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2004年01月30日(金) 辞書

学生の頃、国文学科だったので辞書には随分お世話になりました。「日本国語大辞典」「時代別国語大辞典」とか。日本国語〜は全20巻ですよ。まずこれがないと論文やらレポートやらが書けない。時代別〜なんかは全てが完結してない。幸い私の専攻してた上代はできてたんですが。

なんでいきなり辞書かというと、今日久しぶりに本屋に行ったらば、後ろで女の子達が辞書を探してたんですわ。「漢字の由来とかわかるやつ〜」とか言ってたんで、漢和辞典でも探してるらしく。しかしことわざがどうのとか、英語のが裏にあったとか、全然関係ないところを探してました。まんがを物色しつつ、

「漢字なら大漢和辞典!!!!」

と心の中で叫んではみたものの、そんな辞書は普通の本屋には置いてません。漢字もなかなか、辞書を眺めてるだけでも楽しく、よくキャラクターの名前を考えてるときにぱらぱら見たりします(さすがに大漢和辞典は家にないので普通の漢和辞典ですが)。それこそ卒論のときはお世話になったし。万葉集をやってたので、ご存じの通り万葉って万葉仮名で書かれてるので、漢字を考慮するのは不可欠なんです。わたしがやったのは二十七番歌の

よきひとのよしとよくみてよしといひしよしのよくみよよきひとよくみ

という歌なんですが、よき・よし・よくが繰り返されるこの歌は、

淑人乃 良跡吉見而 好常言師 芳野吉見与 良人四来三

が原文。ひらがなで「よし」でも漢字だと6種類。お世話になりました大漢和辞典。

ちなみに論文のテーマをこの歌に決めた理由は、「最初から読んでいったらこの歌がヘンだったから。」27番目で引っかかってよかったわ。これが4000番目とかだったら泣いたかも。

それはさておき、今思ったんですが、あの子達はもしかして図書館感覚で辞書を探してたんでしょうか。そういうもんは図書館のがそろってんのよ…しかも県立図書館はその本屋から自転車で10分もかからないよー。と教えてあげればよかったかしら。


柴陵子 |MAIL