だらだら日記

2015年02月10日(火) LC外伝シオン編3話感想+エピソードG.A17話感想

こう来るとは思わなかったとこれ見たかったの波状攻撃ロストキャンバス外伝シオン編第3話「クロス・ロード」感想。

先代アテナ様おいでたー!!!
OVAの設定ラフ画で見てはいたけど、きっちりマンガの形で手代木さんの先代アテナが見られるとは。大人美人だわー。そして本当に巨乳だわ……。
ああもう、本当にこの時代の天馬星座はどうしてるのか気になってしょうがない。ハーデスの器の誕生とアテナの誕生の、どっちに転生をあわせてるのかな? ぶっちゃけ前者だといいなと思ってるけど、OVAでも登場しなけりゃマンガでもまだ登場してなくて、何歳くらいどころか生死すら分からないとくら。聖戦終結時、天馬星座は生きてたんだろうか亡くなってたんだろうか。

先代様の話はひとまずおいといて、エセ紳士が見事に4ページ分のカラーをもぎ取っていった冒頭に戻ります。アヴニールやユーゴのカラーに期待してたんですけどね、あたしゃ。
どこまでも「カイロス」としか名乗らないこの場面でのカイロスは、やっぱり前聖戦時代に人間として生きてるカイロスということになる……のかなあ……。でも、杳馬の名を名乗らなかったところで、その時代にはその時代の人間としての名があるわけで、その名を名乗らないならここで描かれてるカイロスが「杳馬」である可能性は否定できないんだよなあ。
あと、着てる服はタキシードだけど、メフィストフェレスの冥衣の時計の針部分も覗いてるので、一応このカイロスも冥闘士ではある様子。ということは、このカイロスが杳馬でない限りは、常にどの時代でもカイロスはメフィストフェレスの冥闘士になってるということなのか?
前聖戦時代にはありえないような格好で現れてるカイロスだけど、アヴニールが未来からやってきたように、未来からやってきてる可能性もあるんだよなあ……。

そう、まさかまさかの未来人設定でしたよ、アヴニール。
これは確かに、アテナと同等レベルで特別扱いされてもおかしくないかもしれない。NDにおける瞬や沙織さんや紫龍の立場ですもん。しかも、未来から来ているといっても、聖域の敗戦確定の未来から来ているという、ある意味では異世界人でもあるわけで。
18世紀聖戦の文明レベルではない。黄金聖闘士もアテナも私たち読者のよく知る20世紀聖戦とは違う。20世紀聖戦でアテナとハーデスの戦いに決着はつくから更に未来の聖戦でもない。クレスト時代→セージ・ハクレイ時代→テンマの時代→星矢の時代→更に未来という流れの中にアヴニールの時代はないんですよね。
アヴニールが過去に来たことで未来が変わったのだとしても、そもそもアヴニールたちが聖戦に負けたという出来事が存在しなければ、過去にその記憶を伴ってアヴニールが現れることもないというパラドクスに陥ってしまう。分岐が生じてアテナがハーデスに勝利する未来が生まれたのだとしても、敗北した未来が消えてしまうわけじゃない……はず……。
審神者としてもND読者としても「歴史改変ダメ絶対!」の立場を崩すわけにはいかんので、アヴニールが未来を変えようとしていることも反対せねばならん気もしますが、アヴニールを過去に送ったのがそもそもクロノス様っぽいのがな。むしろ歴史改変推奨で過去にやってるっぽいんだよな。敗戦の方がカイロスが干渉した結果の未来で、クロノス様的にむかつくから潰したるわってことだとか? いや、でも、カイロスは18世紀で舞台を降りるから、20世紀に干渉するのはそもそも無理ってことに……? いやいや、カイロスが必ず天魁星の冥闘士になるなら、天馬星座の父親という美味しい立場を得られなかっただけで20世紀聖戦にも参加することになるのか? 第一、まずアヴニールの世界の過去がLCで描かれてる歴史と同一とは変わらんわけで。
うむむ……分からん……。謎ばかりですわ……。
前聖戦で牡羊座の聖闘士が亡くなった時に牡羊座の聖衣も失われ、それを図ったのが前聖戦でも活動してただろうカイロスで。聖衣を失わせたのは18世紀聖戦でシオンが黄金聖闘士になることを防ぎ、20世紀に神殺しの天馬星座が生まれることを防ぐためとかで。クロノス様はさせるもんかで、敗戦の未来から持ち主のアヴニールごと牡羊座の聖衣をもたらした。……そんなとこなのかな。

そう言えば、アヴニールが埋葬されたのがムー大陸の末裔の地ということで、アヴニールもムー大陸の流れの人かと思ったけど、あくまで埋葬されただけってことなんですね。
名前がフランス語系のアヴニールがトーン肌ということは、移民系の流れを引く有色人種のフランス人とかだったのかな。
どっちにしても、「ジャミールがムー大陸の末裔ではなかったの?」という部分の疑問は解消されないまま……。ジャミールっていったいなんなんだ。

ここまで、ほとんど全く主役について触れてませんでしたが、シオンは今回も頑張ってました。
体が滅んでも牡羊座の聖衣に近づこうとする根性がかっこいい。髪は伸びてもヒゲは伸びない件についてはつっこんじゃいけないのかな。土和さんなんか昨日の今日で既にあれだけ立派なヒゲに戻ってたぞ。まだまだヒゲレベル低いんだろうけど。
魂だけ抜き出された時に、容貌は幼いけど髪は長めなのもちょっと不思議。聖衣を纏った時に大人の姿になるのは気にならないんだけどなあ。「魔法少女か!」とは思ったけど。……最近の魔法少女は変身しても大人にならないからつまらないね……。
封印された牡羊座聖衣に近づく場面や、カイロスの分身が現れる場面の表現が綺麗だなあ……。しかし、これ、どうやって作画してるんだろう。クジラの子らの念紋のような美しさ。あれはデジタル作画だろうと思うけど、こっちは一つ一つホワイトで描いてるの? トーンの下の線が見えないから削りでやってるわけではないんだよな? カラーページがアナログ原稿をデジタルで加工してるっぽい雰囲気だから、白黒ページもデジタル作画との合わせ技なのかなあ。原画見たい。とても見たい。

罠にかかったシオンを咄嗟の判断で魂だけでも救ったマニゴルドの兄貴かっけえ。下手したら肉体戻らず魂だけになってそのまま黄泉行きになりかねないから大分賭けだとも思うのですが。そこで迷わずやっちゃうのがすごいなあ、と。
ハクレイのジジイにぶっ殺されちまうのコマとか、行けるかシオンのコマとか、いちいちかっこいいですマニゴルド。
分身とはいえ神様を相手にしなくちゃいけなくて大変だけど、戦闘シーン少しくらいは出るかしら。思いっきり素っ飛ばされるのかしら……。これまでの例を見る限りは、基本的に素っ飛ばされそうですけどね。

ユーゴに期待していたのは、少年が心だけ大人になってく系設定だったので・す・が! 名探偵コナンは求めてなかったんですが……!
いや、同じじゃん、体は子ども頭脳は大人に変わりないじゃんとおっしゃる方もあるかもしれませんが、違います。全然違います!
でも、青年くらいの年齢で一人称僕な聖闘士っていいな。13歳シオンより元の年齢が上っぽいけど敬語で話してるのいいな……。いいけど、実年齢は上だけど少年の時に時が止まってる方がもっとこう……もっとこう……。

あと一話で終わりそうな感じが全然しないので、二巻構成マジで期待しても大丈夫なんだよね? そのうちの一巻の40ページくらいユズリハ外伝で埋まってもいいけど、二巻に渡る話だけは期待できるんだよね?


アスガルド編への配慮が優しい聖闘士星矢エピソードG.アサシン第17話「龍紋」感想。

ND設定、きっちり盛り込んでくるなあ。
もともとGAのパラレルワールド設定自体がNDのパラレルワールド描写を踏まえた雰囲気だったけど、瞬の乙女座昇格とか龍紋の聖域の要設定とか、どんどん取り込んで構成されてる感じが面白い。しかし、氷河のバーテンダー設定は大丈夫だろうか。水瓶座だからお酒提供してるんだろうけど、NDで氷河死亡しちゃうといったとんでもないひっくり返しが待っててもおかしくないぞ。

シュラが早速相手が誰か察してるとこ見ると、「剣撃の音」と「祖父」は本当に分かりやすいキーワードだったようですね……。GAのためにもろもろの伝説について勉強した方がいいんだろうか。
グンニグルとかシグムンドはうっすら聞いたことあるけど、シグルスってなんやねーんって状態だったので調べてみたら、ジークフリートと起源を同じくする存在とのこと。そこでジークフリートの名前を使うのではなく、シグルス(ネットで見たらシグルズ表記だった)の名を使うのは、やっぱアスガルド編にジークフリートという名のキャラがいたからなのかな。あっちはシジフォスの名があくまで元ネタが神話のシジフォスであるだけなように、直接伝説のジークフリートと関係するキャラではなかったけれど(でも、弱点設定は引用されてたよね)。
聖槍については、あくまで+αな要素のようで、基本的にはやっぱり聖剣所持者限定で聖剣戦争に参加してるんですね。しかし、シュラや紫龍のように己が体を聖剣として戦い、あくまで纏うのは聖剣ではなく聖衣である人たちまで聖剣戦争に巻き込まれてるのはどういったわけなのか。

紫龍さんがシュラを守ろうとして戦ってるのがすごく可愛い。やばいレベルで可愛い。「守ってみせる」ってなんだよー。かっこいいのに可愛いってなんだよー。小宇宙の盾じゃ駄目でも実体のある盾なら大丈夫そうってことで、次回はアサシン形態の天秤座聖衣が見れるんじゃないかと、その点でも楽しみにしています。


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