てらさき雄介の日記
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2021年09月29日(水) さいとうたかを氏のご逝去について

今日は自民党総裁選挙の投票日。また私の50歳の誕生日でもある。しかしそれよりも衝撃的なニュースが入ったので、その所感を記したい。

さいとうたかを氏が亡くなった。享年84歳。言わずもがな、ゴルゴ13の作者である。初めて手にとったのは中学生の時、30年以上にわたり読み続けている唯一の漫画だ。

ゴルゴ13が自らに課しているルールのうち、幾つかが自分の人生訓になっている。あえて決意したというよりも、長く読んでいるので自然にそうなった。教育という感じかもしれない。

入った居酒屋で、出てきたサラダが不味いとか、酒が遅いとか、純米酒はないのかとか、グダグダ文句を言う客がいる。誰が悪いのだろうか。店ではない。その店を選んだ客が悪いのだ。店に文句を言う前に、自分の不明を恥じるべき。

さてゴルゴ13、時として仕事に協力者を求める。銃職人、情報屋、連絡係、救出チーム等々。彼は仕事の依頼者に対して、自分に対する全幅の信頼を求める。それと同じ文脈で、他の誰かに仕事を頼む時は信頼する。

南米の地下深くで岩盤が崩落して、脱出が不可能になってしまった。最終的には、事前に手配していたチームが救出する。「私が来なかったら、どうするつもりだったのか」という質問に、ゴルゴ13は「その時は、終わるだけだ」と答える。

私も色々な「仕事」を人に頼むことがある。有料も無料も。支援者との関係も然り。しかし結果失敗した時の責任は、先方ではなく自分にある。精神論ではない。それこそが事実なのだから。

その他もいくつかの影響を受けているが、ここでは省略したい。さいとうたかを氏の遺志に従って、連載は続くそう。いつかわからない。私が死の床で、ゴルゴ13の第何巻を読んでいるのか。楽しみである。

ご冥福をお祈りする。

●今日一日

【午前】
打合せ(党)/相模原市中央区
党県連役員会/WEB

【午後】
地域まわり/相模原市内

【夜】
事務作業/事務所
相模原シティライオンズクラブ会員委員会/相模原市中央区


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