みょうの日記
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2010年05月12日(水) 口蹄疫

現在、宮崎県に発生している口蹄疫問題。
どうしてここまで報道がなされていないのか、歯がゆい思いで見ている。
この期に及んで言い訳ばかり先行している民主党政府。
この数年来の日本の危機に、麻生政権が始めた経済対策が効果を顕し始めたこの時期に、経験も底も浅い党に一任して大丈夫だろうか、という懸念があったわけだが、この懸念がまさか予想以上の結果でもって現実化してしまうとは思わなかった。

昨日の国会中継では、終始「風評被害を抑えるために」と繰り返していたが、何より優先して抑えるのは「風評被害」よりも「口蹄疫の拡散」ではないのか。
殺処分される牛や豚が8万頭近くにまでなってから報道規制を緩めるというのはどういうことか。事が甚大になってから「実は〜」と言われる方がよほどパニックを起こすのではないか。
「マスコミのご協力により幸いにも風評被害を防ぐことが…」との発言に軽い眩暈を覚えてしまった。
民主党が抑えたかったのは「風評被害」ではなく「政権の失態」としか言いようがない。

日本の畜産業の危機等の話は、ネットではたくさん取り上げられているので、説明下手な自分がここで書くことは控えるとして少し別視点で言いたい。

この疫病は、主に偶蹄目の動物がなる病気なので、基本的には馬(奇蹄目なので)や犬猫などの動物には発症しない。
とはいえ、先ごろのブームでミニ豚をペットにしている方も多くいるだろう。
先日、家の近くでも豚を散歩させている人を見かけた。家の近所には(なぜか)山羊を飼っている人がいる。動物園にはキリンや象がいる。偶蹄目は当たり前だが家畜だけではない。

宮崎で抑え込みが失敗すれば、殺処分は家畜だけに留まらない。
愛するペットをこんな形で失うと思えば、決して対岸の火事ではないのだ。


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