだぜ。俺は、俺が、お前といる時。
ただ、コリン・フ ァレルじゃなくてな、わかるだろ……俺だ。
妙ちくりんなことを言ったって、背を向けるんじゃねえぞ」

「俺はここにいる。そうだろ」ジャレッドは笑った。彼の声は柔らかく
なった。「お前の言ってること、アホみたいだぜ」
「知ってる。だけどいいんだ」
「俺もさ」ジャレッドは言った。

「最後には、うまくいったよな」コリンは、ジャレッドが息が出来ないほど強く
彼にへばりついていた。コリンの強さは時々ジャレッドを圧倒した。
コリンは恐れている。ジャレッドは気づいた。そして、おかしな話だが、
彼の胃はむかついて捩れた。彼もその通りだ。ジャレッドも、とてつもなく
恐れていた。

おわり


前にこれを訳そうと思って、あまりの難しさに手に負えないと思い、
スキップしたので、今回もけっこうすっ飛ばしたり意訳したりしました。
You make me realってどう訳すんだろうか。すごくいい台詞なだけに、
難しいですよね。「俺自身でいられる」とか、どうだろう。

コリンの方がジャレッドとの付き合いに対して真剣だというのが
いいですよね〜。町で、「クソオカマ」と罵られて傷つきながらも、
そのことをコリンに言わないジャレッドなんかも、すごくリアルです。

そして、やと、次のラストエピソード。

Title: Publicity

カメラのフラッシュはジャレッドの腹の奥で花火を散らした。
突然のパニックが彼の背骨を這い上がってきた。彼は自分を掴むコリン
を押しのけ、カメラを探したが、どこにもなかった。
彼らはゴミの甘い匂いが漂う路地の夜闇の中で、また二人きりになった。
なにか刺激臭を放つものが近くの壜の中で腐敗しているようだが、
さっと身を離した時、ふたりのどちらも臭いのことなど考えていなかった。

ジャレッドの唇はコリンのキスのせいでまだ赤く、彼の指先はまだ
じーんとしていた。

「クソ」コリンは言った。「クソ、クソ、クソ」
「家に戻ってからにすべきだって、俺は言ったよな」ジャレッドは小声で
ヒスった。心臓はずきずき脈打っている。誰であれ激写した奴はずっと
前に消えただろうが、彼の眼はまだ夜明けの薄明かりの中を、希望に縋って
探っていた。リポーターか、旅行者か、もしカメラマンなら二人のことを
知っていたかすらわからない。
「クソ、もういい」コリンは言い放ち、もう何も言わず路地を後にした。
ジャレッドは、苛立ちで唇を白くし、きつく言い過ぎたことを後悔して、
彼の後を追った。コリンの手首を掴みたかったが、そうはしなかった。

「コル」
「もうよせ。お前の家に戻ってからお前と顔を合わせる」
「もちろんそうするよな」ジャレッドは、コリンが歩くペースを速めると
小声で唸った。「お前にはホテルの部屋ってもんがないんだからな」

コリンはこたえず、ジャレッドは彼が真っ直ぐ歩いていくと、左に曲がった。
もし長い回り道をしたければ、コリンはそうするだろう。帰ってくる前
に煙草を吸うのもいいだろう。

今彼の不安を怒りが染め、ジャレッドは大股になり、唇を噛み締め、
真夜中のクラブ好きと酔っ払ったティーンの間をすり抜け、アパートメント
のロビーに入った。エレベーターが到着するまで長い時間がかかったが、
ありがたいことに彼が中に入ると誰もおらず、白い3のボタンを
人差し指で押した。オレンジっぽい光が3の後ろで光り、ジャレッドは
強く押しすぎたことで走った関節の鋭い痛みにたじろいだ。

ホールに飛び出すと、彼とは反対の棟に住んでいる年配の女性を脅かしたが、
腹を立てている彼女を無視して、ドアをバタンと閉めた。

「ちくしょう」コートを脱ぎながら呟いた。12月は11月よりもずっと
寒くて、コートと一緒にスカーフを着ていた。黒い布を
カウチの背に投げ捨てると、それは床に垂れた。

キッチンで、コーヒーポットを火にかけ、彼は胸の前で腕を組んだ。
爪がシャツを通して腕に食い込んだ。

彼はドアが二度目にバタンといい、スペアキーがサイドテーブルに
がちゃんとぶつかる音を聞いた。コリンは独り言を呟き、キッチンを
回避してベッドルームに向かった。コーヒーポットがまだ沸騰していない
のをちらりと見て、ジャレッドは男を追っていき、彼がうつぶせになって
寝転がり、ベッドから腕を投げ出しているのを見た。
シーツとコンフォーターはまだ昨夜の一暴れのせいで皺になったままだ。
そしてコリンは、深呼吸した。

ジャレッドはドア枠に寄りかかり、唇に自然に笑みを浮かべていた。
コリンは何か呟き、寝返りを打った。

「シーツからお前の匂いがする」彼は言い、両手を差し出した。
それは謝罪に近いもので、ジャレッドはコリンの隣のマットレスまで
這っていき、コリンは彼の肩に腕を回した。彼はジャレッドの肩に顔を
埋め、背中を撫でた。
「明日、俺たちは新聞で自分たちを見ることになるぜ、言っておくがな」
コリンは唸り、ジャレッドを噛んだ。

「オー、クソ喰らえ! なあ、コル。たぶんあれは、きっとただの……
知らないけどよ。たぶん十代の女の子だぜ、彼らがどうするか知ってるか?」
「何言ってる、ジャレ、お前は俺と同じくらい、そんなのはクソだって
知ってるはずだ。ナショナル・インクワイアラーはあの写真に何百って
額をどんな奴に対してであれ払うだろうよ。それにアレキサンダーの
直後だぜ? クライスト、危機的状況だ」

「ナショナル・インクワイラーなんて、クソだぜ」ジャレッドは笑った。
「ああそれに、莫大な支持者がいるんだ」コリンは言い返し、身体を
離した。静かになり、楽しそうな様子が消えたジャレッドを、コリンは
じっと見下ろした。彼は相手の鋭い視線の前で萎縮したかったが、
ただ断固として見つめ返した。
「ジャレッド、お前と俺は、公式にオカマ野郎になろうとしてるんだぜ」

「気にするのか」
「俺の広報担当は気にするだろうよ」

「俺は」ジャレッドは座りなおし、言い直した。「お前は気にするのかと言ったんだ」
コリンは静かになり、部屋を歩き回るためにベッドから立ち上がった。
ジャレッドは待った。彼の胃は沈み、コリンも同じくらい惨めに見えた。

「俺たちは、この……関係を始めた時から、うまくいきっこないって
知ってたよな」彼は言った。そしてベッドに再び沈み、絶え間なく足を
叩き続けた。「俺たちの両方とも、知ってた。絶対にうまくいくわけがないと……
たとえこいつが……わかるだろ、正常なことでも、ファッキン・ヘル」

「お前は俺に、本気だって言ったよな」
「本気だったさ! チクショウ! こいつは俺とお前なんかには、手に負えねえんだよ!」

「で、どうなんだ」ジャレッドは唸った。「どんな感じだよ? この
クソッタレが。どうだってんだ? たぶん皆、お前は別の人間だって
考え始めるんだろうな、お前はでも、そうだろ? 事実だぜ。だからなんだ?
お前はお呼び出ないディナーパーティーで、この四ヶ月会わなかった奴らに
捨てられるhot shit になるんだろうよ。だからなんだ? お前がプレミアの
レッドカーペットで、ゲロを吐いたとして、それと同じことじゃないか?」

「それとは違う」
「"いつだって"違うんだよな。ファック。ジーザス、ファッキン・クライスト」

「違う、ただ……ジャレッド、俺たちはこいつをうまくやり遂せようとした。
そう努力してきた。だけど、世界はそんなこと望んじゃいない。世界の
残りの連中にとって、俺たちは単なるオカマなんだよ」

「気にするのか?」ジャレッドその答えを知っていた――それは、コリンの
動揺する顔に描かれている。

「俺は……お前を、気にしてるんだ。わかるだろ」コリンは呟いた。
彼は神経質そうに膝の上で指を動かした。

「お前はクソッタレの臆病者だ」

「黙れ、ジャレッド。お前には……たぶんタマがあるんだろうよ。
そう言えるだけのな。だが、俺は違う。俺にはこいつのせいで吹き飛んじまう
でかいチャンスが待ってるんだ」
「よくわかった」
「いや、お前はわかってない」
「……ああ、わかってない。俺はわかってない」声がひび割れ
ないようにするのが難しかったが、おおよそ、ジャレッドは成功した。
だが、コリンはいつも彼の気持ちを読むことに長けていた。
彼の混乱を和らげるために、手を握った。

「お前には戻れる音楽がある」コリンは説明した。意味をなすかどうかは
わからなかったが。ジャレッドはただ頷いた。「俺はな、前にあのたわ言を言った時、
嘘は言ってない。こんなことが起きるなんて、予想もしてなかったんだ」

「たぶんお前は、ここを出ていって、ホテルの部屋を取った方がいい、コル。
食器棚の左の二番目の棚に、電話帳があると思う。もし見つけられ
なかったら言ってくれ。このあたりのどこかにシェラトンがあるから」

「ああ」コリンは言い、部屋を出て行く前に最後に一度、ジャレッドの
手を強く握った。

ジャレッドは寝転がり、天井を凝視した。白くて無味乾燥。彼はコリンが
キッチンで物音を立てるのを聞き、棚の戸を閉める音を聞いた。
彼は声の調子から、部屋を見つけたようだった。そして、ジャレッドの
アパートメントのドアを閉める前に、さよならも言わなかった。
いつもより静かにドアは閉じた。まるで、コリンは彼に対して怒っていないことを
伝えようとしているかのようだった。

予想通り、翌日、彼らはニュースになっていた。夜ほとんど休めず、
死ぬほどクランベリージュースを欲しく思ったジャレッドは、ジュース一瓶
をカウンターにどんと置いて、十ドルを渡す時、店員が彼に投げかけた
視線を無視しようと努めた。
彼はつり銭を貰わずに外へ出ると、通りの角のニューススタンドから
ナショナル・インクワイアラーを一冊取り上げた。

彼は表紙になっていた。コリンは打ちのめされてることだろう。

家に帰ると、容器のグラスには悩まされず、フロントページの
自分とコリンの写真に目をやったまま、口を付けて直に飲んだ。
彼らの舌は絡み合い、触れ合っているのがわかる。
コリンはジャレッドの首の裏に片手をおいている。彼らの眼は閉じられ、
コリンはしあわせそうだ。

中の記事を読んだ。

「コリン・ファレルにゲイの恋人? 最近の役柄をシリアスに
受け止めすぎたのか?」

2004年12月3日、昨日、匿名のファンがコリ ン・フ ァ レルが映画
「アレキサンダー」の共演者ジャレッ ド・レ トと熱いキスを交わしてる
ところを激写された。二人は以前も目撃されており、何度かディナーを
一緒しているところまで目撃されている。報告によると、
誰ひとりアレキサンダーとヘファイスティオンの関係がオフスクリーンでも
続いていたらしいなどと、疑う者はいなかった。

アレキサンダーは約5ヶ月前に撮影が終了しており、彼らの他の共演者
はまったく窺い知れぬところで、二人はこの長い歳月の間、付き合いが
あったと思われる。レトにはスカーレット・ヨハンセンとの交際が
噂されていたものの、二人は撮影終了後、定期的に会っていた。

ジャレッドは床に雑誌を投げ捨て、最後のジュースの一杯を飲み終えた。
多少具合が悪く、もういっぱいで、再びベッドに退いた。
今日、あるいは今週、どこかへ出かけたいかどうかもわからなかった。
誰も電話してこなければいいと思ったが、絶対に誰かがタブロイドの
記事を追ってくるだろう。

彼は壁から電話コードを抜き、携帯の電源をオフにした。
彼が使っているものとは違う、コロンの匂いがまだ染み付いた枕に
顔を埋める前に。

                  おわり

コリンは、最初から最後までジャレを傷つけて終わってるんですよね。
「俺はお前を……気にしてるんだ」と言うコリンに、
「臆病者」と言うジャレッドが最高です〜。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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