- Daily *萌* -
DiaryINDEX|past|will


2003年12月15日(月) TTTSEE、とくに執政家

ついに私もTTTのSEEの本編と監督コメンタリーまでを
見ることができました。

まずなんといってもファラミア。セクシーすぎ。
最初の登場シーンで汗ばんだ顔が外套のフードから覗いて
るシーンのイロポさにはもんどり打ちました。そして、
噂の名台詞も聞くことができて、ひとまず大満足。
ただし、劇場版であのシーンがカットされた
というのは大いに納得ですね。突然出てきたあんちゃんが、
いきなりあの台詞を吐いたら、ちょっとやばい人、あるいは
イシリエンレンジャー「あ〜あ、若大将またはじまっちゃった」
ですもんね。
その後の追加シーンでも、ボロミア@小舟のシーンのファラミア
の表情がいいですね〜。あの物思いのシーンでは、あんな
ことを考えていたのか。

続くオスギリアスでのシーン。オットコマエなボロミアが
動いてると、写真で見たよりずっとカッコいいわけですが、
兄のスピーチの評価をするファラミアがインキャラ!
たぶん普段(以前に)長ったらしくて誇張の大きい、
ジャイアニズムを発揮したボロミアスピーチを聞いたこと
があったに違いない。というか、ジャイアンのリサイタル
みたいなもんで、ゴンドリアンの兵士たちは「またボロミア
大将の長演説(酒が入ると歌って踊る)だな」という気持ちを
敬愛の念で封じていたに違いない。
でも弟のファラミアは「私ならこうするが」という気持ちも
あるんだろうけど、それをすべて兄への愛情に押しこめて
見守っているんだ。この時点ですでに妄想は限度を超しています。

それでもって続く執政家シーンなんですが、
噂に伝え聞いていたほど淫猥な一家ではなく、
むしろ普通の男兄弟と男親の家族の姿が見れて、へんな妄想より
よかったです。もうデネソールは裸で現われてもおかしくない
変態オヤジという認識になりつつあったんで。
原作ではデネソールはボロミアを行かせたことを後悔してましたが、
SEEではむしろ嫌がってるのはボロミア本人でしたね。
デネが愛情を持ち出し、父親が持つ強制力によってボロミアを裂け谷に
行かせようとする…というのは、無上の愛を長子に注ぎ、その身を
案じていた原作のデネソール像とは微妙に違う解釈だったかと思います。
でも、旅が長引き、長い間音沙汰なくなってから、デネソールは自分
の判断を後悔したのかもしれない、とすればそれほど二つに違いは
ないのかも。
たぶん、デネソール本人はあれでいて、心からボロミアを愛している
んでしょうが、父親としては理想的とはいえない方法で息子(ボロミア)
に接している自分に気がついていないのでしょうね。

SEEのボロミアは、家族として親身になって案じている相手は
ファラミアであって、父親はその家族の関係に水をさす存在と
認識しているような感じがしました。
親子関係なんてそんなもので、「理解はできないけど愛することはできる」
ものですよね。ボロミアも、独断的で理想の親子関係を築いている
とはいえないデネソールのことを、「おやじよ〜…」と思いながらも
愛していたんだろうと思います。

ボロミアが自分を褒めてくれて、前に出ようとしたファラミアが
いいですね〜。そんでもって父親に辛辣なことを言われ、
ちゃんと言い返すところがまたビッチじゃなくていいです。
「私が行きましょう」と言ったのは、父のために仕事をしたい、また
兄を煩わす懸案を引き受けたい気持ちからだったでしょうが、
2割くらいは確かに「自分の価値を示したい」気持ちも混じっていた
のではと思います。そして、デネソールに冷たくそのことを
指摘された時、そんなことはない!と思う前に、
「ああ、たしかにそんな浅ましい気持ちもある」と
自分の内面と向き合ってしまう人、それがファラミアという気が
しました。
イシリエン・レンジャーとは気心が知れているので(たぶん
それまでにはいろんなことがあったに違いない)肩にも力が入って
ないかもしれませんが、オスギリアスで部下たちを前に、
「ファラミアから父上への贈り物だ」と言った時の態度や、その他の
冷厳で敵に対し慈悲の余地も見せないような姿勢は、彼が
有能だというのが一番の理由とはいえ、どこかに自分の
価値を示したい、頼られる人間でありたい、という気持ちが
あったからこそだったのかも、と思いました。
ゴラムに暴行をくわえている時、部下の蛮行から眼を
背けていた姿なんかも、憐れみを見せることで軟弱だと思われたく
なかったから、またそんな憐れみを見せる時代ではないことを
誰よりもわかっていたからだろうと思います。
そんな中で、最初にハラドの若い兵士が死んでいるのを見て、
表情は厳しいながらも、ぽろっと時代が強いる不条理に対して
本音をこぼしてしまうあたりが、とっても殿らしい〜。
あの時、フランがコメンタリーで「彼はボロミアより(という
箇所は訳出されてなかった)暴力を嫌っている」と言っていた
通りですが、ファラミアに関するコメントが全体的に「もっと
時間があれば改善できた。その余地はあった」という反省に
終っているのが、とても残念ですね。

デネソールと親子三人のシーンで、デネソールが「お前(ボロミア)
には出来る」と言い、ファラミアには「兄にしか出来ない」と
言っているところが、TTTのラストになっていきてきているのが
とてもファンとしては嬉しかったです。そうなってくると、サム
という存在がファラミアを貶めた挙句にヨイショする、という
役を一手に引き受けてますよね(笑)。

ラストのフロドとサムを逃がすシーンは、ファラミアの笑顔も
かわいければ、ゴラムへの厳しい態度もかっこよくて、ベストです
ね! ファラミアの魅力が凝縮されてましたよ!

コメンタリーでデイヴィッドが愉快な人って言われてたのがすんごく
気になります〜。パワフルな役者というのは本当にその通り。
今度は役者コメンタリーを聞くんですが、デイヴィッドが何喋ってるか
楽しみです。

あと、エオウィンのスープのシーンもかわいかったですね。
でも、確かにコメンタリーで言ってる通り少しアウト・オブ・キャラ
ではありますね。それと、原作の台詞を用いたエオウィンの
「あなたを愛しているから皆とどまっているんだ」という
アラゴルンに向けての台詞も、コメンタリーで言ってたこと
そのままかと思います。それに、あの台詞は私としてはとても
好きなんですが、原作を読んでるときは、そう言うエオウィンの
肩越しに、レゴラスやギムリ、ハルバラドたちが騎乗で待つ姿が
アラゴルンの目に映る…(夕陽なんかあるとベター)というものを
想像してたんで、アラゴルンの後ろでレゴラスとギムリが人波に
押されて苦しんでる姿見た時は、思わず笑っちゃいましたよ、ギャップに。

他に印象に残ったのは、冒頭のセオドレド発見、そして葬式の
シーンですね。あのエオメル/セオドレドなシーンは本当にいい。
オーソドックスなホモって感じがする(なんだそれは)。原作では
違いますが、美男子の前途有望だった若者が、脳筋…男っぷり
がよくて勇ましい年上の男に恋焦がれていたが、思いは遂げられず、
腕の中で冷たくなっていく……ロ マ ン だ ね 〜 。
時にはこういうオーソドックスなものも必要ですよ。はは。

あの女の子がイライジャの妹というのはなるほどって感じでした。
アラゴルンが崖から落ちた、とエオウィンが知るシーンでも、
セオデンの後ろに思わせぶり激しく綺麗な子が立ってて、
その後洞窟のシーンでもカメラを横切ったから、誰かの妹に
違いないと思っていたんですが、顔立ちからしてイライジャの
妹かも、と思ってたんですよ! すごくないっすか! こんな
ズバリな予想的中(うぬぼれv)!

全体的に、たしかに劇場版でカットはのぞましい(ファラミアシーン
はのぞく)と思えるものが多かったですね。緊張感と集中力に水を
さすようなものが多かったような。ラストの戦い明けのシーンは
時間さえあれば入れて欲しかったけど。でもファンサービスとしては、
この追加シーンはどれも大いに満足でした。SEEは監督たちが言って
いたように「最終バージョン」ではないんですよね。単なる
「長いバージョン」であることを思えば、これを公開してくれた
ことに感謝せずにはいられません。ファンゴルンフォレスト
の刑事シリーズはぜひ見たいです……。あと、PJの
エルロヒア&エルラダン(もちろん一人二役)も実現しなかった
ことが悔やまれます。

役者コメンタリーが楽しみです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




WEB拍手のレスはこちらから DiaryINDEX|back|new

RPSのきわどいのはマイピクに上げてます。気軽に申請してください。

変態の本性を晒しているアカ。slash ficレビューなども。Follow me now!

Not His Day (footballのID&PW制同人サイト)
RPS小説のページ。ID&パスがわからなくなったらこちらから再入室をどうぞ
ジン |MAIL |HomePage