こんにちはセインタニアですロストキャンバス外伝4話感想。
アルバさん、仮面忘れてますよ。 成人アルバさんでさえ、あまたの女子キャラと比べてもいちばん美人だと思えるのに、幼少時代の美少女っぷりってば何事ですか。 しかも、上着の丈が長いせいで、真剣にミニスカートはいてる女子にしか見えん。 本当はサーシャも相当の美少女だと思うのですが、女神らしからぬ平民オーラのせいでアルバの方がずっと美少女に思えてきちゃう。おかしい、アルバ修行中なのに。本当おかしい、アルバ傷だらけなのに。パッと見のお転婆度は変わらんはずなのに。 アスプが杳馬に会った年齢よりは、血の交換を始める前のアルバの方が若干幼く見えるような……。10才くらいかな。実際のところいくつくらいなんだろう、この頃のアルバフィカ。 アルバはマニより若いけど、マニより前に聖域にいて、マニより前に修行始めてるんだってのは、二人の関係を妄想する上で大事なところッスね。……あ、ギリシャはギリシャっぽいけど、ルゴニス先生の薔薇園って聖域にあるわけでもないのか。
ルコさんの胡散臭さが全開になってまいりました。奇蹟を作り上げただの白く塗り替えるだの、本当に宗教くさい……と思ってたら、次号予告でも「神とあがめられる」と書いてありました。いやいやいや、一応癒しの人とあがめられちゃいるけど、本編じゃ神様扱いされてないよ!(笑) 神様みたいと言われてたら、パンドラ様が生意気だとかって怒りにやってくるよ……!! ルコさんは、自分のスーパー鈴蘭を魔宮薔薇とは逆と言ってるけれど、効果は違うにしても十分毒物っぽいんですが。麻薬っぽいっつうか、洗脳薬っぽいっつうか。 奇蹟を求めてやってくる人は、最初から懐柔されてるようなもんだけど、元からの島民でルコさんを怪しむ人がいたら、それこそこうやって「説得」されててもおかしくないかも……。 怪しい状況を誰も怪しまず、一つの方向にばかり流れていくのって、流れに乗れない人間からすると相当怖いよな。そりゃペフコちゃんも聖域に助けを求めに来ますわ。でも、そうしたことで、この後ペフコちゃんが死ぬにしても生きるにしても、ルコさんと別れることになるんだと思うと、なんだか痛ましい……。 そして、なんでペフコちゃんは流れに乗れてないのかも気になる。馬鹿だ馬鹿だと自分を貶めてるペフコちゃんだけど、観察眼鋭そうなんだよね……。アルバの心情読み取ってみたり、草木の種類が変わってることに気づいたり。 ルコさんなりの親心が関係してるってことならまだ救いがあるような……。いや、それはそれで悲惨か……。
一方、既に別れ済みの毒薔薇師弟の回想シーンですが。 これが本編だと「回想シーンだ! アルバ死亡フラグ!!」と思うところですが、外伝は回想=死亡フラグじゃないからいいですね……とユズリハ外伝で書いた感想と同じことを書いてみる。逆に言うと、とっくに死んでる人なんだよな、アルバもルゴニス先生も……。 アルバとルゴニス先生、ドラマCDだと血の交換以外はキャッキャウフフって雰囲気しかなかったのですが、マンガ版で修行中シーンが追加されてて嬉しいです。 厳しさと優しさを併せ持つルゴニス先生の男の色気に俺様ノックダウン。あんな風に優しく微笑まれちゃあ、アルバもそりゃ嬉しくて赤くなりましょうよ。ロスキャンってどの師弟も本当にいい関係だなあって思う。 血の儀式を始める時のアルバフィカは、まだルゴニス先生の言う「孤独」という言葉の本当の意味を知らない。ふたりぼっちで生きていくものと思っている。終始曇っているルゴニス先生の心情を思うと、切なくなるばかり……。自分がやがて死ぬことよりも、死ぬことでアルバを一人にしてしまうこととか、その道にアルバを引き込んでしまったこととか、そういった理由が強いのかなと思っちゃいます。
副題の「赤い絆」がこの段階で使われたのは意外でした。アルバ外伝最終話あたりで使われるのかなと思っていたので。 改めて思うと、シオンとアルバって師匠に血を分けてもらった同士なんですね。それをシオンが知ってるかどうかは分からないけど、血……体を流れる命というものを大切に思うシオンにとっては、毒であろうとアルバの血も厭うものじゃないんだろうな。
ドラマCDで地味に好きだった「聞き分けのない魚座様だ」の台詞がマンガ版でも出てくるかどうかが気になるところです。
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