| 7720,閑話小題 〜映画観賞 『コーダ あいのうた』 |
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2022年04月19日(火)
ウクライナ侵攻以来、YouTubeでドンパチばかり、アカデミー賞受賞の サクセス物語もと、これを見ることにした。殺戮の世界にドップリと埋まって いたので、ガス抜きには丁度良い‘内容’に当たり、目出度しの感がした。 成るほど、土壌が、世界(人間世界、自然世界)を醸成するということを シベリアと、アメリカ大陸を通して教えてくれる。日本の土壌が、大和の国を 創り上げてくれたと、年相応の考えに至ってきた。丁度良い頃に、丁度良い 大和の国、裏日本の大和の国に生を受けて、無事終えることが出来たことに 気づいたのは、有難いことである。
≪ ‘荒すじ’より… 豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族 の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から “通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れる クラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。 …すると、 顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。 だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事 だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、 思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・ ≫ ― ▼ 両親、実兄が発音不能のオシの漁業家族の一員の年頃の娘が主役。家族のは 外界との情報の担い手として無くてはならないが、この歌唱力が天才並み。 さて、名門校に行くか、どうかで悩む、少女と家族、最後は、都会の名門校に 飛びだっていくストーリー。その背景には、仲の良い、家族の崩壊がある。 何ともアメリカン・カントリーのサクセス物語。 あるか、ないかは知り得ないが、この続きの二部作目があっても良いのでは…? ―――― …Amazon レビューより… 【 忠行 これは名作。 本当にいいお話、いい映画で、学校で上映して若い人たちに観てもらいたい。 作中、無音になり難聴者の世界が再現される。そんな音のない世界に生きる家族に歌の良さを伝えるもどかしさと、ようやくそれが届くシーンにはぐっときた。 主人公の才能に気づいて導いてくれる音楽の先生のキャラがまたいい! 家族役の3人は実際に耳に障害がある俳優。またタイトルのコーダをアルファベットで表記するとCODA。これにはふたつの意味があり、ひとつは音楽で楽曲や楽章の終わりを示す記号。 もうひとつは「耳の聞こえない親を持つ子ども」の英語表記の頭文字を合わせた言葉だそうだ。 無条件で人に薦められる良作でした。 なにか映画を観たいけど、どれを観るか迷っている人はぜひ観てみてください。
・・・・・・ 7370,閑話小題 〜漫画家の年齢表現は…? 2021年04月19日(月) * 今年に入って、後期高齢者の仲間入り 親戚の法事に参加すると、必ずといってよいほど、少し痴呆症が入りかけた老人 がいる。まずは、他人の中傷から始り、次は昔は良かった。 本当に良かったのか、 老いからくる現時点の不快さからくる愚痴を自覚できてない。一番、悪質な老後が 待っている。 このテーマ日記を20年間、毎日、アップしてきたが、恐らく、老化 した脳が露出していたことになる… 漫画家が<老人の表現に、全身像を描くとき、 角度を年齢につれて、前屈みに下げていく>と語っていた。 先日、歯医者の入口のガラス戸に、少し前屈みの老人が、私を見ていた。 …何だろうと歩を進めると、相方も、向って歩いてきた次の瞬間に、それが自分 だった! 後期高齢者のメルクマールになった最初の事象と我ながら驚いた。 一年程前から自転車で転倒したり、新潟駅前で、深酔いをして、ブラックアウト 状態になったり、己の年齢を自覚せざるを得ない事態に…
最近、連れに…「寝転んでばかり、何の役にも立たず!」と罵声を投げかけ られる頻度が多い。身に覚えがあるため、このが重度になると、痴呆症へ、一挙 に進むのではないかと不安が増すばかり。老化現象の一つに、何事にも億劫に なるのが特徴と、新聞見出しにあった。街中で、同級生をバッタリと鉢合わせ。 必死に歩いているが、前に歩がすすまない。ハッとしたのが、この姿は自分でも あるのではと身がすくんでしまった。それに気づいたのだろう。 『最近、手術をしてな… 10数年前に家内に先立たれ、娘な結婚して外で生活。 現在は長男と同居して、家事担当は自分が受け持ち、何とか生活をしている。 まさか、自分が75歳とは信じられない!』と、ウツムキかげん。哀愁が全身から 漂っていた。 他人事ではない… 中・高の同級会では、何やら他人の歪みを ただす噂話ばかり… 老いたら孤独・孤立の方が絵になる。 追文) 以下の文章… これも偶然だが、春先はマイナス思考になりがちか!
・・・・・・ 6975,読書日記 〜意味づけることができる者は、幸いなり 2020年04月19日(日) * 人間は‘何事も意味付けをする’生きもの。 意味を考える時には「価値」の言葉が出てくる。意味付けは、価値づけである。 価値づけとは、物語化、ミニストーリー化することで…心の拠所にする。何事も 前向きの人は楽観的意味付けをする。逆に後ろ向きの人は悲観的意味付けをする。 同級生に、楽観的な意味づけをする人は、恵まれた人生を過ごしてきた人に多い。 逆に、マイナスの人生を過ごしてきた人は、否定的信念が思考形態にある。 そのため、その傾向の強い人が、集結し徒党を組む傾向になる。「意味づける ことができる者は、幸いなり」は、楽観が前段に付いている。周囲を見渡すと、 これはハッキリしている。 …その一つが、<開示>である。手前味噌になるが、このブログを書き始めて、 あと一年で20年。 「一日一テーマ」を書上げ、公開すると公表。一日だけ数分 の遅れでパスした以外は、書き続けている。直にネタ無しで茫然とすること屡々 だが、それでも何とか書上げると、底の浅さが露呈する。その開示がポイントと 気づくに時間はかからなかった。開示にこそ、明るい兆しが自らを引っ張り出す 秘儀がある。底の浅さを自から提示することが、他者の底の浅さに逆に気づか されることになる。思いの外、心の底には蟠りが沈殿しており。歪みそのままを、 自らに提示することが多い。そこに見えてくる意味付けこそ、教養のベース。 ― * このパンデミックの後にくるのは あと始末を加えると、3年で元通りになるのか、そんなに生易しいものでも ないのか? 次の数百、数万倍に進化した細菌が存在しないと誰がいえるのか。 この新型パンデミック… 思いもしない根本問題を人類に提示した。今までの 延長線上で果たして良いのかと… 大自然界から「何やってんだ!御前ら」と いう警告である。現代の水戸黄門様の御印籠を振りかざし、問題の決着を図る、 彼らのシリーズの中にも、狂人と化した犯人が都心で、細菌をバラ蒔く直前に 捕まるというような筋立てだった。開発した犯人が、その細菌を愛してしまい、 暴走する姿が何とも不気味だった。問題は、日本の後に、インド、アフリカ、 南米大陸とパンデミックは巡ること。恐怖が怒りとなって暴発すると、人間は 何をしでかすか。 あの穏やかなフィジー人が、日本人にゴ―ホーム!と物を 投げつけてきたという。これでは国家間の戦争も起こるかもしれない。 気がかりなのが、「パンデミック前の状態に、戻ることがないこと。 今までの行動パターンの根本に疑問を持ってしまったこと。 <何で、定時に、満員電車に積み込まれ出社しなければならないのか…?> <いずれ定年を迎えてフリーランスになるのなら、今でもよいのでは…?>等々。 生きていく意味付けの根本に人類は気づいてしまった後に来る社会変化である。
・・・・・・ 6608,閑話小題 〜自殺について考える 2019年04月19日(金) <「四苦八苦の哲学」永江朗著 > * つれづれに 〜自殺について この本の中に、「自殺について考える」があったが、「これまでテーマに したような?」と、HP内検索をすると、あるある。テーマがテーマだけに、 かなり立入った際どい内容… …病気による肉体的苦痛に耐えかねて死ぬのはわかるが、それ以外の理由で 自殺について、【人はなんてくだらない理由で自殺するのか」と著者は言う。 そして、「追いつめているものはなにかと冷静に観察すると、欲求・欲望の 一形態でしかない。欲望を棄ててしまえば、自殺なんてしないですむのに。 集団本位的自殺にいたっては、アホらしいとしかいいようがない。乃木希典夫妻 の殉死に感動した同時代人は多かったようだし、神社までつくって祀られたが、 実につまらない死に方ではないか。(中略)仕えた王のための殉死であろうと、 遥か昔にあった面目を失うようなことを償うための自殺であろうと、どちらに してもばかばかしい。死ぬのは勝手だが、神社までつくることはないだろう。】 と宣う。人生で直視できない一つに「死」の問題がある。それが「自死」なら、 更にシリアスになる。とはいえ、決して目を逸らすことが出来ない一大事。 管につながれた「生」より「死」の選択の自由もあって然るべき? 「ピンコロ」が果たして良いのか? 昨今の数値は、この15年間でピーク時の 6割に減っている。(34400から21000人に) また男性は、女性の約2.3倍。 としても、様々な対策で6割まで引下げとは? 本心は誰もが、死にたくない のである。昨夜の中学校の同期会で、「次々と亡くなっていく人」の話が 出たので、一席ぶつと。その場は即座に拒否反応。笑い飛ばしながら直視する 技が全く無いのも考えモノだが… 「ガンファイター」「ガンモドキ」 「死にぞこない」などを平気で話すことも話術のうち。これは直面した時では 遅きに失する。周辺を見渡すと、自殺は珍しくない。わたしの知人、長兄、 従兄、従姉の連合い、など何人かいる。 先年、亡くなった知人の父親が、本人との葛藤の中で自死したと聞いていた。 キリスト教で自死を禁止しているのは、財産である女・子供、奴隷のロスを 減らすため? とも。 老いを重ねる度に… < せめて「死」ぐらいは、自由にさせてよ‼ > も解らないでもないが。 人生の一大事は「己の死」 直視したくもあり、したくもなし。 確かに少年時に亡くなった長兄の自死と両親の哀しみ、いま考えると深い トラウマに… 各家庭には、何れも何らかの深い傷を抱えている。 あれらのように…人を軽く判断すべきでない。自死をするには、それなりの! 暗くなり過ぎですか?「ニッコリ笑ってハンカチーフ」笑えるうちに笑ってこ! 生きている内、行かされている内よ人生は。本当! 合せ鏡で教わること多し。
―― 録画をして昨日見た、カズオ・イシグロの出世作『浮世の画家』 <物語の舞台は終戦から3年ほど過ぎた日本。主人公は高名な初老の画家(渡辺)。 焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で、隠居老人の一見平和な日常生活 が描かれていく。 愛すべき孫の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、 戦前からの旧友との邂逅(かいこう)…。 あるとき娘の縁談が持ち上がり、 そこから周囲の視線の変化に気づきはじめる。確固たる決意で国のために尽く してきた自分が、なぜ非難されなければならないのか。その一方で、過去の影に 滑稽なほどおびえる自分の弱さも認識していく…。 > ▼ 自死の問題と少し違うが、過去の弟子への仕打ちへの罪悪感が膿むと、 自殺願望になるのだろと予感される内容。若いうちから壮年にかけての過ち。 「後味が悪くなることは避ける」をモットーにしてきたとしても、後悔多し。 老いるとは、心も、魂も老いていくことになる。
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