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| 2004年02月27日(金) | 豚とソウル |
「松屋の豚めしってどうなんすかね？美味いんすか？」
今日は会社の同僚に何度もこんな質問をされた。一度や
二度ではない。五回以上だ。全く失敬な話である。知っ
てのとおりJ君は職場ではハイグレードなセレブで通し
ており、ファーストフードの類は一切口にしない。ラン
チでも決まって「甘鯛とフォアグラのポアレ・フレッシ
ュトリュフのソースにキャビアを添えて」級のメニュー
ばかりである。「豚めし」？そんな短い名前のメニュー
はJ君の生まれ故郷である南仏では全く耳にしたことがな
いのだ。
「で、ぶっちゃけ松屋の豚めしどうなのよ？牛丼と比べて」
だぁー！しつこい。もう今日は何度聞かれただろうか。
J君をセレブと知っての狼藉か？それともJ君の姿形に
「豚めし」を想起させる何かがあるというのか？まさか・・
まさかね・・・。
キリがないので答えてやりましたよ。豚めしとは牛丼の代
用食たり得るものであること、豚汁セットを頼めば生卵も
ついてきてお得であることなど、熱く、それはそれはソウ
ルフルにレクチャーしてやりました。豚めしの何たるかを。
ていうか、ゴチャゴチャ言う前に食ってみろと。自分の舌
で確かめろと。結局はそれに尽きるんですよね。
ちなみにセレブであるところのJ君の本日のランチは「炊き
たてライスの挽肉と豆腐入り豆板醤ソースの香り・福神漬け
を添えて」でした。端的に言うと吉野家のマーボー丼です。
