のりすけの日記
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今日、彼と別れた。お正月から4ヶ月間、ずっと会えていなかったことで、溝が出来てしまっていた。いつも、会うときは久々で、ドキドキ感はお客様対面同様のものでしかなく、また、交際から1年が経過しても、特別な進展が得られなかった。お互いの日常がシンクロすることなく、会うこと自体が一大イベントになってしまっていた。 それでも、先月までは、わたしの気持ちはまだ生きていた。連休が近づくたび、彼が来てもよいようにと、お箸を買ったり、お茶碗を買ったりと、おそろいの小物を集めていた。今の部屋だって、彼が転がり込めるように、広いものを選んだ。 考えれば考えるほど、わたしの独りよがりな行動だけが浮き彫りになってくる。約束の日に決まって「寝坊」してキャンセルになる。そうした彼を攻め立てることもせずにいたのは、わたしの怠慢としかいいようがない。仕事で疲れていたことがすべての遅刻の原因として通用する関係性を、わたしたちは築いてしまっていたのだ。 電話で別れを告げ、会話は3分で終了した。「帰ってきたときに、一緒にご飯を食べる関係でいよう。」と彼は大人な返答をしてきた。わたしはもっと早くに気づいて、もっと早くに彼を解放してあげるべきだったと、悔やんだ。 泣かないと思っていたけど、電話を切った瞬間、涙が流れた。仕事でも恋愛でもコケまくって、この先、自分の思い描いている幸せを手に入れることなど、到底困難な気がしてきた。 残りの連休をどう消化するか。仕事をしようにも、誰かに会うと泣いてしまいそうで、それは避けたい。実家に帰るのも気が引ける。とりあえず、明日はどこにも出かけず、寝てしまおう。
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