| 2011年12月08日(木) |
ND37話感想+LC外伝28話感想+LC外伝2巻感想 |
LC外伝2巻、アニメイトとゲーマーズで買ってきました。 チャンピオンは、とりあえずアニメイトで購入。ペーパーのイラストはゲーマーズ版と同じですが、アニメイトよりゲーマーズの方が絵に文字がかかってなかったです。メイトは横長ペーパー、ゲマは縦長ペーパー。 ND4巻も買ってきてますが、内容の感想は既に本誌連載時に書いているので、今回は割愛。
* 折角のカラーページが冥界色に染まってやがるネクストディメンション37話感想。
ブラコンだーブラコンがいるぞー。 NDの双子弟まで発言がお兄ちゃん大好きだった。全部兄上にくれてやるわとかアホか! アホか! だがしかし、アベルとカインの場合、厳密には双子なんだかなんなんだかわけの分からない謎の存在。実はただの林先生案件かもしれないんだ! 怖いね!
瞬は、アナザーディメンションからも積尸気冥界波からも見事に帰還できるすごい能力の持ち主ですな。 時空技無効だし索敵可能だし、シミュレーションゲームだったら必ず戦闘参加させちゃいそうだなあ。もっとも、時空技を使えるキャラが極端に少ないから、その点でいつでも優位ってわけじゃないけれど。 先にも書いたけど、冥界の色合いがとても暗くて、瞬の肌色も悪くて、そういう細かい描写がカラーならではで面白いです。 それと、時代関係なく冥界は一つってのも面白いですね。18世紀に冥界に飛ばされた瞬が星矢の姿を見ることになるなんて、予想もしませんでした。なんだかんだと冥界は神の司る空間、人間の常識は通じないんだなあ。
天馬は瞬に助けられて戻る形になるのかと思いきや、デストールさんの自滅で生還してました。デストールさん、もっとしっかり……!(笑) すぐに代わりの早桶を作ると言いつつ、目の前の西洋棺桶完成にいそしんでるのもなんだか素敵。 沈黙の棺は、公式で先行画像を見た時には、積尸気冥界波の新エフェクトかと思ってました。でも、デストールさんの積尸気冥界波って相手を棺桶に入れないと完成しないみたいだから、ある意味新エフェクトの新技ですね。 で、まあ、沈黙の棺ですが。アイテム的に、かっこいい! なんとなく、西遊記のひょうたんを思い出すような面白アイテム。ギリシャ神話でこういうのあるのかな。 しかし、今回も水鏡先生は黄金聖闘士の魔の手(笑)から天馬たちを助けることになるのかしら……。それとも、デストールさんがなんだかんだと天馬たちを棺から出してくれるのかな。 とりあえず、次回もまだ載るみたいなので楽しみ楽しみ。
* ロミオが青い空をたずねて三千里ロストキャンバス外伝28話感想。
畜生、もう騙されないぞ……!! ジョーカのキャラがとってもいいのに、拗ねたものの見方が面白いのに、マスコットアニマルがいるのが懐かしアニメっぽいのに、きっとまたフェードアウトしちゃうんだろ! 騙されないぞ! 騙されるもんか……!!
そんなわけで始まりました、マニゴルド外伝。 つうかもう、本当にね! 孤児少年がリスザル連れて裏社会にいるけど根っこは腐ってないとか、普通だったら立派に主人公できると思うんですけどね! フローライトから始まったデジェル外伝が結局普通のロスキャンになってたように、今回もマニゴルドに主役交代しちゃうんだろうなと思うと今からションボリです。 外部から見たマニゴルドって描き方じゃ駄目なのかな……。個人的には、多分少数派の意見だろうけど、こういう始まり方をしたのなら、黄金聖闘士の兄ちゃんたちはスパイス的な存在であれば十分なんだけどなあ。
まあ、始まったばかりで愚痴っていても仕方ない。 今回の舞台はヴェネチアでござる! 別に火星ではない! ……が、まあ、火星を思い出す人もきっと多いことでしょう。 カルディア外伝は全く下地のない舞台だったそうだけど、ヴェネチアの場合は多少なりと資料をいろいろご覧だったろうから、馴染みのある世界なのかしら、手代木さんにとって。 明るく楽しい祭りの光景と、暗く拗ねたジョーカとの対比が見事。そんなジョーカが、マニゴルドと出会うのも、マニゴルド外伝の導入として上手いなあ。 不良少年が身を寄せ合って生きてる感じもいいですね。 ルマーカがいかにもな小物悪役なのも……。いや、これさ、語り手のキャラはだいぶ性質が違うけど、流れとしてはどうしてもデジェル外伝を思い出しちゃうから、よけいにジョーカ視点が保たれないだろうと思えて辛いんですけど……! でも、同じような話でも、視点がキラキラした世界に憧れる女の子なのと、キラキラした世界とは縁がないと世を拗ねてる男の子とで、まるで違う雰囲気になってるのは面白いなあ。 それに、ジョーカがピグロを庇うシーン。咄嗟に動いちゃうジョーカがすごく私好みです。ドジっ子した結果のフローライトとは一味違うぜ(笑)。お約束といえばお約束だけど、ただの不良少年じゃないんだよって、一目で分からせるいい演出だと思う。 どうせどうせと諦めていた少年が、同じように諦めていたけれど大きな出会いによって自分の命の価値を知った青年と出会う。マニゴルドは、果たしてジョーカにとってのセージになれるのか。 ……うん、やっぱ、つかみはOKだな、マニゴルド外伝。
長々とジョーカ中心で語ってましたが、真の主役たるマニゴルドが墓場に現れるシーンのかっこよさもなかなか! 表情すげえ悪い人ですけどね! どう見ても悪役ですけどね!(笑) なのに、「花踏んじまった」って台詞が出てくるの。小さな命も大事にするんだなあって感じで萌える。でもルマーカには容赦ない。 とりあえず、マニゴルドから盗んだものを返せ、ジョーカ! 殺されないまでも怖い目にあうぞ、きっと!(笑) 積尸気冥界波の新エフェクトだけで、普通に怖いですけどね……。
今回、裏主役はトントと把握しました、私。 いちいちリアクションや表情が可愛すぎるんですよ、トント。一コマ一コマ目がいっちゃう。 トントの名前は、トントゥと同語源なのかなあ。イタリア語は詳しくないのでよく分からない……。 ジョーカ、ピグロ、ペーシェ、ルマーカの名前の元も何かあるなら知りたい。ペーシェは「ペシェ」で桃だったりするのかな、とも思うのだけど。
* こっからLC外伝2巻、カルディア外伝単行本の感想です。
ペーパー アニメイトでの配布ペーパーは画像の事前公開が無かったので、現場で初めてどんなイラストか見ました。 単行本ひっくり返して、挑発的なカルディアの表情が目に入った途端にぷしゅーっと脳みそショートする勢いで熱上がってました(笑)。きっと風邪じゃない。咳が止まらないけど風邪じゃない。 ゲーマーズのペーパーは、事前にカラーだと分かっていたけど、改めて現物見てすげえすげえとテンション上がってました。こっちの絵のカルディアもすごく素敵。
表紙 アルバ外伝と違って、今回は描き下ろし表紙です。黄金聖闘士+自宮という組み合わせ、巻次表記に星座マークといった基本の作りはアルバ外伝と同じで、今回は見事な蠍座仕様。 カルディアの表情が、可愛い+かっこいいのカルディアらしさ全開で、すっげえお気に入りです。欲を言えば、私服のマフラーのカラーを見てみたかった〜。聖衣に着替えてすぐの、マフラーを腕に絡ませてるバージョンだったら、マフラーの色も分かったのになあ。
カバー下 表紙側は描き下ろしじゃなく、本文カルディア。しかし、本文で豪華な描き下ろしがあったから、描き下ろしが良かった〜というのは贅沢な望みなのでしょう……。デジェル外伝は見開き描き下ろしは少なくても、カラー扉裏におまけが2ページ分あるだろうから、やっぱり本文からの使い回しになるのかな〜。 裏っ側は、本文に入らなかったテスカトリポカの分解装着図。描き下ろしストーリーがあるから分解装着図は一切収録されてないのかと思ったので、見つけた時はやっぱり嬉しかったです。ヨナルデパズトーリの分解装着図が無かったのは寂しいけども……。
作者コメント 眠り子猫の可愛さよ……!! いや、猫について叫んでてもしょうがないんだ。毎回毎回黒猫ちゃんの可愛さに悶えさせてもらってることなんてとりあえずどうでもいいんだ。 カルディア外伝は、すっげえ少年マンガ!な空気が漂いまくってましたが、そのあたりはやっぱり手代木さんの意図したものだったんですね。感覚的には90年代前半少年マンガな気持ちで読んでましたが、やたら規模の大きい話になるのは確かに80年代風かも。ロストテクノロジーやら最終兵器やらも、80年代っぽいかな。 手代木さんの書かれてる「ご時世的」ってのは、マヤの暦がうんぬんかんぬんって滅亡論のことかな? テレビでも、しばしばマヤ特集やってますよね。他にも、今年はマチュピチュ発見100周年ということで、おまけで中米にまで波及した中南米展も開催されていたため、外伝連載中にうきうきと見に行ってました。ちょっとでも作品の空気を味わえた気分♪
扉絵 うわあああ、超可愛いいいい!!! 帽子のサーシャも相変わらずリンゴ食ってるカルディアもカルベラさんも可愛いよ〜。 全員でピースしてる絵なんだけど、2巻の扉絵なのでみんなで「2!」ってやってるようにも見えてくる。実際、アルバ外伝の扉絵では、アルバが血のついた指を立てていたから「1」に見えなくもないんですよね。偶然だろうとは思いますが。
人物紹介 うわあああ、超いらねえええ!!!(笑) 2巻以降の単行本には必ず入れないといけないのかもしれないけど、無くていいじゃん、これ。無くていいじゃん……! これがなければ、ナワルピリの分解装着図入ったんじゃないかと思うと、なんとなく悔しい……。 そんでもって、相変わらずはばっ子全開のアスプロスが可哀想すぎでな。しょうがないのかな、あの人聖闘士じゃなくて冥闘士だもんな。 レグレグとアルバとデフの絵がOVAのおまけ絵じゃないのもなんとなくはばちくさくて可哀想。でも、アルバとデフはこっちの絵の方が確かに好きです。レグレグはOVAの絵も好きだけど。 は、そう言えば、OVA特典のカレンダー、うちにも遅延連絡来た……。 まあ、遅延連絡が来るってことは、応募ハガキは無事に届いてたってことですもんね。あとは座して待つのみ!
目次 蠍座は星の並びだけを見ても、華があっていいですね♪
スカレーットニードル 誤字直ってないね……orz スカーレッドニードルは直っていたのにね……。
あとがき 全員生存版ED、見たかった……! イラスト1枚でも夢が膨らむな! いろいろ不器用な旦那がうっかりしまくるところを見たいよ! というか、脳内で勝手に展開されるからそれで十分か。(妄想注意!) アニメが終了したからか、担当さんがお一人に戻られたようで。シジフォスの方の人が残ってるのかアスミタの方の人が残っているのか気になります。スカレーットとかあらすじでのクレスト先生呼びとか、どちらがやらかしてるのか……。
裏表紙 ナワルピリもいてくれたらばー!! カルベラさんの服が赤い色なのは予想通りだったけど、フリルは白色かと思ってたので、黄色だったのはちょっと驚いた。 ウェスダさんはもうちょい赤肌かと思ってたけど、デフとそう変わらない感じだな。
Scorpion’s Interlude 施術前カルディアキター!!!!! 子蠍子蠍。カルディア外伝で登場しなかったので、施術前カルディアはもう一生見れないかと思っていただけに、これは嬉しいサプライズ! もう1ページ目のカルディアがすっごいすっごいすっごい美人でな〜。個人的には、カルディアの顔立ちは男前より美人寄りだと思っているので(例えばデジェルとカルディアならカルディアの方が美人キャライメージ)、カルディアが黙って美人さんしてるとテンション上がります。 病弱キャラらしからぬアクティブさで駆け回るカルディアが可愛いけれど、言ってる台詞はいちいち切ない。「もう我慢しない」ってことは、これまで我慢してたことも多いってことなんだろうなあ、と。 カルディアは自由に生きたいと思っているけど、きっと療養所に預けた人達からすれば少しでも長く生きてほしかったんだろうな。 しかし、心臓痛めて血を吐く不思議は考えてはいけないとこなのだろう……。
カルディアに施された秘術は、アテナの血を利用したものだろうと思ってはいましたが、まさか施術者がクレスト先生とは思わなかったです。 結構間接的な血の利用でいいものなんですね……。 アテナの血を授かるところまでは、童虎と一緒で、童虎の場合は最後にアテナが認めたためにメソペタ状態となり、カルディアはそれがないから17巻童虎のような熱暴走キャラで留まっていたということなんですな。 仮に、カルディアが聖戦を生き残ったとして、サーシャはカルディアにメソペタを施しただろうか……。多分しなかっただろうなという気がする。じっと座らせておくなんて、できないんじゃないかな。 逆にカルディアは、どうなんだろう。もし生き残るのが自分だけになったら、メソペタを受けただろうか……。誰かがやらなきゃいけない面倒ごとって感じだもんな、メソペタ……。
永遠の命を得たいかどうか尋ねたのは、クレスト先生だったってことなのね……。クレストじいちゃん、カルディアさんのこの回答を聞いてて、なんでまた永遠派に転じちゃうかね……! クレスト先生が超長生きしてたのがメソペタ理由なら、コー・イー・ヌールがぴちぴち十代前半外見なのは、十代前半にメソペタを受けたからという理由になるのかな。聖戦時に十代前半って、かなり若いな。星矢や瞬くらいの年で聖戦に当たってたってこと? しかも、メソペタって結局不老不死じゃなくて肉体時間一日分を一年に引き伸ばす技だから、あの外見マイナス500日の年齢で聖戦を生き抜いたってことになるのかも。 メソペタの仕組みはいまいちよく分からないけど、脱皮したら通常の時間の流れに戻っちゃうのだとしたら、デジェルに勝ったところでガーネットの不老不死には結局ついていけなくなってたんだろうか。それとも、あくまで一日=一年は変わらずに、ゆっくりと年を取りながらガーネットと生き続けることになったんだろうか。
ここでカルディアがクレスト先生についてっちゃうキャラだったら、デジェルとの出会いがもっと早かったかもしれないんだなあ。 命の恩人がああいう形で死んだことをカルディアは知らないだろうし、それ以前にクレストがデジェルの関係者だということも知らないんだろう。実は繋がりがあるのに気づいてないとか、おいしすぎるんですが、デジェルとカルディア。 こういう形で聖闘士の世界に出会っていたカルディアにとって、自分が耶人にとってのクレスト(聖闘士を目指すきっかけ)になってたってのはどういう気持ちだったのかなあ。あ、OVAのあの設定は、公式ってことで認識してますよ(笑)。
こんな感じに、たった6ページなのにいろいろ考えさせられる内容密々な描き下ろしでした。
* 名前について調べた結果。 ペーシェ→「pesce」。魚介類。 ピグロ→「pigro」。怠惰な(?)。 ルマーカ→「lumaca」。かたつむり。 トント→「tonto」。間抜け。 ジョーカがよく分からん。
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