大体赤い絆一周年ロストキャンバス外伝5話感想。
泣いたー!!! わーい、やっぱアルバの涙は押さえどころですね! でも涙が毒かどうかはマンガ版だと分かりませんね。実際どうなんだろう……。 しかし、聖衣のまま寝るのは寝苦しそうだ。
今週もすっごく面白かったです、アルバ外伝。 ルゴニス先生の死は、ドラマCDでも描かれていて分かりきったことと思っていたのに、改めて泣いてしまいました。魚座は必ず最期に薔薇の美しさを認めて逝くんだな……。 星矢の魚座って、聖衣のデザイン見ても双魚じゃないがねーと突っ込みたくなる感じなのですが、10ページ目の魚の絵を見たら確かに魚座の聖闘士は双魚なのだなと思いました。神話の双魚の形とは違うけれど、代替わりの一時、互いを結び合わせる双魚として存在してるんだなあ、と。 最初の頃は誇らしくも思っていた毒の血が、ルゴニスの命を奪ったことで恨めしいものと変わった。ドラマCDだと、ほぼ迷いなく毒の血と生きていくことをルコさんに宣言するアルバですが、マンガ版だとまだ葛藤の中、といった感じ。今回の一戦が克服の一助となるのかもしれないですね。
ルコさんの設定は、マンガ版の方がしっくりきます。赤の他人の瓜二つってのは、さすがにどうかと思ってたので(苦笑)。 ルコさんがルゴニス先生の身内だったことで、自分が命を奪った人を大切に思う他の誰かがいたことをアルバは知ってしまった。ドラマCDのようにすっきりと「だが断る!」とはいかないんですよね……。むしろ、かなり揺らいでいる様子。ことが自分だけの問題じゃないんだから、当然だけれど。 まったく、憎いぜこの流れ。上手すぎるぜ〜!! ドラマCDの赤い絆も面白かったけど、マンガ版は輪をかけて面白いです。ルコさんとアルバフィカという、ルゴニス先生を違う形で愛する二人を描くことで、話の深みが増している。人間関係も心理描写もがつんがつんと迫ってきます。ルゴニス先生の親心、アルバフィカの後悔、残されたルコが進む道……。 兄を救いたかったというルコさんの言葉に嘘がないなら、突き詰めて聖闘士というものが存在しなければ兄が毒の呪縛に囚われることもなかったと考えるようになっててもおかしくないかも。そうしたら、ルコさんにとっては、魔星に目覚めたことも願ったり叶ったりかもしれないのか。
窓にしがみつくペフコちゃんが可愛い。 「シーッ」とか言いつつ、自分が叫んじゃってるのも可愛い。 妖怪人間べム(←いきなりですが)の再放送をたまたま見かける時、不思議なことに必ず、呪いのせいで夜になるとおかしくなる母親たちから子を守るために父親が結託して子どもを浚い続けてた話をやってたのですが、あのお母さんたちのように夜になっておかしくなってる患者さんが徘徊中とかそんな感じ? ていうかやっぱもなこ? もなこしてるの? みんな肉が欲しいの?? ペフコちゃんが結構ボロボロなのは、襲われちゃってたんでしょうか。 アルバは絶対助かることが分かってるけど、ペフコちゃんがどうなるかは分からないので、ハラハラしながら読んでます。
それにしても、ストーリーパートが長いですね、外伝。 アルバが「考える時間を下さい」と言った時は、「そのまま食事&風呂タイムに流れ込んでしまえ! でもってお風呂屋さんペフコが入浴中のアルバを見たら女の人でビックリ!な愛情するよりこんな時友情したいネタでもやっちゃえばいいよ!」と思ったものですが、さすがにそこまでのんびりではなかったです。 外伝に関して言えば、聖闘士が勝つのは分かりきってるのだから、ストーリーパートをじっくり描いて物語を見せる今の表現は妥当だと思うのだけど、少年マンガ的にはまずいんだろうか。でも私、チャンピオンのほとんどのマンガ、戦闘(試合)パートよりも日常パートの方が好きなんですよね(苦笑)。
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