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2023年04月26日(水)
全体を俯瞰した内容がネット上にあったので、それを紹介する。 なる程、名書には、多くの読者が存在しており、味付けが濃くなっている。
要点:1 不安を取り除くためには、明日のことを思いわずらうことなく、 今日だけを見て生きるべきだ。 要点:2 困難な状況を脱するには、起こりうる最悪のことを受け入れるべきだ。 そうすれば失うものは何もなく、問題に集中できる状態になる。 要点:3 不安を克服するには、何か前向きなことに集中することだ。 どんな人間でも一度に一つのことしか思考できないからである。 要点4 私たちは持っているもののことは滅多に考えず、持っていないもののことを 考えてしまう。体の一部や家族に値段をつけられないことを考えると、自分 には計り知れない価値があることが分かる。 【要約】 この本を読む前に 9つの約束 デール・カーネギーの歴史的名作である『道は開ける』。 本書はアメリカで見つかった初版本から、重要な部分をセレクトして 再編集した新訳版である。7章構成になっていて、不安や悩みを消すための 24個のMaxims(格言)が紹介されている。ハイライトでは、その格言のなかから いくつかを選び紹介していきたい。 また、本書にはこの7章に入る前に、「この本を最大限に活用するために不可欠 なこと」として「9つの約束」が記載されている。不安や悩みを克服するという 強い決意を持つこと、何度も読み返すこと、読むだけでなく「行動」すること、 などがそれに当たる。
本書で最初に紹介されている言葉がこの言葉だ。 1871年の春、ウィリアム・オスラーという医学生が試験に悩み、将来に悩み、 進路に悩み、開業手段を心配し、この先食べていけるのか不安になっていた。 だが彼は、後にジョンズ・ホプキンス医科大学を設立し、大英帝国での医師の 最高名誉オックスフォード大学欽定医学教授にして、ナイト叙勲者となった。 彼はカーライルの「遠くのはっきり見えないものを見るな。目の前の明白なこと をやれ」という言葉によって、人生から不安を取り除くことができたのだ。
サー・ウィリアムの成功の秘訣は、「今日だけを見て生きる」ことだった。 明日の準備をする必要がないというわけではない。今日やるべきことにすべての 知性と情熱を注ぐこと、それが明日に備える最高の方法である。
イエス・キリストも「明日のことを思いわずらうな」と説いている。明日のことを 周到に考え、計画し、準備することは構わない。だが、思いわずらうことはない。
本書では、「明日のことを思いわずらうな」というイエスの言葉と、 「今日だけを見て生きる」というサー・ウィリアムの言葉を心に留めておくだけで、 神経や精神疾患の患者の多くは幸せで充実した生活を送れるはずだ、と述べている。
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