2004年07月17日(土) 心の箱。

昨日も男友達と会いました。
酔っ払うと電話をくれるこの人は、とても寂しがりやなんだろうと思う。
実は二年以上前につきあっていた元カレです。
最後にきちんと別れ話をした相手、今現在もう恋愛感情が残っていない相手に対しては、私は友達になれるタイプみたいです。
そしてこの人に対しては当時から『愛情』と言うよりも『友情』に近い気持ちであったから。

私はまず相手のことを観察するタイプ。
相手を信用する前の私は、自分の中に箱(=隠し事)がたくさんあって、開けても開けてもなかなか本心が見えないかもしれない。
二年前つきあってた時期、この人の前では箱がたくさんあった。
でも最近は箱、いくつか開けて見せられるようになった(笑)
「めいちゃんは難しいよね」ってこの人は言う。
難しいと言えば難しいし、単純と言えば単純なんだけど。

箱を見せられない、見せたくないと言うのは、相手のことを信用していない訳じゃなくて、見せて自分が傷つくのが怖いから。

『この人になら箱の中身を全部見せられる』と思うくらいに信用した相手との別れは、自分自身途方に暮れる。
そう思った相手は、今までに三人。
この男友達はうち二人を知っている。

「あいつに久しぶりに会ってさぁ、大人になってたよ」

別れた時、死にたくなるくらい好きだった人の噂を聞いて、また一つこの人の前で箱が増えた。
箱が多ければ多いほど、私は自分が傷つきたくなくて、必死で自分を守っている小心者なのでしょう。
傷つきたくないから甘えられない。
甘えて拒絶されたら怖いから。
傷つきたくないから本当のことが言えない。
言って引かれたら切ないから。

「あの人が酷くてもずるくても、私はあの人を今まで出会った人達の中で、誰よりも一番好きでした。」
そして、箱の中身を見せないのも、時には思いやり。


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