借りっぱなしになっていた本を返しに 海べりにある図書館に行く。 いつものことながら、6冊借りてほとんど読めてない。 借りて2〜3日はパラパラと斜め読みするけど その後はほとんど読まないのに、今回は1ヶ月以上の“カリパチ”状態やったな。
図書館で働いている人は、図書…なんたらいう資格があるそうやね。 たいがいは女の人で、なんやら清楚なイメージがしますな。 だいたい、お声が小さいのによく聞こえる。これは、良く“通る声”とか言うのじゃなくて、小さな声なのに言ってる言葉がはっきり聞こえてくるっちゅかね…。 俺みたいな“がさつ”で猥雑な声で喋る“生き物”とは、地球の正反対にいるぐらい“上品”なお声。そんな声で喋る人が“図書館の女(ひと)”って、ずっと思ってる。現にいままで…そうやねえ〜例えば田中真紀子女史とかハイヒールなんとかの声でしゃべる図書館の人に会った事は無い。
小さな声でも聞こえるのは、図書館がそもそも静かな所というのもあるんやけど、俺はそれだけやないと思ってるねん。 あのお声の出し方は。
…今日もそうや。 借りてた本を返して、新たに本を借りるのに受付に行くと。 「あの…今月で図書カードの更新ですが、今日 更新なさいますか」 …ちょいとかすれたか細い声…。 俺も小さな声で「は、はい、更新しますわ」 「じゃあ、こちらの用紙に記入してください…」
何やらふたりで秘密を共有したような気分になってくる。
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