◆■玉に鹿日記■◆

2010年01月18日(月) それはスポットライトではない

 あれから何年経つのやろか。
俺が高校生の時…神戸・新開地の東映映画館で「始発まで」という浅川マキさんのコンサートがあった。その時の衝撃のまま…ひょっとしたら今でも唄ってるのかも知れません。

 あの時こそが…俺のブルースの原点かもしれへん。前年に観た"本物”のブルースマン…ロバートJrロックウッドやらスリーピー・ジョン・エステスよりも…ブルースの何たるかをマキさんの歌から感じてしまった。
 色が黒いんやなくて…なんやろ…日本人の情念に垣間見る黒いもんを感じ…それからグラデーションのように段々とひかりに向っていく…といってもけっして華やかな光に向かうのやなくて…ひらがなの"ひかり”に向かうブルース。
陰影があればこそ黒い闇は闇に沈むようなブルース。そして、向かうべき”ひかり”の意味を常に探しているようなブルース。
 マキさんの歌の中には…必ず黒いブルースが流れ、そして ひかりがあった。

 昨夜、都雅都雅で「それはスポットライトではない」を唄わせてもらった。ちょうどその時間に…とは思いたくはないけど。…あなたは俺の道標でした。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくです…。

…また おいらいつか 感じるだろうか
 あんたは何を知ってるだろうか…

 ご冥福を お祈り申し上げます。


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