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〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
| 2003年09月25日(木) 破格のおフランス 本日は症例検討実習。 この前は検査値を参考に病状を検討したのですが、 今回はこの患者さんから頂いた実際の臓器を観察し、症例を検討するというもの。 実際の臓器の観察は実習室の隣りにある「症例検討室」で行なわれますが、 なかなか小さいこの部屋、一度に入れるのは10名弱。 というわけで、学生を出席番号順にA班からJ班に分け、 A班から順に観察を行なうという事になりました。持ち時間は約20分。 こんなとき 苗字ヤ行の私は明らかに負け組みです。 観察が終わった班からどんどん帰ってOK。そんな中俺たちは 2時間待ち決定☆ ああ、無駄に無為な時間が・・・。 1時間ほど経った時、担当の先生が俺らの班の所まで来て、 今回の症例について説明してくださった。 その説明がものすごくわかりやすく、勉強になった感で充実。 正午前、ようやく症例検討室に入室。 バッドに漬されたホルマリンの中に浮かぶ臓器を手にとって観察する。 肝臓への転移部分が赤黒い肝臓の中で不気味に白く凝縮している。 亡くなられた患者さんで学ばせていただくこの重みを実感した。 さて、この症例検討実習でいろいろ説明してくださった先生ですが、 おやじギャグ炸裂。 一例をお見せしましょう。 「胃は何度調べてもい(胃)いんだ!」 「甲状腺は難しい。いくら調べても技術が向上せん(甲状腺)。」。 「直腸膀胱窩への癌の転移をシュニッツラー転移というんだが、 このシュニッツラーってのはドイツ人で、医者でもあり、小説家でもあったのだ。 つまりシュニッツラーってのは医者も小説家も同一(ドーイツ)人物なのだよ。」 ・・・ でも先生のキャラがよかったのか、いい感じでした。 ようやく実習終了。大雨の中、百万編のジェームズキッチンへ行き、 みんなでハンバーグなど食らう。スパイスつきで美味。 その後、一人帰り、YとWと俺の3人に。 その時、このあとお仕事を控えるYが俺たちに聞いた。 「時間つぶしにどっかいいカフェないかな?」 どうせならまた「カンフォーラ」にでも行きましょう という事になりかけたが、その時Wが 「関西日仏学館行こうか。」 との一言。 関西日仏学館、これはフラン人留学生と日本人の交流を深めるために設立され、 フランス料理レストランやら何やらをいろいろ付属する、 フランス政府公認機関 ちょっとカフェとかできるところなのでしょうか・・・。 ドキドキながらも彼の案内で敷地内に突入。 最近改築が終わったばかりの純白の洋館。 背の高いドアの上には日の丸とトリコロールがはためいている。 ・・・ちょっと格調高いんじゃ。 木製ドアを開け、中に入るとやっぱり白を基調とした清楚な雰囲気。 入って左側に曲がると、確かにそこには開放的なカフェがあった。 ま、まあ、軽くケーキセットでも・・・と思ってメニューを見たら うそっ???マジで??? |