| 2010年09月09日(木) |
ND27話感想+LC195話感想 |
なんとまだ載るネクストディメンション27話感想。 12月には3巻も出るし、このまま順調に載ってて欲しいなあ。パートカラーじゃなくていいから。単行本だけカラーならいいから。
気のせいか、NDなのに輝火がいるよ? と思ったら水鏡先生だった。 でも、これ、細部は輝火と事情違うんだろうけど、雰囲気的には輝火と近い設定の持ち主だったんじゃないのかなあ、水鏡先生……。天馬とアローンを助けた時にも、お師匠気分というよりお兄ちゃん気分だったりしたのかも。 単純に魔星に目覚めたから冥闘士側にいるってわけでもないのかもしれないなあ、水鏡先生も。 もし輝火のように弟が死んじゃって……という設定の場合、王道といえば王道だけど、少しはLCと話合わせたんだったりするんだろうか。水鏡先生って、どのタイミングで設定されたキャラなんだろう……。輝火、もうハスガード戦やってたかなあ。過去話の水鏡先生が載ってる号は持ってるけど、その時点でLCはかなり進んでたはずなので、ひょっとしたら水鏡先生を輝火のキャラに沿わせた可能性もあったりして。打ち合わせしてるわけじゃないんだろうけど、天界編マンガで沙織さんが星矢に渡してたネックレスを花の鎖に変えたように、LCの設定で取り込めるものは取り込んでるっぽいし。
それはそれとしておいといて、冒頭の一輝VS水鏡先生に戻りまして。 水鏡先生、一輝が今まで会った黄金以上と認めるってことは、シャカやサガより更に上ってことですよ……!! 冥闘士ボーナス入ってるのかもしれないけど、相当強いよ、それ! そりゃあ、水鏡先生と(昔は)互角だった(と主張する)シオンが胸張って「18才の自分最高!」って言っちゃうわけだよ! ごめんシオン! 馬鹿にしてた!!(笑) しかも、以蔵さんやオックスは、そんなシオンより更に強いわけで……。この時代の黄金聖闘士って、実はすごく強かったんじゃ。それでも、黄金が強いだけでは聖戦を一時終わらせるだけで、終結させるほどにはいたらないんだなあ。 あと、水鏡先生>アイアコスも確定ですね。三巨頭も星矢時代より強かったのかな。
今回のカラーページはかなり謎のセレクト。なぜここか。 これなら、また一輝かと言われようと、扉絵をカラーにしてくれてた方が嬉しかったなあ……。
天馬と瞬の会話は本当にいちいち可愛い。 怪我の心配をする天馬も、「大丈夫です」と敬語で答えたり「君づけ」してたりする瞬も、すごく好き。 ああ、やっぱ、どんなに似てても天馬は天馬であって星矢じゃないんだよなあ。 今回、天馬の顔つきがいつも以上に可愛くて、にやにや止まらんです。19ページ目の「エ?」のコマとか〜。16ページ目の「いってえ!!」とか。
オックスさんは天馬たちの言うこと信じてくれないだろうなと思ってましたが、ちゃんと状況を見極めて二人を通してくれて良かったです。 最初にすんなり信じなかったことで、かえって慎重さをアピールしてくれましたし。……まあ、シジマさんのメッセージを受信できないどころか不穏な空気を感じることも出来てない結果でもあるから、やっぱりマイナス要素ではあるんですけどね(苦笑)。 雑魚の何人かはオックスが防いでくれるにしても、オックスも認める強い人である水鏡先生は金牛宮を通り抜けることになるのかな〜。その場合、まさかのオックス戦死?
それにしても、鳳凰幻魔拳って有名な技だったのか。 フェニックスの聖闘士は一輝が初ってのは、大全設定だったっけか? 原作設定だと前々からフェニックスの聖闘士はいたのかなあ。 原作設定は一輝が初、ND設定はそうでもないってことかな……? 水鏡先生の過去も気になるけれど、天馬と瞬が向かった先の双子座の聖闘士が気になって仕方ないです。どんな人なんだろう〜。
* NDとそろって牡牛座祭りロストキャンバス195話感想。
レグルス×先代獅子×ハスガード様のトリプルコンボって。 更に若かりしアスプロスとシジフォスって。 萌え死なす気ですか、手代木さん……!! やばい……読んでる途中から読み終えた今まで、にやにやが止まらないです。幸せすぎる。好きな要素詰め合わせで出来てるよ今回。 そんなわけで、感想はやたら細かく長くなりそうです。全コマで感想書きたい勢いだもんよー。
おっきいレグルスは最初の一ページだけ、後は全部回想でした。回想だけで進む回もあった双子巻のようなことになるだろうか……。幼い頃のレグルスが本当に可愛すぎるので、このまましばらく回想でも私全然困らないのですが(笑)。
2ページ目、イリアスさんが予想外に髪の長い、ヒッピーだかボヘミアンだかみたいな風体の人だったのでちょっと驚きました。短髪の人ってイメージが強かったので……。 でも、自然体で座る姿は、正に「大地と語る男」という呼称が似つかわしいです。レグルスが目を凝らして色々な物事をはかるのと同じように、イリアスさんも元から自然と対話する性質はあったんだろうけど、こういうナチュラリストのようなスタイルは昔からというわけでもなさそうな……。奥さんを亡くしたタイミングか、自分の死期を悟ったタイミングか、どちらかからかなあ、と思うのですが……。 奥さんは、お産で亡くなったような気がします。で、そのまま土地を離れられずにレグルス育ててたらいいなっつうドリーム。
4ページ目の腹鳴らしてるレグルスがそれだけでもう可愛い。 魚を取りに向かう姿も可愛い。 「とれて ない」の描き文字が可愛い。 失敗して駄々こねてるのも可愛い。 本当にもう、どうしたらいいんだか分からんくらい可愛い。 レグルスは、自分の食べるもののうち生臭系は、自分で捕ってたのかなあ。 「うー…」のコマは水滴で濡れてるだけじゃなく、べそかいてもいるんじゃないかと思えちゃうなあ。あんまり可愛すぎて。 イリアスさんにつままれてるのも可愛いよ〜。幼少期の可愛さは、テンマたちの回想シーンのそれを超えましたよレグレグ。この頃の可愛さが群を抜いてる分、シジフォスと会った時の煤けっぷりが切ないのですが(汗)。
レグルスは、あんな小さい頃から「目を凝らす」癖があったんですね。昔からそれで色々つかんだり超えれたりしたわけじゃないんだろうけど、あの見事なコピー能力は習い性なのかな、と思った。 父親が「感じて」物事を把握するように、レグルスは見つめることで物事を知ろうとしていたのかな。だから、見えないものはつかめないし分からないし……っていう。 イリアスさんは目に見えるもの以上の本質を求めつかむ人のようなので、ある意味では正反対の二人なんだなあ、親子獅子。
イリアスさんが野菜しか食べないのは、死に向かう身の自分が他の命を得ることを望まなかったからかな。 動物だけじゃなく植物だって生きてるんでっせと言いたいけれど、食べなきゃ天命以前に死んじゃうからしょうがないか……。レグルスにまで肉食を禁じてるわけでもないですしね。 そんなわけで、子ども一人には多い魚2匹GETのイリアスさん。 でも、その、ハスガード様にも魚1匹ってのは少なすぎると思うんです……! 魚以外の食事もちゃんと用意してたのかなあ、イリアスさん(汗)。
レグルスの回想は、先代獅子のほかはシジフォスくらいしか登場しないんじゃないかと思ってたので、まさかのハスガード様登場嬉しかったです! 手代木さんのハス様愛が迸ってますよね、今回♪ いや、ほんとはどのキャラにも相応の愛はあるんでしょうけど……絶対ハス様贔屓だろって思う(笑)。それは私がハス様大好きだからで、そうでない人には今回やハス様登場回見てもそれほど寵愛されてると思わないのかもしれないけど(汗)。 ハス様が本当に「ハスガード」だった時代なんだなあ。アルデバランを名乗るようになったのは、本当につい最近って感じなのかな、してみると。アテナが聖域にやってきたタイミングか、正に「聖戦の始まりです!」のタイミングか……。とりあえず、テネオたちは「ハスガード」と接してた時間の方が長いことを期待。 ハス様はイリアスさんのこと「イリアス殿」って呼んでてほしかったので、ちゃんとイリアス殿呼びだったのが嬉しい♪ ああもう、若い頃のハス様だよ……まだ新米だった頃のハス様だよ〜! サービス過ぎるよ手代木さん……! ハス様は、体も大きければ声も大きい、くしゃみも大きい。それにレグルスが飲まれちゃってるのが可愛いです。この二人、シジフォスがレグルスを聖域に連れてきてからの知り合いかと思ってましたが、現黄金聖闘士の中ではレグルスはハス様といちばん最初に出会ってたんですね。
イリアスさんとハス様が話してる最中、一人でましまし魚食べ始めてるレグルスが可愛いです。 こういう、身内が実はすごくて有名な人話が好きなんだロマンなんだ。自分の知らない父を知る男は、父を「最強」と呼ぶ。レグルスにとってもすごい人ではあるんだろうけど、強いというより不思議な人って印象が強いだろうに。 なんだろう……こういうストーリー、ほんと好きなんだよなあ。 隠遁する強者(武人タイプでも軍師タイプでも)、静かに暮らす彼・彼女の身内(この場合血縁じゃなくてもいい)、そこへ現れ力を乞う者。この一連のシークエンスは王道だけど、しっくりくる描き方をされている時はどうしようもなく心をかきたてられます。 そんな萌えシチュエーションを、先代獅子とレグルス、さらにはハスガード様で描いてくれるとは……!! しかも、今回のケースでは、隠遁強者が身内を置いて戦場に身を置くパターンじゃなく、やがて身内の方が戦いに向かうパターンですからね! よけいに萌えです。こういう父の出来なかったことを息子が系の話に弱いんです、すっごく。
イリアスさんが語る星の話が理解できないハス様の表情がいちいち可愛い。特に14ページ目の「?」のコマが特に。聖戦時の童虎と同じくらいか、ちょっと幼いくらいかなあ、ハス様……。年が気になるぜ。 あれって、表面的には天文学的知識ですが、そこで語られているのは自分とレグルスの比喩なんですよね。当時、光年の概念があったかよく分からないのですが、ハス様が星そのものの話を理解できないのは仕方ないまでも、眼前のイリアスさんの病身に気づけないってのはいかがなもんか。 イリアスさんがそれを悟らせないほど表(小宇宙とか)に出さないのが上手いのか、ハス様が「最強の黄金聖闘士」という存在に目がくらんでるのか……。 この頃のハス様は、押してだめなら引いてみろどころか押して駄目なら余計押す!なのが青くて可愛いです。青臭い上に青ざめてるのが、もう可愛くて可愛くて。 なんで今回こんなに可愛いのオンパレードなんだろう……。 割って入るレグルスも、レグルスに叱られて引き下がるハス様も可愛い。ハス様のいただきますもほんと可愛い。
でも、その可愛さの裏で着々と暗い部分が進んでるんですよね。 イリアスさんの髪を切るレグルスは、この後すぐくらいに父が死ぬなんて思いもしなかったろうになあ……。 シジフォスはイリアスさんの死を知らずに迎えに来てたわけだけど、ハスガード様は事情を知らずに帰りでもするんだろうか。ここでイリアスさんがラダマンティスに殺されたことを知っているなら、シジフォスにも伝わりそうなものだけど。 何より、正にいたいけって言葉が似合う年の幼子を一人で放置って、あんまりだと思うんですが……。いろいろ事情が分かってるなら、まず連れて帰れよと思う(苦笑)。 レグルスが、イリアスさんの死を伏せる形でハス様に戻るよう言ったなら、ハス様一人で戻っておかしくないかな。で、聖域ではシジフォスが分別くさく「子どもがいるなら仕方ないか」とでも言ってたり。アスプーがこれ幸いと「では俺たちだけで頑張ろう(そして教皇の座は俺のもの)」とか言ってたり。 けど、「帰る気になるまで残る!」と言い切っちゃってるもんな、ハス様。この辺の辻褄をどうつけるかも気になるところです、今回のエピソード。
しかし、イリアスVSラダマンティス戦が10年前とは驚きでした。 確かに5年前に「とっくに墓の下」とは言ってたけど、せいぜいシジフォスが迎えに来るより1、2年くらい前……聖戦から数えるなら6、7年前くらいかと思ってたのに……10年前……。 ラダマンティス、思ってたより年いってたのか。 なんでまたラダマンティスがイリアスの元へ現れるんだか理由はさっぱりですが、潰せる聖闘士は早めに潰して聖衣も奪っちゃえってことなんだろうか。 原作ラダは武人タイプだけど、LCラダは軍人タイプといった違いがある。その違いの分、LCラダなら組織のためなら卑怯と言われる行いもできちゃうだろうと思うのですが、最初からイリアスさんが死に行く気満々だったこと思うと実はそんなに卑怯って程のことしてないんじゃと心配になります。心配ってのは、レグルスが無駄に煤けた時間を過ごしてたんじゃないかって意味で。 まあ、実際卑怯かどうかはともかく、父を殺しただけで仇としては十分なんでしょうけどね(汗)。 獅子座と話はなれるけど、組織を重んじるために身内(バレンタイン)を切って捨てることも厭わないラダマンティスと、己という個を重んじて、それがために逆に仲間(この際ユニティも含む)を捨てないカルディアの戦いは、対比が面白くて良かったなあ……としみじみ思います。あれは本当に上手い演出だった。 生き死にでは勝ったラダマンティスと、命は落としたけどやるべきことをやりぬいたカルディアという対比でも上手いんですよね。ミロの台詞を髣髴とさせて。 そんな感じにカルディアVSラダマンティス戦が好きでカルディア好きな私ですが、前に望んでいたような「俺の体がおかしい」展開は今はちょっと望めなく……。 もしここでカルディアがハッスルしちゃったら、折角のレグルスの父親超えが寂しいものになっちゃいそうなので。あくまでレグルスが神の力を得たラダマンティスを倒すって方向に進んでほしいです。
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