この家に住むようになってから、時折庭を横切って行く猫たちがけっこういたことに、ふと気がついた。思い起こすと、数にして何匹になるのだろう。
白い長毛のペルシャ猫が頻繁に来ていたこともある。2匹の子猫を連れたサビ猫がしばらく住み着いていたこともある。白黒猫、キジ猫、三毛猫などがウロついていたこともある。飼い猫なのか野良猫なのか判然としない猫たちも多かった。彼らは来たいときに来て、軒下や木陰で昼寝をしたり、車庫の上や、時には屋根の上でくつろいでいる猫もいたっけ。 それがいつの間にか、何となく見かけなくなり、気がつくと、違う猫が来るようになったりする。今、よく遊びに来る猫は、サバトラのビビと黒猫のクロ、時たま三毛のポンタが来る。いずれも出入り自由で飼われている近所の飼い猫である。
先猫の来夢も、ある夏の夜、突然庭に現れていつの間にかうちに居着き、結局、それから何年も私の側で暮らし、いつの間にか、貴重な存在になっていった猫だった。 子供の頃家に猫がいて、猫は大好きだったが、あの頃の思い出の猫たちは、もう遠い記憶の底に沈み、時折、懐かしい郷愁にも似た気持ちで思い出すことができる。でも来夢は、私にとって特別な猫なのだ。
来夢を失った悲しみを癒してくれたのはリブ……。 来夢が逝って2年4ヶ月。思い出はまだ生々しく、心疼かせることがある。その死の瞬間を見届けたせいだろうか。ひとつの命が終るときの生々しさを、肌で感じたせいだろうか――。今も、愛しく切なく思い出す。 来夢こそ、私がこれほど猫に傾倒するようになったきっかけでもある。来夢のことは決して忘れられない。たった1匹の猫が人生観を変えることもある。。。。。。
その来夢の忘れ形見のように思えるポンタは、隣家の飼い猫である。来夢とポンタはとても仲がよかった。ポンタは、来夢亡き後も、しばらくの間は毎日欠かさず来ていたが、やがてビビが現れるようになると、その迫力に負けたのか、あまりうちには来なくなった。たま〜に来ると、窓越しにリブを見て威嚇したりする気の強い三毛猫である。ビビやクロは、窓越しにリブに静かに挨拶する気のいい猫だが、ポンタだけは、この庭は自分のものだと主張して譲らない(笑)
====================== 【Cat's Club】に、庭によく遊びに来るご近所の猫たち、[なじみ猫] をUPしました。私にとってはお馴染みの顔ぶれだから「なじみ猫」。毎日のように見ていると情が湧くもの。室内飼いのリブにとっては、ちょっとした刺激にもなる顔なじみの猫たちです。
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