だらだら日記

2011年11月02日(水) LC外伝23話感想

木曜が祝日って素晴らしいロストキャンバス外伝23話感想。

五百数十歳に常命とか言われても。
化け物級と一緒にすんなー。

いつも秀逸(笑)なロスキャンのアオリですが、今回もなんか……すごかったです。
「クレスト」と呼び捨てじゃなく、わざわざ「クレスト先生」と先生つき。しかも別に「少年」でいいじゃんと思うのに、わざわざ「美少年」と表記。
ひょっとして、今回もカルディア外伝の時と同様、デジェル視点でノリノリに作ってるんだろうか……。
あ、でも、あらすじも「クレスト先生」って先生つきですもんね。単純に担当さんがノリノリでクレスト先生って呼びまくってるだけかもですね。……打ち合わせやなんかでも、普通に「クレスト先生が〜」って話してるのかなあ……。

まあ、そんなわけで、思いがけず美少年姿のクレスト先生に対面したデジェルさんが、あまりにもあっさり本人と認めてるのにちょっとうけました。嘘つけーとか思わないのか。素直だな。本人確認の最優先事項が、小宇宙や凍気だったりするのかな。
ダイヤモンドダストは基本殴り技だと思ってたので、タクトを振って鮮やかにダイヤモンドダストを繰り出すクレスト先生の姿にビックリ&ときめき。デジェルの話って、いちいちアニメーションで見てみたい表現が多いなあ。本編も外伝も。
しかも、このタクト、話が進むとだんだん教鞭のように見えてくるんですよね。背後に黒板があっても違和感ないぜ。先生が若すぎるのだけおかしいけれど。
そのせいで、なんだかんだ、指導の延長として動いてるんじゃないかと思えてきちゃうよ、クレスト先生……。
死なない人間こそ平和の維持に必要という考えに至ったことそのものは、嘘ついてるわけでもないんじゃないかとは思うけれども。
刹那から永劫へ、転変から不変へ。
これまでのスタンスを打っちゃって、新しい立場を得てはみたけれど、結局デジェルに求めているのは自分の教えに沿った行動っぽいんだよな。「異を唱えるなら」と言いつつ、むしろ異を唱えて欲しがってるような。だから、「向かって来るが良い」と言っちゃう。自分の考えを否定して欲しがっている。
そうして、どちらがより正しいか、突き詰めようとしているのかもしれない。
あるいは、問答の末に自分を論破させることで、デジェルにこれまでの考えが間違っていないと思わせようとしているのかも。
なんにせよ、トルマリンが認めるように、師弟の立場は崩していないもんなあ、クレスト先生。下手すると、さすがに寿命が尽きそうだってことで、あえてガーネットの懐に飛び込んで敵対の立場を取って教育しようとしているのでもおかしくなさそう。パルティータさんばりの教育熱心な保護者かもしれんよ?

それにしても、ガーネットは戦いがなくとも歌声で民を統べられるとか、「常命の我々」発言ばりに胡散くせえんですが。
どうしてフライユ夫人が襲ってくるんですか。人質取るののどこが平和的ですか。
人が神のように不老と不死を得れば対抗しうると考えるとこまでは、まあ納得もいくのですが、どうにもガーネット自身がそんなクレスト先生の思想に沿ったキャラじゃないので、空回り感がぎゅんぎゅんなんだよな……。どうにも純ショタ趣味のおば……お姉さんにしか見えませぬ。
ただ、志云々は別として、どこかで共感を覚えちゃった可能性もあったりするのかも。地球規模・宇宙規模で考えれば、五百数十歳も一時の存在ではありますが、そうはいっても普通の人間と比べれば確実に長生き。悠久の存在ではある。ガーネットが何年生きてきたか分からないけど、人にはありえない時間を過ごした同士として、同じ眺めを見ることの出来る相手として、価値を見出してたり、とかさ。

デジェルさん、今回も基本的に冷静どこいったーって感じで可愛いです。
でも、わりと立ち直り早かったイメージ。クレスト先生がいなくなったら、とりあえず落ち着いたな。いなくなるまではあわあわしまくってたけどな。
結局、前回登場のフライユ夫人は本物で、セラフィナ様と一緒に出て行ったのも本物で、ともに捕まってた……って形になるんですね。
良かった……セラフィナ様に出番がまだあって良かった……。
デジェルがセラフィナ様にいいとこ見せるチャンスがあって良かった。
ガーネットからセラフィナ様を助けるだけじゃなく、クレスト先生の問いに答えてこそデジェルさんの勝利条件クリアなんでしょうが、クレストの主張を覆すだけのものをデジェルは備えているのか。
長生きをするのも、若さを保つことも、基本的には悪いことじゃないから、否定するのはやや厳しい。
不老不死を求めることは誤っているのか、いないのか。
この問いへの基本的な回答は、既に杳馬とパルティータ夫妻が出している、とは思う。神の生に帰ろうとした人と、神に近しい立場を捨てた人と。でも、どんなに短い人生になろうと、パルティータさんは幸せそうだったんだよね。
それに、死なない人間ばかりが世界に満ちたら、それはそれで世界の動きもなくなりそう。大体、死なぬ人間といっても、フリント見れば分かるようにもう人と言えるのかって改造されてちゃ意味あるんかね……?
たとえば、ガーネットが、デジェルだけじゃなくセラフィナ様についても不老をちらつかせてきたとしても、そろって「お断りします」ってやってほしいものです。ともに齢を重ねていきたいくらい言ってもいいんだぜ! プロポーズ紛いの発言をしてくれていいんだぜ……!

カルセドニーとトルマリンが可愛いんで困っちゃう。
特にカルセドニー、三点リーダーの多いぽつぽつ喋りがたまらんな。
戦闘不得意なところも含めて、やっぱりフローライトの父親なんじゃないかと疑いたくなる……。

アレスのビジュアル化って、今回が初でしょうか?
18世紀のさらに五百数十年前っていうと、12〜3世紀ってとこか。具体的なアレス侵攻やポセイドンとの戦闘時期は明らかになってなかったと思うけど、LCではクレスト先生生存時期にあわせてきたってことなのかな。
でも、アレスの手勢については謎が多すぎるからか、イラストには描かれてないような。かわりに暗黒聖闘士がいるのか。クレスト先生のすぐ横のキャラはユニコーンの聖闘士かな?


 < 過去  INDEX  未来 >


いね [MAIL] [HOMEPAGE]