「仕事を辞めたい」って言うダーリン。
「もう駄目だ」って言うダーリン。
「才能がない」って言うダーリン。
「ああいう人間にはなりたくない」って言うダーリン。
「俺は弱い人間だ」って言うダーリン。
「俺には向いてない」って言うダーリン。
「夢を手に入れたお前が羨ましい」って言うダーリン。
こんな風におもう私は意地悪かな?
冷たい彼女なんだろうね、やっぱり。
だけどね、ダーリン。
みんな誰だって、
猛烈に仕事を辞めたくなる時だってあると思うよ。
全てを投げ出せたらいい、って思うこと沢山あると思う。
確かに大変なのはよく分かるけど、
駄目だってぼやきながら、
これまでだって乗り越えてきたじゃない。
仕事の為にズルクなったりするのは、
どんな仕事をしてても同じ。
頭を下げて、お金を貰ってる。
綺麗なだけの仕事なんて、ない。
その境界線を何処で引くかは、自分次第なんだから。
弱くない人間が居るのなら、
そうなれる秘訣を、私にも教えて欲しい。
ここは自分が居るべき場所じゃない。
もっと居心地の良い場所があるはず。
そう思ってても、全然オッケイだよ。
ただし行動が伴うなら、ね。
自分から動かないと、何も始まらない。
それじゃあ、ただの無いものねだりでしょ。
夢?
そんな簡単な言葉で片付けないで。
私は、コレで生きていく。
私には、コレしかない。
そうやって追い詰めて、追い詰められて。
どんどん穴にはまっていって。
抜け出せない、抜け出すわけにはいかない。
そんな気持ちを、あなたは我儘と呼ぶの?
私だって本当に“好き”かどうかなんて、分からない。
才能が無いのも、重々承知してる。
でも、逃げないよ。
逃げたって、何も無いもの。
恥ずかしい言い方をすれば、
それが私のプライド。
みっともないプライド。
あなたのプライドは何処にある?
あなたはプライドを捨てられる?
…てなことを激論交わして3時間。
途中、不穏な空気も漂ったけど、
ま、最後は“ガンバロウ”ってことで(笑)
ここまで言われて怒らないなんて、
いかにもダーリンらしい。
さすがに私も言い過ぎたかな〜
なんて謝ってみたけれど。
「こんな風に全部曝け出せるのも、
ちゃんと俺のこと考えてくれるのも、
蝶ちゃんだけだから、いいんだ」
なんて可愛いお返事が。
んま、そういう所が大好きなんだけど♪
| |