堀井On-Line



7571,閑話小題 〜最近の歯科医療の現状は…

2021年11月18日(木)



   * 歯科医は予防治療を目指す!
 10年前のリタイアの頃から、歯医者に定期的に通うようになっている。
‘3ヶ月に一度、葉書が来て、通院の勧め’があり、それに従っている。
ハンドフリーなればこそ可能となるが、同年代の知人の歯抜け状態を間近に
見ていることもある。このコロナ禍以来、歯科医の客数が半減しているのが
感じとられる。私の通う歯科医は大型店舗で、予約制で多くの顧客が通う。
ロビーが広く、明るく顧客サービスが良く、居心地がよい。顧客が変える度に
看護婦が丁寧に消毒するところは、飲食店と同じ。 …ただし、この減りよう
では経営の根幹にかかわる問題だろう。ギリシャの経済危機の際、街中で、
手持ちブタそうに公園のベンチに座っている人に話しかける場面があった。
不景気で、歯科の御客が激減して廃業したばかりと… 知人の何人か倒産。
久々に会ってビックリ、歯が全て抜け落ちていた。『歯医者なんぞいく余裕
など有るわけでなし、この様さ…』と。
【 * 歯科の需要と供給
 対10万人当たりの歯科医院数は、1999年と2019年で比較すると、その減り方
が9%となり、約一割近く減っています。歯科医師数の推移としては、歯科医師
数削減政策や歯科医師の高齢化が影響する事を考えると、今が歯科医師数増加の
ピークと予想されます。 海外と比較としてみると、この数値自体は、日本は
さほど高くなく、先進国の中では、ドイツ・イタリア・スペインなどと同水準
となっています。】
 ―
▼ 二年前のコロナ禍頃の記事とすれば、半減で、更に一割減で、6割減なら、
 さもありなん… 恒産あればこその恒心。世の中がギスギスするのも当然。

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7188,閑話小題 〜気づけば、年末に近づいてきた!
2020年11月18日(水)
    * 年賀欠礼、死亡通知の時節に…
 そろそろ年末… 恒例の‘年賀欠礼、死亡通知’の時節に…入った。
従姉で最高齢の父方の従姉(95歳)と、一つ年下の母方の従弟と続く。
千葉に住む二番目の姉夫婦の義兄が施設に入所したとか。 存命の兄、姉の
平均年齢も80歳半ばに到達した。兄・姉を仰ぎ見るに、{人生は一期一会!」
行ける時、出来る時に、前倒しにしておくべきと、思うこと屡し。 。
人間は、経験したこと、食べたものと、読みこんだ本から出来ている!
 人生は、経験したもの、より知ったもの勝ちである。それしか永遠の彼方に
持ってはいけない。群れるのは良いが、そこで留まり、同質の低下化が悪い。
 ――
    * コロナ禍で進化し、実用化が進化したリモート化
 その事例の番組が、これ! 今回は大統領選挙に揺れるアメリカの人々の
本音をダイナーで聞いたユニークな内容!。 ディレクター分身ロボット”を
現地に派遣て、ダイナ―なればこそ、気楽に遣り取り出来るところが良い。
若者カップルから、老年夫婦、今朝、失業した中年黒人等とう、多彩の顔ぶれ。
《 ♦ ザ・リアル・ボイス
 世界の人々の本音“リアルボイス”を、現地の大衆食堂で聞いていく
「ザ・リアル・ボイス」。今回は、大統領選挙に揺れるアメリカの人々の本音を
ダイナーで聞く。 出演者ほか【語り】宇崎竜童 詳細「新型コロナ対策」
「衰退する製造業」「失業対策」「人種間問題」をテーマに、アメリカ大統領選
を控え議論が沸騰している4つの都市の大衆食堂ダイナーを訪ねて、人々の本音=
リアルボイスに耳を傾ける。今回は、新型コロナ禍で取材の制限が大きいため、
リモート操作できる“ディレクター分身ロボット”を現地に派遣。タブレットを
装着したロボットを日本から遠隔操作してインタビューを行い、アメリカの人々の
本音を引き出す。》
 ―
▼ 「失業で月に50万も貰えれば、働く意欲も無くなるよ!」など、
「エーッ!」という発言も何度も聞こえてくる。オバマケアの賛否のリアルな
話も、ダイナーでしか聞くことが出来ない。オバマも、トランプの政策も極端
なことが、窺い知れる。二人がアメリカと分断してしまった。…その根は深い。

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6822,閑話小題 〜下越周辺、とりわけ新潟駅周辺は
2019年11月18日(月)
   * この数年、新潟周辺で…
 また新潟駅周辺で殺人事件が発生した。ここで4棟のビジネスホテルの経営を
30年してきたこともあってか興味がある。常時、危なそうな客が平均7〜8人が
宿泊しており、刑事が彼らの素性を把握し、尾行をしたりする。仮名を使えば
罪になるから犯罪者には肩身が狭い。フロント内には直近の指名手配書が貼られ、
そこは交番の様相。何も知らない流しのチンピラが、因縁をつけて脅しをかける
のは無知なるがゆえ。小説『御宿かわせみ』の世界そのもの。得体の知れない、
その日暮らしの男女が出入りする。 自殺は多々あったが、火事と殺人事件は、
一度も無かったのが奇跡のよう。近くのピンサロに赤ちゃんを部屋に残して、
働きに出る若い女性。半崩のチンピラの紐の男。あきらかに素人娘に売春をさせ、
凌ぎを稼ぐ。年に一度、定期的にやってくる流しの売春婦。警察に怪しまれるの
熟知していて、初めから仕事を明かす。
 
 2年に1度ぐらい、ジャスト7時の会社から電話は、自殺か、恐喝の報告。
宿泊業は、水商売そのもの。様々な社会の実態を目の当たりに見ることになる。
当事者として、ここで書けない内・外部の不審な現象が… とはいえ、これで
生業を成すものは、それは巧妙。 まあ…事業として20年が限界。 30年間は
10年も長く携わってしまった。 先日の事件は、私が事業をしていたホテルの
至近距離。若い男女の痴情の縺れ。殺したくなるような女も世の中に存在する。
痴情の沙汰には、正視できない問題が垣間見れる。
『何ゆえに、新潟周辺ばかり、危ない事件が起こるの?』と、家内に聞かれて
自然と出てきた言葉は、
『新幹線のドン詰まりで、東京から2時間。飛行場、港、高速道がある首都圏
の飛び地。何処にでも高跳びが出来るからさ!』と。海に近い河口は、飛込ん
だら死体が消えてしまう? 闇の世界には魑魅朦朧の底知れない世界が…
                          〜つづく
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6458,閑話小題 〜「ババくささは伝染(うつ)る」
2018年11月18日(日)
   *「先のない年代に大切なのは、偽装。これのみ」
 

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3889, 積極的逸脱 ー2
2011年11月18日(金)
 積極的逸脱は、その視点で捉えると多くの分野で見て取れる。
ベターに妥協せずベストを求めた結果の現象が逸脱になる。
天才と秀才の差は逸脱をしているかである。秀才は決して逸脱はしないで、
その世界の価値観の中で頭角する。野茂がメジャーに行き、その後にイチロウ、
松井秀喜が続いた。初めてのチャレンジは逸脱と捉えられがちになる。
彼らは天才、それとも秀才だろうか? 日本のレベルを超えているので、
日本では天才、アメリカでは秀才? いやイチロウはアメリカでも天才だろう。
そう考えると天才、秀才は比較の問題。とすると、自分で地元で、積極的逸脱
をしていたと思っていたのは、自己詭弁でしかなかったことになる。
単なるアウトサイダー、ハグレモノ。天才は、対象に没頭するあまり誤解の
ベールに包まれ逸脱者として扱わた。ところで、酒や薬でトリップするのを
積極的逸脱というのか?というと、それは違う。前回、書いたが、40・50歳
代に多くの問題が重なり、そのストレス解消のため秘境旅行に数多く行ったが、
これは日常からの積極的逸脱であった。その総量のエネルギーと感動は、
その他の人生の総量と同じぐらいはあった。人生の積極的逸脱で見られるのは、
40歳半ばから50歳で一線を引退し、早々に自分の趣味の世界に入る人がいる。
江戸や明治時代には多く見られたが、現代では経済的事情があり、そんな優雅
がことは難しい。 いや、それより、早々に産業廃棄物扱いをされてしまう
恐怖感が壁になっている。 私も結果からして、10年前に会社を売却して、
第二の人生に入った方が得策だった?と考えたが、それは後講釈。
どちらにしても結局は同じ。事業に「たら、れば」はない。積極的逸脱もある
なら消極的逸脱もあってよい。一般にいう落伍者である。落伍による失意の
果てに待っているのが自死。これも、あの世への積極的逸脱と考えられなくも
ないが、好き好んで自死をする人は皆無に近いから、消極的逸脱の果てになる。 
鎌倉時代中期の僧侶一遍は時宗の開祖。「捨聖(すてひじり)」
と尊称された。捨てて捨てて捨て去った人。
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4629, 夫婦格差社会 〜どういう男女が結婚するのか
2013年11月18日(月)
 『夫婦格差社会 ー 二極化する結婚のかたち』橘木 俊詔 (著) (その他)
* 結婚相手に何を望むのか ー
 ∵ 「なぜ一夫一婦制なのか?」に、
第一に、子供を養育する義務があるのは、男女の関係を結んだ一組を明確に
するためである。大昔は、生まれてくる子供の親が特定できないことが多々
あったため、養育に支障をきたした。一夫一婦制で子育てを義務化する
ことができる。第二に、キリスト教などの倫理観から生まれた。
性の乱れを防ぐ目的もある。第三に、弱者保護の目的である。権力、資産、
容姿、体格、知能などを有する以上、弱者と強者が出てくる。強者が多くの
異性を抱え込んで、弱者が異性から排除される事態を防ぐための人類の知恵
としての制度という学説がある。
 ∵「何故、男女が結婚をするのか?」に、「相補説」と「類似説」がある。
 相補説は、互いに違った点をもち、補完できるような組み合わせの方が結婚
生活は、うまくいくと考える説。類似説は、素質の似た者同士の方がうまく
いくという説。補完説でいえば、経済力がない人は、経済力のある人を、
精神的に弱い人は、心の強い人を、背の高い人は、低い人を求める、という
ことになる。自分のない部分を相手に求める。 一方、類似説では、
背の高い人は、背の高い人を、低い人は、低い人を、美男は美女を求めるなど、
同じ素養、素質を共有する方が、相手の欠点を気にしないで済む。
人と好み、育ってきた環境で異なる。人それぞれの優先順位で変わる。
 ∵ 「未婚者は相手に何を望んでいるか?」に、
第一に、男女とも相手の人柄で、具体的に会話が弾み、結婚生活をスムース
 に進む相手、
第二に、「家事能力」である。第三は、男女とも大きく異なるのが、職業と、
 学歴。女性の9割は経済力、男性は4割でしかない。まだ男女の役割分担
 の意識が高いが、学歴に関して、男女とも同類婚を望んでいる。
 ∵ 「見合いか、恋愛か、どこで出会うか?」に、
 大まかに分けると、職場と、友人・兄弟姉妹を通じてが、それぞれ30%。
学校が10%。サークル、街中、アルバイト、見合いが、5%と9割を越す。
見合いが低いが、結婚紹介所の出会いが、それを補完。
▼ 世界のおお方が一夫一婦制のわけや、何故結婚をするのか、何を相手に
 望んでいるのか、が解りやすい。殆どの人は、学歴、家柄、容姿のうち、
二つが揃っていれば良しとして結婚するしかない。誤解で結婚をし、理解し
合って、離婚するのが、今では3〜4組に一組。世の中、すべからく妄想で
なりたっている。その最たるのが結婚の妄想。青年期を振返ると、女性の方が
シビアで、見るところを見ていたようだ。それで人生、決まってしまうからだ。
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4264, しまった!  ー12
2012年11月18日(日)
 ー しまった! 「失敗の心理」を科学するージョゼフ・T・ハリナン(著)
  * 人生の財産 ーこの著書を総括するー 
 瞑想は、静かに独り座し、心を沈め、バイアスのかかった自分を見つめ、
かえりみること。ある人は、「飛行機のビジネスクラスで世界を移動する
ことを仕事の核にしている」という。10時間以上の、まとまった時間、
ただひたすら、黙想する。その時、深い何かに触れるという。
前回の旅行でエコノミーの席だったが、耳栓をし、同じように、ただひたすら
黙想をしてみた。「一万メートル上空で、時速千キロ以上のスピードの空間の
半睡のような黙想体験は、言葉で表現し得ない悟りというか、マドロミに
包まれた夢のよう。 考えるでなし、何かの思いが浮かんでくれば思うまま、
半睡状態にいる。それが飽きることなく(トイレと食事以外)、その状態。
宇宙と一体になっているような、何かから解放されているような永遠な何かと
一体になっているような。疲れ果てたとき、決断したいとき、頭を整理したい
とき、ただ、あの空間で、飲食のサービスを気ままに受け、自然体で黙想する
には理想的空間である。高速の移動空間は、脳内活動を活発にすることは
新幹線内での読書で経験していた。学生時代の友人の娘が日航のスチュワーデス
をしていて、小泉元首相が外国への飛行での機内専用サービスの担当になった時
の経験談を聞いたことがある。「10数時間、お茶を一口飲んだだけで、
ただ眠り続けていた」という。あれは疲れで寝ていたと同時に、黙想?も
あったのだろう。 過去に機内で同じ状態でいた時間はあったが、ひたすら
10数時間を黙想状態にしたのは初めての経験だった。 時間とお金に余裕が
あれば、充分価値のある時間になると、納得。この経験から、ひとつの習慣が
出来た。休日などで、ふと何もすることが無いとき、独り寝室で半睡をする。
大体30分〜1時間。ただ目を瞑り、休む。この春から始めたヨガで、
最後の5分、マントラを聞きながら大の字で弛緩する。これも機内と同じ状態。
好きなことに熱中している時も、これと似ている。この時間こそ、人生の財産
である。私には時間という財産だけは充分にあった。装置産業を選び、それゆえ
に固定化されたマイナス面があったが、反面、自由になる時間が充分にあった。
これこそ財産。秘境ツアーに、読書に、パソコンに・・ 日本人には、何も
しないと価値のない時間と思い込む妙な習性がある。定年をむかえ、それまでの
延長に生きている人が、あまりに多い。私も似たようなものだが、改めて、
じっくり時間の過ごし方を考えなければ!
・・・・・・
4996,暴走する世間 −10
2014年11月18日(火)
     「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹(著)
  * 公共性と「世間」とは、同じでない!
往復一時間の新幹線通勤を30年続けてきたが、そこは全国レベルの公共の場。
時どき、台風などで在来線が不通になると、一般客で満席になることがある。
そこが、公共性のある新幹線車内の「社会」と、通学、通勤の客の「世間」の
ミスマッチのクロスになる。都会と田舎の違いは、両者がクロスしているか、
いないかの差。それは、ネット社会でも同じことがいえる。ーその辺りからー
≪「世間」は私たちを支配しているが、具体的にみえるモノではない。しかも
「世間」は、「広い世間」のウチに「狭い世間」が存在し、その「狭い世間」
のウチにもまた「より狭い世間」があるというように、一種の入れ子のような
複雑な構造をもっている。問題なのは、「世間」は「共通の時間意識」をもつ
ために、「世間」のウチの人間にたいしては相互に「配慮」しあい「優しい関係」
をつくるが、「世間」のソトの人間は、人間だとは思わないという本質をもって
いることだ。つまり「世間」は「世間」のウチにいる者を「身内」とよび大切に
するが、ソトにいる者を「赤の他人」と排除する。公共性という概念が「世間」
に似ているのは、ある種の社会的強制力をもつからである。しかし「世間」が
公共性と異なるのは、「世間」がつねにウチとソトという区別をおこない、
「世間」の内部の原理がソトまで及ばないこと。さきほどの例でいえば、
「世間」のウチとみなされる町の駅はキレイに保たれるが、「世間」の目の
とどかない「世間」のソトとみなされる富士山の頂上では、この「キレイにする」
「ゴミを捨てない」という倫理・道徳は通用しない。日本は「旅の恥はか捨て」
というとんでもない格言があるが、これこそ、自分の「世間」のソトでは、
「世間」がみていないので、タガがはずれて「なにをしてもいい」ということを
意味する。 居酒屋で盛り上がっている人間は「世間」をつくっているから、
他の人間は「赤の他人」であり、人間だと思ってない。「世間体」とか
「世間の目」という言葉は、その内部だけで通用するのであって、その外では
まったく機能しないのである。花見でも同じで、世間はグループ内だけの話で、
他のグループには通用しない。最近若い女性が電車の中で他人の目を気に
しないで化粧するのも、自分の「世間」を離れたところの行為。≫
▼ ワールドカップで、日本人観客席が、帰り際に綺麗にゴミを持ち帰る
 姿が話題になったが、これも「世間」の特質の現れである。その世間が、
神様かわりをしているとしたら、三年前の節目から突然、私の前に現れ出てきた
神様気分の、あの連中をコミック的に思えたのは当然至極。これは、実際に経験
してみないと味わえない経験でもある。世間様世界は、面白い動物で満ちている。
とすると私は、珍獣?

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