堀井On-Line



8142,閑話小題 〜あの頃は、皆な若かった! (4)

2023年08月04日(金)


[
 数ヶ月前に、胸をしめられる感がして近くの医院に行ったところ、
総合病院を紹介されて検査を為た後ニ担当医の顔色が強ばって見えた。
即座に手術です。家に一度帰っての猶予はありません。一番危険なのは、
何もしないこと! 今まで、こんな場面に出会ったのは初めて。
それでも、いまいちピンとこない。それほど悪いのですか?
即手術で解るはずです。それほど緊急のこと。死の瀬戸際にいることは、
私でも理解できた。近くの医院で、三日間の時間のため貰らった薬が
ニトリグリセリン・・・ よくTVドラマで出てくる劇薬だった。
家内がネット検索すると・・・ 危い薬で処方を間違えないでと有ったと・・・


・・・・・・
2002年08月02日(金)
475, ある老女の遺書−1
 この文は「心に残るとっておきの話」第五集に載っていた話で、そのまま
写し書きしてみる。ー老人ホームで孤独に死んでいったある老女のロッカーの
中から見つかった詩、書き置きです。
≪「何がわかっているのです! 看護婦さん、あなたは何をわかっているの? 
 さほど賢くもない年老いた気難しい女、ぼんやりとした目付きをして行動力も
緩慢で、食ものをボロボロこぼしても返事をしない。(努力して、やってみて
欲しいの!}とあなたが大声でいっても、そんな事少しも気にかけない様子で、
靴下や靴はいつもなくしたまま、何も逆らわず、何をしようというわけでなく、
長い一日を入浴と食事で埋めている。そんなふうにあなたには思え、そんな
ふうにあなたは私のことを考えているの? もしそうなら、看護婦さん、目を
開いて、私を見つめてごらん。あなたのいうままに、あなたにしたがって食事
をし、私がじっと静かにここに座っている間に、私のことを話しましょう。
・私が十歳の子供の時、父と母が一緒に暮らし、兄弟姉妹は互いに愛し合い、
・十六の若い少女のときはウキウキし、すぐに愛する人に巡り会えることを夢み、
・やがて二十歳になろうとする時、花嫁になり心は踊り、永遠に守ると
約束した誓いの言葉。                 ー続く
――――
476,ある老女の遺書ー2
2002年08月03日(土)

・25歳で子供が生まれ、子供のために安全で幸福な家庭をきずき、
・30歳の女性になり、子供の成長も早く、永遠に続く絆で互いに結ばれ、
・40歳の時若い息子たちは成長し、巣立つ日も近く、
・50歳の時、再び、私のヒザの上で幼子が遊びたわむれ、
 もう一度私を愛する子供達と私は理解しあう。
・夫が死に暗い日が続き、未来を見つめ、恐怖に身震いする。
若い者達はみな子育てに忙しく、私は昔を、愛し合った日々を思う。

私は年老いた女。自然は残酷だ。
老年が私をおろかにみせる。
私の体から優雅さは打ち砕かれた。
活気はなくなり、かって熱く燃えた心も今は石のよう!
しかしこの古い身体の中に、若い少女は住み続けている。

そして今も再び心がときめく喜びの日々を、また苦しかった日々を思い出し、
私の人生を愛し続け、過ぎ去った日々を再びたどる。
永遠に続くものは何もないという厳しい事実だけを残し、
あまりにも短い、あまりにも早く過ぎ去った年月の事を思う。

さあ看護婦さん、あなたの目を開きなさい。
目を開いて私を見つめて、もっとそばによって、
気難しい老女でない、‘私を知って!’
… …
この文は6年前に読んで非常に感動した本だ。
一人の人間の心の叫びがそのまま伝わってくる。
これを何時か書こうと思っていたが、その時がきたようだ。
いや久々に検査の為、病院に行ったのがきっかけでしかないが。


▼ < この古い身体の中に、若い少女は住み続けている。そして今も
  再び心がときめく喜びの日々を、また苦しかった日々を思い出し、
 私の人生を愛し続け、過ぎ去った日々を再びたどる。
永遠に続くものは何もないという厳しい事実だけを残し、あまりにも短い、
あまりにも早く過ぎ去った年月の事を思う。>
 老人の深い悲しみ、怒り、心の悲鳴が聞こえてくるようだ。

442  子供叱るな、来た道じゃ
    年寄り笑うな 往く道じゃ

    来た道、往く道、一人道
    みんな来た道、往く道じゃ

    これから通る、今日の道
    通り直しのきかぬ道
    いまやらねば、いつ出来る
    わしがやらねば、誰がやる (平櫛田中)
443  八笑七敗(負けても笑える心を持つ事)
444  腹たたば 鏡を出して
    顔をみよ、鬼の姿が
    ただでみられる
445  僕は(+)(−)をはずして生きるという事を、
   若い時よりやっていたと思います。
   常識でいえば(−)と考えられる事も、
   体験の大きさでは(+)(−)も同じ。
  (+)3と(−)300なら、マイナスが損と思うが
  (+)(−)の符号をとれば…(日野啓三)  
                 〜『事業百訓』より〜
・・・・・・・
7808,,閑話小題 〜つれづれに
2022年08月02日(火)

   * このところの、テーマ日記の休みかを
 これまでのウインドウのサービスの休止で、動きが不調で、二年前に購入した
パソコンへの切替えに手間取り、苦戦。パソコン教室か、電話による、指導を
迷った末に、気合いを入れて、なんとか・・・ それにしても、環境の善し悪しで、
これほど、苦労するものか!二週間は随想日記をの書き込みを休むことになったが、
ロシアのウクライナ侵攻から今までネットの動画の戦闘場面が面白かったことも
あり気力が集中できなかったこともある。
20年ぶりに、連日、書き続けてきた書き込みを休んだことで、何やら、この恩恵の
深さをあらためて認識することになった。とにかく、毎日、現象を書きとどめる
ことが如何に重要かを知ることになった。

 ・・・・・・
   * 何とまあ、時代が変わっていく
 昨日は、4回目のワクチン接種、郊外の医院より便利。家内のジム仲間からの
情報のようだ。夜半に腕の痛みで眼が覚めたが、時間とともに、それが減っていく。
お医者・・・ボロもうけになる。露西亜のプーチンの顔色がよくない。隣国・領土
の強制接収とは何をかいわになる。イワン大帝と自らを合わせ鏡のつもりだったが・・・
このところ、ブログの書き込みから解放され、YouTubeに、集中したことも
あり、ウクライナと露西亜の情勢に詳しく・・・?なったが・・・ これでは露西亜の敗北
は明らか。
 ・・・・・・ところ、真剣な目差しで、〔肺癌ではないが、
心筋梗塞一歩手前で、非常に危険な状態。即刻、手術になります。心臓だけに
上からの許可が必要ですが・・・ あとは手術室で会いましょう!
一度、帰宅する時間猶予はありません。ではオペ室で会いましょう!と言い、
そそくさと出て行こうと・・・ 〔先生待ってください・・・ 死亡、失敗の確率は
何%ですか?}聞くと! 〔大丈夫です、毎日のように、手術を為ています。〕
そして、入りたての若い女・看護師に搬送車に乗せられて焦る看護師に運とばれ
手術室に。
「もしかしたら、死ぬかもしれない!」が、死ぬ時は、こんなものかもな!」
30年前に、死の確率4^5割を経験したので、アレと比べると今回は軽い!と、
心の動揺を抑えて、後は出たとこ勝負。それでも、まさか今・現在死ぬとは
ツユダニ思いはしない、これで何で死ねましょうか・・・この数年来、親しくして
いた知人がアッサリと亡くなっていったが、こんな事態だったのだろうに!
私の場合は30年前に癌手術を経験し、一応、覚悟が出来ている?
パンデミック、ロシアのウクライナ戦争、情報革命の現象面の変化を味わうと、
まだまだ世界をホボ味わってない己を知るにつけ可能な限り、この娑婆を味わい
尽くしたい感がする。これまた、現在環境が続く前提だが! としても面白い!

 そうこう振りかえると、20歳代がやはり、人生の華!何もかもが輝いていた!
しかし、一番、厳しかったことも確か 
 

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