この白色はなんという白なんやろか? ちょっと冷たい感じの白…というのは、Macの“純正”キーボードの色のことである。

正月が明けて…ああ ぼちぼち仕事らしいことやらなあかんなあ〜と 寒い冷え切った仕事場にやって来たら、年末のばたばたで掃除もしてなかったから、全然新年にはふさわしくない。 こりゃいかんと掃除を始めたら…こりゃえらいことになるぞと…部分掃除に切り替えた。
まあ 自分で言うのもなんやけど、案外片づいているのだ。きれいやん…掃除はまめに…やってるで。ご愛用の「クイックルワイパー」はいつも机の上にあり、アイデアに詰まったらこの「クイックルワイパー」片手に部屋中ふきふきしてるんやね。 ふきふきしてる間は、無我の境地に入れる。そして脳からアルファ波が出てきてトランス状態に…ドーパミンにエンドルフィン、ふきふきハイ!…そうこれこそマラソンランナーが経験する“ランナーズハイ”にも匹敵する“ふきふきハイ”状態なのである。これぞ宗教!クイックルワイパー教だ!… ……と まあ それは さておき…。
この「クイックルワイパー」…すぐれものである。机の隅や物と物の間にもシュッと入っていき、ホコリはもちろんのこと、どこから落ちたか分からん“縮れた毛”やハサミで切ったひげの切り滓、何処からか闖入した虫の死骸、宇宙人の死骸やUFOの残骸やらを、瞬く間にその化学繊維で出来たぼんぼりの中に絡め取ってしまう。一度、蜘蛛を生きたままこの「クイックルワイパー」で絡め取ったことがある。5ミリもない小さな蜘蛛は、この巨大な迷宮の中で藻掻けば藻掻くほどに化学繊維がその8本の足に絡んでゆきその奥地へと飲み込まれて行った。まるで“食虫植物”のように…。

つまり俺のアイデアの枯渇具合に比して、この部屋の綺麗さは保たれているわけやね。 なんで、あくまでも俺的にはここの美観は保たれている。…と 思っている。たまにカミさんが掃除してくれるが…。その効果も大きい… …。
そんで、このキーボードの白やがな。 おしゃれなアップル社 ご自慢のデザイン…白のキイとその周辺が透明プラスチック。確かに他社…例えばDellの安価なキーボードよりは目立つし、それなりのデザイン性はある。ただし…販売店やニューヨークかロスの金持ち“弁護士事務所”のデスクとかに置かれていればね。 最近で言えば…iBook、iPod(…あれも白いなあ) 世間ではアップルのデザインは、そうFrogデザインが関わったころから秀逸である。時代を先取りして素晴らしい! Macintoshは、オールドでもいまだにパソコンとして動かなくても家に飾っていたい…iMacの“とらんするーせんと”(…ああ 今言うと妙に恥ずかしい…「昔、竹の子族でした…」というぐらい恥ずかしい) かわいい 時代の先端…まあ〜Mac好きな人は、MacがWinよりも素晴らしいという時に、枕詞のようにこの“デザイン”の事を言う…。
OS9が動かせるMacが無くなるという、まるで“アメリカ帝国主義的”一方的脅迫(それにおびえた俺がほんとはバカなのか…)により、最終機種であるPowerMac1.25GHzを“男の60回”で購入したのが一昨年11月、雨のヨドバシカメラ。あれからほぼ一年で、この白いキーボード…手垢で薄汚れてしまっている。“汚れちまった悲しみに 今日もふけが舞い落ちる…”である。 1年前…あれほど“華麗でエレガント”やった白いキーボードが、いまじゃ手垢でキーボードの打面がすすけた感じになっている。透明部分には埃が入って、先程登場いただいた“ひげの切り滓”も「ははは、ここならクイックルも入ってこれまい!」と高笑いされている始末。
デザインはええけれど、アップルには“滅びの美学”ちゅうもんがないんやな。頭の良さそうなデザイナー(なんたら言う奴や…iMacで有名になった)が、何年も使っているうちに手垢にまみれ、それが逆に光沢となり長年使いこなされた味…美しさとなる、そんな美的感覚ちゅうかな。これやったら、まだ昔の…ベージュMacの頃のキーボードの方がいい。ベージュMacのキーボードは、使いこなすうちに「スペース」とか「リターン」キイが叩かれ叩かれ…独特の光沢を放ってたもんや。
ちなみに我がPowerMacは「ミラードライブ」ちゅうて、パワースイッチとCDを出し入れする部分が鏡面加工になってる。まさしく鏡なんやね。 ここも使うもんにとっては、よく触る部分やわ。ここが“鏡張り”やと手垢がばっちしつくわけね。泥棒が来て、Macを触ってここに指紋を残すほかになんの使い勝手があろうことか?…さらに言わせてもらうと、G3の失敗デザイン・青白ポリタンクPowerMacG3(…この世間を唖然とさせたデザイン…あの頃のMac専門誌でさえ、このことには誰も触れられない…今やタブーか)以来のPowerMacの筐体デザイン。G5になってより一層厳つくなったが、俺のG4はあのポリタンクで鏡張り…。これが取っ手と称するところがアールになってるので平面においても安定感がすこぶる悪い。ちょっと側面を押すと反対側に倒れてしまいそうやがな。…当然怖くてそんなことはしまへんが。まだ4年残ってるしね。
こんなことをつらつら思いながら…キーボードをこしこし拭いてる。 機能的なデザインって…なんなんやろ。パソコンの中でユーザーが一番触るこのキーボードが、こんな白くて…。エーゲ海に別荘を持つ生娘のセレブやないねんから。
もひとついうと… この白いキーボード… 押しにくい。 性能も悪いんや。
【訂正してお詫び申し上げます】
この日記を掲載して後、「そのクイックルワイパーって書いてあるのは間違いである。正しくは“ウエーブ・ハンディワイパー”である!」というメールによるご指摘を、東京都在住・K博士からいただきました。その後、米国政府対外防諜機関・CTU(テロ対策ユニット)ロサンゼルス支局/トニー・アルメイダ主任捜査官に調査・分析を依頼してみましたところ…
「アルメイダです。あのハンディモップを調べてみました。 ジャック・バウワー捜査官の潜入捜査により明らかになったことは、 三井はまったく勘違いしており“クイックルワイパー”やとあのアホは思っていました。 正しくはK博士のご指摘通り「ユニ・チャーム社」製の「ウエーブ・ハンディワイパー」である…」 という、分析報告を得ることができました。
ここに、関係者各位にご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫びするんか?
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