昨日書いたんですが、日付が変わったし、昨日はほかにも 書いたのでこちらに移動します。 RotKのSEEの情報が出てきましたね。まだ疑わしい点も 多いようですが、これは最後の最後なので、ネタバレを気にしなくて いいかと思って読んでしまいました。むしろ、ここで勝手に期待して SEEに入っていなければ、もうありえない(当面は)、ということですから、見たほうがショックが軽減されていいかなと。 これだけSEEに期待してて、結局ファラミアとエオウィンの シーンなどが期待していた通り入っていなかったりしたら、 そちらの方が、劇場版からカットされたよりずっとこたえます。 RotKのSEEが一番緊張するかも。この時流す涙には、 かなり色々な気持ちが込められているとみた……。 今日、M&Cのメイキング本(洋書)が届きました。 これが、す ば ら し い 。高いけどすさまじくお得! ただし、私は同人の書き手としての観点でものを言っています。 サプライズ号の写真つきの詳しい説明、船員たちの写真つきの 紹介、おまけに未公開シーンの写真も多数。アラン、モフェット、 ネイグル、ドゥードゥルあたりになると、ネットでもなかなか 写真を入手できないのですが、彼らの写真も説明つきで載って いるので絵を描くのに大変重宝します。 表紙の写真の美しさにほだされて買ったようなところもありますが、 中身も充実していました。 この下は、2巻のへヴィなネタバレがあります。 原作は、2巻の途中までさしかかり、危惧していた二人のお相手の 女性、そしてその関係がどんなもんかと思っていたのですが、 ダイアナとスティーヴン、そしてジャックの三角関係の妙に 心臓を鷲づかみされました。ダイアナになら、スティーヴンを あげられる。なんと魅力的なペアか! 恋愛の スニペットなどは純にじーんときて、あのスティーヴンが 静かにscholar's heartを動かされているさまに、胸が締め付け られました。パトリック・オブライアンって凄いわ〜。 海上を舞台に、血気盛んな荒くれ男どもの戦いを書いたかと思えば、 陸に上がると一変してこのような繊細な恋愛模様を。 特に、彼の個々の女性に対する描写の闊達さには眼を見張るものが あります。そして女性たちの眼を通して見たスティーヴンと ジャックも、急に男としての魅力(時には欠点や弱点を含みつつ) を持った人物としての側面を見せ始めるのです。改めてジャックの 雄くさい魅力に、女性キャラに共感することで気づかされながらも、 やはりスティーヴンがいい……。 ポール・ベタニーは「マチュリンは、人間たちを動物を観察する ように見ている」と言っていましたが、これはマチュリン像を 把握する上で、非常に効果的な一言です。 そして、彼はダイアナのことを最初こそそのような目で観察し、 かなり客観的に捉えているけれど、やがて彼の男としての部分が、 過去の古傷を持つ心の部分が、感情に語りかけていくのですよね。 スティーヴンは、ジャックとの友情のためもあり、何度もこの感情の 揺さぶりから逃れようとする。どこまでも紳士で、 「私は女性そのものには少しも興味がない」などと言う姿勢は、 奇人ぶりなら引けを取らないシャーロック・ホームズの人物像に 近い、と思っていたら、メイキング本で、オーブリー&マチュリンに ついて記した箇所にて、「アトスとダルタニャン」「ホームズとワトスン」 が引き合いに出されていました。 自立した現代的な女性のダイアナの強欲さや奔放さに傷つけられる スティーヴン、でも、ダイアナはあまりに魅力的な女性すぎて、 どうしても同じ女として憎めません〜。だいぶ違うのだけど、 乱暴に型に嵌めて考えるとすれば、ファラミアとエオウィンに 共通するイメージです。 晩餐会でソフィーを、ダイアナが「彼女には誰もかなわない」と うっとりしているのを見て、スティーヴンが「君だって充分素敵だと 気がついているかい」と言うシーンなんて、アルウェンを見てる エオウィンとファラミアのようです。 ダイアナとスティーヴンの会話がどれも味わい深い。 ジャックにも黙って夜中、逢瀬(肉体的なものではなく)に出かける スティーヴン、胸をどきまぎさせ、自分でも傷つくことを恐れながら (あるいはジャックを傷つけることを恐れてるのか?)ドアを叩かず にはいられない心理が、妙にこたえるわけです。ジャックもまた、 ダイアナに惹かれているんですが、こうなってくると私は一体、誰に 共感し、誰に同情しているのかわからなくなってきます。 別れを決意し(これは一時的なものだがジャックとの別れも意味する) 故郷カタロニア(スペイン)に戻ろうとするスティーヴン。 そこで交わされるこの会話。 ダイアナ「私はどうなるの? 話し相手がいなくなるわ、いじめる相手が いなくなってしまう」 スティーヴン「そうかな?」 ダイアナ「わたし、何かひどく気に障ることをしたのかしら、スティーヴン」 スティーヴン「君はときどきわたしを犬のように扱うよ、ビリャス」 そして、別れを告げ友情のままこれを終わらせようと決心して、 ここまでの道のり、今晩きみに言うせりふを練習してきた。しかし 言えない、それが今わかった、というスティーヴン。なんていい男なんだ…。 その後、ジャックがダイアナに会っている決定的証拠を見つけ、 夜中にむざむざ帰っていく彼が、一度立ち止まり、胸に手をやるシーンが 好きです。私もファラミア小説で、こんなシーン書きたい(笑)! ダイアナはいいなあ。「どことなく海賊を思わせる覇気とあけっぴろげさがあり」 なんて素敵だなあ。 でも、もちろんこの影にはジャックとスティーヴンの揺ぎ無い愛情 があるからこそ、萌えられるのです。ダイアナにまで、「あの人と結婚 してるみたいね。みんなそう思うわ」なんていわれてるし。 ジャックのシーンでは、闘鶏場で負け鶏に賭けてすってしまった後に あの鶏がどんな奴に思えてどう気に入って、賭けたことを後悔してないか を話すシーンと、バイオリンのシーンがいっとう好きです。 ジャックは無類の女好きながら、スティーヴンの描写を借りれば 「女性に対し無知で、欲望の対象としての女性しか知らない」、 自分はスティーヴンの前でもおおっぴろげにしていますが、 これが、スティーヴンの方が女と恋に堕ちたとなると、嫉妬に駆られる、 なんてのはどうですか。どうですかというか、半分POのオフィシャル 設定という気がしないでも。我侭な男だ! という恋愛の経緯はひとまずおき、二人は結局フランスで逃避行中 ということになりましたけど、何が笑えるって、「逃避行とはいかに」 と思っていたら、なんと熊の着ぐるみ…いや、毛皮を着て ふたりでてくてくスペインまで歩いてくことだったんだな。 しかも、スティーヴンは熊使いということで。じゃ、ジャック… 心から同情した。この日記を読んでいる原作既読ファンは、さぞかし 業を煮やしていたことでしょう。「早くクマを」。 次回の日記では、腐女子モードで二巻の最初から邪推してみたいです。 今はちょうど、プリングズと再開したところです。しかし、プリングズなんですかね。 あと、おいしい18禁ficも読みました。オブマチュで、男同士らしい エッチシーンなんだけど、ちゃんとジャックがスティーヴンを アンアン言わせてました。キャラがインなんですよ〜。
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