Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記11〜四川省・成都編(上)〜「中国人です!泊めて下さい!」
2004年09月17日(金)
旅記11〜四川省・成都編(上)〜「中国人です!泊めて下さい!」

7/26。夜11時くらいに成都に到着したわけですが。
麗江寒かったのに、急に暑い暑い!日本みたいな暑さ。
電話したら、行こうと思ってた宿が満室みたいで。
有名な安宿は「ドミが無くなった」とのこと。そんなぁ・・・。
成都はあんまり宿調べてなかったし、他に安宿も無かったから。
駅の待合室で朝まで過ごすという手もあったけど、
バスと列車の長旅であんま寝てないから、疲れてて休みたくて。
「その辺の客引きにあえて捕まっちゃおうか」ってことにする。
たくさん客引きいたから、それに付いていくと駅前の招待所。
招待所は安いけど、中国人しか泊まれないことがまだまだ多いので
「俺らは中国人の少数民族だ」「青海出身だ」なんて言う。
西寧くんもうちも、お互い留学生で中国語話せて良かったぁ(笑)
部屋見て、値段交渉して、値切りに値切って、さぁ泊まろうとしたら。
「(中国の)身分証出して」だって。「今、持ってないよ」
「じゃあ無理です」「なんでだよ!無くても前泊まれたよ」
なんて押し問答をするも、結局泊まれなかったのね。

仕方ないから別の宿をあたる。どこも身分証が無いとダメで。
荷物がどんどん重くなってきて、夜もどんどん更けてきて。
無くても泊まれてすごい安い所が一箇所あったんだけど、
裸の中国人のおじさんが大量に床で寝てて、暑くて、臭くて、
ここはいくらなんでも無理って思った。かなりヤバかった。
うちらがいつまでたっても泊まれなくて、うろうろしてたら。
「この身分証を30元で貸すから」とかおばちゃんが言い出して、
6、7件は招待所あたった気がする。どこも全然ダメで。
まぁ普通のホテルに行けば余裕で泊まれるんだけど、
ホテルなんて高いお金はうちには出せるわけが無く。

結局身分証をタダで貸してもらい、泊まることになった。
写真の顔の部分がちょっと溶かしてあって、いかにも怪しい。
しかも出身「広西」だし「いやいやありえへーん」って言ってた。
フロントの人も怪しみながらも一応チェックインOKしてくれた。
(あれはきっとバレバレだったんじゃないかって思うね)

部屋でほっと一息つく。
「前、成都に来たときはこんな厳しくなかったのに」
「なんでだろうねー」
「あ。もしかしたら、公安くるかも・・・」
「え??」
「さっきのおばちゃんが通報するっていう可能性がある」
「だからタダで貸してくれたのかっ」
「明日は朝5時に出発しよう」
「分かった!」
って、実際は全然こんな会話じゃなかったんだけどね。
内容としてはこんな感じ。ものすごい公安に怯えてた(笑)
しかも貸してくれた身分証、返しそびれてまだ持ってるし。
夜、部屋に服務員が来たり、外で車の音がするたびドキって。
西寧くんが心配してて、それに脅かされたのがいけないんだ。
いやー、こんなところで公安に捕まりたくないよー。
夜もときどき目が覚めて、ドキドキしてた。

7/27。朝早く出発。予定よりもゆっくりだったけどね。
この辺は早く離れたほうがいい、とのことで早足でバス停へ。
向かった先は旅人お勧めの「Sim's Cozy Guesthouse」
今年出来たばかりで新しく、シンガポール人のシムさんと
日本人のマキさん夫婦で運営してるゲストハウスなのです。
二人とも以前パッカーだったらしく、旅人のツボついた設備。
まだ工事してる部分もあったけど、木で出来た手作り感で。
ベッドの側に寝る時用の貴重品入れや小さな台があったり、
シャワールームにカーテンや服かけるフックがあったり、
何よりもトイレにトイレットペーパーがついてるのさ!!
中国だと高級デパートにしかついてないのに!(そごうにも無かった)
一番安いドミ(空調無し二段ベッド上)が、ちょうど空いてた。
ドミ人気らしくって、なかなかとれないらしい。
成都で一泊15元なんて、かなり破格の安さvv

ドミの部屋に入ったら、なんと麗江の宿で一緒だった
“折り紙先生”に再会!ビックリだ。もうすぐ出発だったけど。
近くのおいしいご飯やさんマップ、書いてくれました。わー。
折り紙先生もそういえば同じルートで成都来たんだっけな。
ここの宿でもみんなに折り紙を広めてたみたい(笑)
さて、そうして成都での一日が始まります。
次回も成都編!食べ物おいしい!



 
 
 
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Arranged by Ami