8/16、今日は終戦記念日、というのは嘘で、終戦記念日の翌日。 なんとかすれば終戦記念日にバンド・オブ・ブラザーズの最終回を 見れたのに、この最終回(8/15の終戦の日もシーンに含んでいる) がとてもよかったためになんとなく機会を逸して残念。 私は百万年遅くなり見てしまったので、皆さんご存知でしょうが、 泣きました。一番堪え切れなかった瞬間はというと、捕虜になった ドイツ兵たちに、「最後に部下に一言かけさせてくれ」とナチの 将校が言い、彼が部下に感動的なスピーチをするところ。 E中隊の主人公たちがそれを通訳を通して聞いていて、今まで死力を 尽くして戦ってきた敵兵の中に、自分たちと同じ兄弟愛、戦友同士の絆、 ヒューマニズムを見出すシーンです。うまい、と思った。自分たち同士で 「永遠に忘れない」だの「お前たちと戦えたことを誇りに思う」だの ダイレクトに言わず、敵兵のスピーチを聞く一人一人の表情を 追うことでそれを表現するのです。 それから、ラストエピソードで、ウィンターズとニクソンのいい感じの 友情が完成体になったという感じがしました。個人的には、スピアーズの 出番がラストで一番多いなんて、おいしかったです。最後のスピアーズは 彼らしくて、本当によかったです。特に、グラントを撃った補充兵を殺さ なかったシーンで、おっかない彼が、大切な場面ではちゃんと理性的だと いうことが伝わってきて、くどくなく「悪い噂」を否定できていました。 ついでに、彼と衛生兵のロウが一緒にいるというサービスショットも。 ははは、ラッキーだ。とにかくスピアーズはカッコよかったなあ。 その後、RotKを見ました。通して見たのですが、早くも忘れているシーン が多くて、号泣。公開された頃は、さまざまなスポイラーに影響を 受けたり、ファラミアファンとしての見方が先行したりと、本当には純粋な 気持ちで見れていなかったので、今回はのめり込むことができました。 エオウィンと、メリー&ピピンと、サム&フロドに、泣いた泣いた。それから、 セオデンにはぐいぐい引っ張られました。長い間、死んだも同然だった男が 甦ってもう一度生きるチャンスを与えられたにも関わらず、 誇りを持って死んでいくことを選ぶ姿がたまりませんでした。 とりわけ、ゴンドールの狼煙の知らせを聞きつけたときの、彼の一瞬の 苦痛、絶望。その直後にやってくる諦めと宥和の瞬間。 セオデン、脇役の神(笑)! エオウィンにはTTTでも泣かされておりましたが、アラゴルンに一方的に 希望を見出そうとし、愛するもののために戦いたいと切望するけれども、 恐怖が幾度となく彼女の意思を挫こうとする。でもそのたびに勇気を奮い 起こして打ち勝つ姿が切ない。 劇場でも必ず涙せずにはいられなかったシーンといえば、アルウェンが エルダリオンの幻を見るシーンです。今回もはらはらと泣いてしまいました。 でも、やっぱり一番咽んだのはサムの"But I can carry you! come on!" とラストでした。冷静に見ると、全体を通せばもっと何とかできたのでは、と 思わないでもないシーンはたくさんありますが、でもやっぱり映画史に 名を刻む名作です。 指輪は、書きたいと思っていて描けなかった話がたくさんあります。 もう描けるかどうかわかりませんが、「永い夜の終わり」も、本当は 描きたいエピソードはいっぱいあったんですよね。むしろこれからだった のになあ。ヘンネス・アンヌーンの部下たちとの出会いや、父とファラミア の間に生じる亀裂など、多々ありました。 ファラミア自身の話は、今後も書いていきたいです。
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