| 2002年08月29日(木) |
今日のは日記じゃなくただの覚書なので見なくてヨシ! |
「君は見たことがないのかい? あのモノクロの世界を。全てが死に絶えた世界を」 「見たわよ。……獣の紋章が何度か見せてくれた」 「ならば何故!?」 「だって、そんな先の話、私にはピンとこないもの。私の目に映るのは現在。見える未来も優しい」
「確かに、見せられた時、凄く嫌な気持ちになった。こんなものが未来だなんて信じられないって思いっきり拒絶した。多分、ルックと同じ様にね」
「でも私は信じた。その未来以上に信じるものがあった」
「信じなくてどうするの? 人間を、自分を信じなくて、何を信じる? 紋章に惑わされて、今を見失うつもり? 貴方の目に映る世界は本当にモノクロのものだけだった? 15年前のあの戦いの時も? その前の戦いの時も? 彼らと共に在った時間は、追いかけたものは。貴方にとって意味のないモノだった?」
「仕組まれたものなんて、本当はどこにも存在しない」
「運命なんて言葉で全てを片付けるのはおかしい。そんな事を言ったら、今まで私たちが関わってきた全てが無意味なものになってしまうじゃない。流された血を願いを否定してしまう。門の紋章戦争で、選び取ったのはリィンだった。彼についてきた人々だった。デュナン統一戦争の時だってそう。選び取ったのはセシリスであり人々」
「未来は限りなく広がっている。貴方が見たもの、私が見たもの。あれも数ある未来の内の一つに過ぎない。紋章は、自分達の望みとしてアレを私たちに示しただけ」
「未来へと繋がる選択肢は全て人間の手に委ねられている。紋章の力が及ばないところにこそ、真実がある」
「貴方がただの紋章の器だと言うならば、今ここにいて私と話をしている貴方は何なんだろうね。私の言葉に反応して、感情を見せる貴方は。心も、魂もある人間にしか見えないわよ? 未来を憂う感情を持っている貴方は、きっと私たちよりもずっと人間であると。そう、思う」
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