| 2014年03月14日(金) |
アスプロス語り+椎名くんの鳥獣百科5巻 |
昨日、アスプロスについても語るぞいと言ってたので、たまには有言実行してみます。 アスプロスは、まず3話段階の、キャラ決まってないですよイメージ映像ですよの頃の期待値が甚だしく大きかったということをはじめに述べておきます。 ……だって、かっこいいじゃないですか。 とりあえず「双子座という記号」でしかない感じではありますが、その「双子座の記号」ってもんがそもそもかっこいいのが星矢世界じゃないですか。
LC双子のファーストインプレッションが3話、次がすっとんで100話。この時点で、3話の人と鬼先生との関係はまだハッキリしてなかったんですよね。黄金聖闘士として列席している3話の人と、聖闘士として力を奮うことをためらっている鬼先生。多分、兄と弟なんだろうとは思えたけど、100%そうとは言えなかった。なんせ、鬼先生について、当時は今ほどガングロという印象はなく……。ちょっと切り抜き確かめられる状況じゃないので記憶で書いちゃいますが、本誌では明確なトーン肌じゃなかったんです。単行本で貼り足しされてます。だから、OVAの色設定は連載当時のもの(+3話の人)を参考にしているとしか思えないんですが、とりあえずその件は今は横に置いときまして。トーン肌ではないと思われてたキャラなだけに、実は3話の人が鬼先生で一時的に聖衣を手放しているだけ、という可能性も考えてたのです。 でも、あの真面目そうな3話の人と、はっちゃけ鬼先生が同一人物というのも考えがたく。そりゃ、アスミタの前の鬼先生はそんなにはっちゃけてはいないけどさ。 そんなわけで、3話の人にものすっごい夢を見ていたので、亡くなってるにしても病死だったり、デフテロスに殺されたにしても弾みの事故だったり、その手のものを想像していたんです。サガのような反乱キャラではなく。 まさか、鬼先生以上にはっちゃけたキャラがくるなんて、思わねえよ……。
いざ双子兄が再登場したら、私にとっては鬼門に等しいアーレス教皇の格好。しかも性格も、黒サガのようなやり口はともかく理想はしっかりしてる感じの人という風でもない。 一気に株が下がりました(笑)。あんまりすぎて、やっぱ3話の人はデフだったってことでいいんじゃないかと真剣に考えたくらい下がりました。 いや、あの時点で面白いお人ではあったよ。教皇コスプレもとんでもない悪役面も評価高かったよ。アーレスの格好をしながら火星を守ってるのもにやりとさせられた。でも、それは作品の中のキャラへの評価で、個人的な萌え度はとても高いとは言えなくなっちゃったんですよね、双子兄。
これが裏返ったのは、デフテロスと同様、153話。アスプロスよりデフテロスの方が好きだというのは変わりませんでしたが、回想アスプロスのあまりのキラキラピュアホワイトっぷりに、私の見たかった人これだー!と驚かされつつも感動しちゃいまして。 ぶっちゃけ、アーレス教皇の格好してる人と同一人物と思えない真っ白さ。ちょっと物言いきついとこもあるけど、弟想いの美少年で、性格も悪そうじゃない。成人後も真っ当に美青年で、やだこの人確かに3話の人だったわごめんなさいと思ったもんです。
しかし、実際に話が進むのはそんなピュアホワイトアスプロスではなく、ノリノリで冥衣をつけてる真っ黒野郎。 それでも、一度あのピュアホワイトを見ちゃうと、何かしら歪んだ理由やきっかけがあったんじゃないかと同情気味の目になっちゃってたんですよね。プラスして、そんな同情心と全く無関係に「このキャラ面白いわ」という評価がどんどん上がってきて、どん底だったアスプロスへの好意も比例して上がっていきました。
決め手になったのが、159話。 この回で、確実にアスプロス>デフテロスが固まりました。 アスプロス視点の物語が描かれてデフテロスを疎むようになった理由が分かったこと、そのくせ実際に失った時に喪失感に満ちた表情を浮かべていたことで、「いかん、私この人好きだ」としみじみ思いました。 その後のアスプロスは、そんなしんみり気分を感じさせつつも、冥闘士をしていた頃の面白い部分は残っていて、デフを見るたびに思う「殊勝な子だわー」と真逆の「殊勝らしさと無縁だわー」という印象は保持していて、ともかくすっげえ好みのキャラになってました。
そんなわけで。 二日に分けて長々語ってましたが、なんで今になって再びデフテロス>アスプロスな気分になってるのか考えた結果の結論はいたって単純。 デフテロスは最終形態が自分の中でいちばん押しが弱く、逆にアスプロスは最終形態がいちばん押しが強かったけど、デフテロス外伝のデフはポイント稼げる容姿・性格の時期、かつアスプが稼げない時期の性格だったのですわ。 アスプのキャラの雰囲気は、デフテロスの死後>闇の一滴前>闇の一滴後が好みの順なんです。外見については、黄金聖衣アスプ>冥衣アスプ>黒髪冥衣アスプ>アーレス教皇って感じ。 シジフォス外伝で外見・性格とも好み度高いキラキラアスプを見せられた後のどやアスプ時代。対してデフテロスは好み度高いマスク時代。舞台が明らかになった時点で勝負は決まっておりました。 しかし、アスプ外伝で生前アスプをやってくれたら、同条件であっても多分アスプロスの方がデフテロスより好きだーってなりそうです。 実際には、外伝主人公の順位が常に上がりがちってだけなんだと思います。
* 椎名くんの鳥獣百科5巻、届きました。 限定版だったのに到着遅れさせて通常版と変わらん日付にしか入手できてない自分の迂闊さを呪う。 ドラマCDはまだ聞けてないのですが、単行本の方は堪能しております。アニメイト限定版の椎名少年カバー可愛い。裏表紙の花少年とハシビロコウさんも素敵です。眼鏡眼鏡。 通常ジャケット(といっても初回版なのでペンギン増量)、裏表紙はリズとひげ先生ですが、下敷きになってる本がカラフルなのはいつもこんなんだったか、この二人だからこその水玉ピンク&水玉水色なのか……。 リズ、改めて読み返すと、マニキュアとペディキュアまで手が回らなくなってるところが細かいなあ。 ヨウムくんとモモちゃんのラブラブっぷり可愛い。
* ちょっと前に届いてた久織ちまきさんのガン種運命コミカライズ版、やっと開封しました。 ガン種運命は、シンが主人公なのにという頭があったから、アニメ見てるとんんー?と思う部分が多かったけど、最初からアスランが主人公であるこのコミカライズ版はすんなり入ってくる感じでした。
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