読書履歴

2006年11月22日(水) 恋愛寫眞 もうひとつの物語

市川拓司 / 小学館 / 20030620


 あかん。
 ベタだけど泣き過ぎた。
 泣いてて、嗚咽が止まらなくて、鼻が詰まって、耳までおかしくなって、呼吸困難で死ぬかと思った(本気)。

 っていうのは、先に映画を見てから読んだ所為もあるかもしれない・・・。
 (映画館でもぼろぼろに泣いてたけど)

 この物語は、何度も繰り返し読むと、それだけ泣けると思う。
 語られる数々の場面のそれぞれで、その時、その人物は、どんな心情でその言動に至ったか。
 そういったコトを考えながら読んでいると、ますます泣けてくる。

 日々は取り戻せない。
 いつかやさしく微笑みながら思い出せる未来まで、あるいはその未来でも。
 切なく痛む胸を抱えて生きてゆく。



 あ、ちなみにこの人の本ははじめて読みました。
 文章自体は軽いですねー。
 クセがないというか、作文っぽい稚拙さがあるというか・・・。
 嫌いではないけど、好みでもない。
 台詞回しが芝居くさいかなあとは思った。
 オトコノヒトが描くオンナノコだなあとか。


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