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| 2003年09月22日(月) あなやっ！ ベレのファラレイプもの発掘 |
発掘というと大袈裟で、最近アーカイブされたスラッシュに、
ボロミア/ベレゴンド、ベレゴンド/ファラミアなるものを発見し、
仰け反りつつ一気に読んでしまいました。
いや〜、迷フィク！
PENANCE
短くまとめると、ボロミアがベレゴンドに、可愛い弟をレイプさせる
という珍品です。ボロミアファンには到底オススメできませんが、作者は
大のボロミアファンということですよ。世の中には、このような不思議な
方もいるのですね。ペアリングがボロ／ベレということになっていますが、
これはむしろ、ベレファラ＆ボロファラという方が近いです。
しかし、ベレゴンドの脳筋っぽさ、獣っぽさはちゃんと書き込まれて
るあたり、やはり世の中のベレゴンドのイメージというのは、
こういう感じなのでしょうか…。
この話では、ベレゴンドはファラミアと同年代ということになっており、
察するに二十歳前後のようです。
最初に、戦場で大勝利をおさめたボロミアが、デネソールになんらかの、
人には言えない褒美を要求し、デネソールはそれを渋々承諾します。
これはいわゆる、ファラミアのことだと後で判明します。
まだ新兵（近衛ではない様子）のベレゴンドを見つけ、いきなりボロミア
はお気に召したと見えて、股間をグイッ☆ ありゃ〜！
読んでいる最中はわからなかったんですが、今思うとこのシーンは、なんの
ことはない、弟をレイプするのに相応しいサイズの男を探して
いたのだ。それも、従順で、頭が悪そうで、衝動的な奴を。
ベレゴンドは相当焦るのですが（そりゃそう！）、骨の髄まで執政家に
仕える者としてのお犬ブラッドが滲みているゴンドールの兵士、
ここは一歩も引いてなるものか、と無駄に踏ん張ります。
すると、ボロミアはよほどベレゴンドを気に入ったと見えて、なにやら、
執政家の者しか立入が許されていないような奥の院へと
彼を連れて行きます。ボロミア、新兵にそわそわさせる
だけさせて、まるでベレゴンドを空気のように扱います。
大将は、私になぜついて来いと言ったんだ……この時点でひどく萎えている
ベレゴンド。
充分奥まったところに到着すると、ボロミアは待ってました、ベレに
服を脱ぐように命令。ベレはすでにわかっていたとはいえ、マッカに
なりながらマッパに。
すると、ボロミアはすちゃっと、毎度おなじみの潤滑剤を取り出し、
ベレの珍子を扱き出すのです。ベレは何度もイきそうになりながらも、
大将殿はちっとも許してくれません！ しまいには、大将殿の服を
掴んで、「わ、私を気狂いにさせるおつもりで…！？」と訴えて
しまうほど。
すると、素晴らしく放置プレイに長けたこのボロミアは、すっくと立ち上がり、
更なる「奥の院」へと、ベレを誘導します。
そのやや煩雑なかんのある部屋のベッドには、美しげな若者が、
膝をつき、柱に両手を縛られたまま座らされているのです。
けれども、髪が彼の顔を覆い、それが誰だかベレゴンド（だけには）わからない。
気がつけ！ ファちゃんに決まってるだろう！
途端にハァハァし出すベレゴンド。ボロミアは、ゆったりと椅子に腰掛け
ると、彼に命じます。"take him!（可愛がってやれv）"
そ、そんな。良識ある人間のすることじゃない〜。
しかし、大将殿は許してくれません。ベレゴンドは渋々同じ年頃の
美しげな若者に近づいてゆき、さわさわし始めます。
すでに限界に近づきつつあるベレゴンドの、この時の葛藤がなかなか
面白い。
彼は、命令だ、命令なんだ。仕方ないんだ。そうさ、こんなことは間違って
るけど、大将殿の命令だ、と自分をごまかし、若者を犯すのです。
素晴らしい快感に、若者が拒み、苦しそうに悲鳴を上げることも構わず
ガンガンやります。獣のような唸りを上げて奪いつくします。
すべて終わった後で、ベレゴンドは衝撃を受けます。よく見ると、
この若者はボロミアの弟、ファラミアではないかー！
ベッドに胃の中身を吐き出してしまいそうになる、という描写がいいです。
しかも、また更に驚いたことには、ボロミアは愛情のこもった目で、
傷ついた血を流す弟を見つめるのです。ファラミアはというと、その
目には虚無以外何者もなく、ただ兄に許しを請うような目で見上げるだけ。
ボロミアはベレゴンドに下がってよい、と告げ、彼に、
「お前を私の近衛隊に配属してやる」と約束を。
ベレゴンドは無気力にさがりながら、大将殿が弟君にでっかいやつを
咥えさせてる姿を尻目に去ってくことしかできません。
そして、この話にはなかなか面白いオチがつけられています。
ベレゴンドは精神的ショックでふらつき、木のドアに背を預けます。
このことは大きな問題になるだろうか？ ファラミアは明日、強姦者を
彼と判別することができるだろうか？
彼は悩みます。何よりも、若者の大量の出血を目にした後では、
自分が人間としてかなり駄目人間なことをしでかしたことに、絶望します。
この時ベレゴンドは思います。父上は、真に立派な兵士とは、命令に
従うだけではなく、従うべきではない時を判断できる者だ、といつも
言っていた。なのに、
You let your cock lead you
お前は珍子の赴くままに、行動してしまったんだ。
なんと、若きベレゴンドが悟りの境地を啓く感動の場面に、涙せずには
いられません。
木戸の向こうからは、ボロミアが快感に唸る声……拒絶する弟を
欲望に任せて引き裂く音が聞こえてくるのです。
私は、ファラミア様に借りができでしまったと、ベレゴンドは思います。
しかし、一方で心の声は彼に言います。
なにを言うか、ファラミア様は、お前のことなど気にもとめていないぞ。
彼は、お前に貸しを作ったと感じてなどいない。
今度も、決してお前の負い目など知ることはないのだ。
「そうとも」とベレゴンド。「あの方は決して知るまい。けれども、
私は彼に借りが出来たのだ。きっとこの忠誠心を用いて、この借りを
返してみせよう」そう彼は誓うのでした。
……最後のあたりは、かなりエロティックにベレファラの未来を
予感させていていいですよね。特に、この話の中で意思の弱い体力ばか
的なベレゴンドに、悪意ある心の声が何度も効果的に呼びかけるシーンは
面白いんじゃないでしょうか。最後のまとめもグー。
文章は巧いし、もっとこう〜真面目なベレファラを書いてくれれば
いいなあと思いました。
エステラのbefore Randomnessの4も出てきたのですが、読めるかなあ〜。
しばし忙しいのですが、必ず挑戦したいと思います。
永い夜も更新したいのですが、もうしばらくお待ちあれ。
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