diary/column “mayuge の視点
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「オヤジ化」は、いつか君にもやってくる 〜PART 3

 今日お話しするのは、「価値観の変化」についてです。

 僕は小さいころから、ずっと「姉専(あねせん)」でした。好きになる女性、気が合う女性というのが、圧倒的な割合で「年上のひと」だったわけです。5年生のときに、6年生からもらったラブレター。おそらくあれがきっかけでしょう。それ以来僕は、オトナな女性に憧れ続けてきました。中学のときには、通学電車にいる女子高生のお姉さんに心を奪われ、高校生になると女子大生がまぶしく見えました。大学生のころには、OLモノのアダルトビデオを続けて3本借りたこともあります。
 好きなタレントでもそう。自分が26、7歳のときには藤原紀香ネエさんや、天海祐希ネエさんのフェロモンに反応したものです。顔カタチは別にタイプでもないのに、ただ年上だというだけで興奮してしまうわけです。女子高生ブームとか、セーラー服とか、ションベン臭くて付き合ってられません。お前らギャーギャーうるせえんだよ。らっきょうが転がっただけなのに。年下の女の子を見ても、そんな具合なわけです。
 そんな僕にも、とうとう「その日」がやってきました。先日来、あるモデルの女の子が気になっていたのですが、その子はなんとハタチ。ちょっと待った。1984年生まれって、何それ。わたくし、そのときすでに11歳。つまり、「じゅういっこした」。ショックでした。思えばその子が生まれたのは、まさにあの「オネエさんからのラブレター」の年。これも何かの縁なのでしょうか。
 ちなみにその子は『セブンティーン』のモデルです。セブンティーン……。ありえない。それでもその子は、CoolでMatureでEllegant。カンペキなわけです。小娘なのに。何か、今まで自分を支えていた「姉専」という柱が、グラグラと揺らいでいるように感じます。これからどうなるのかが、とても不安です。
 とはいえ、今朝の電車で見かけて素敵だなと思った女性は、どう見ても三十代中盤。グラつきつつも、僕のなかのお姉さん好きはまだまだ健在のようでした。疲れた肌の女性を見て、ちょっとホッとする僕なのです。

2004年11月08日(月)

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