堀井On-Line



7573,閑話小題 〜まずは嘘をつくな…

2021年11月09日(火)

    * 嘘は泥棒の始まり…
 小学校のクラスに嘘をつく人間は、周囲に少なかった。ところが中学校に
入ったと同時に、平気で嘘をつく男が現われ、その割合が進学すると同時に
増えていったのには驚いた。仲間の金、モノを遊び気分で盗むのである。 
上京し寮生活に入ると、それが拡大してピンハネをして一ヶ月ほどブタ箱に
入ったのも居た。これは親にも問題がある。女性癖の悪いのも、盗癖同様と見て
いたが… その快楽に、支配されて言動が変になっていくのが自覚できなくなる。

 現実社会の日常が、この話題に縛られる程に多く存在していた。特に下ネタ
関連で怖ろしいのが、「成果を?具体的に話さずにいられなくなること!」
聞くだけでも面白いのに…。 シェア・ハウスのような寮生活では、それが
日常的に聞こえてくる。社会に出て現場経験が広くなるほど、深く、広く
なっていく。その一歩が噓である。大学の寮には、苦学生から大会社の御曹司
まで幅が広いこともあって、それは人間観察には「こと」が欠かない。

 「嘘は泥棒の始まり」とは… 一番初めに知った諺。商家の環境の中で、
嘘だけは絶対に許されない事と… 大家族の末っ子も有り、下手な嘘は遅かれ
知られることを肌身で知ったこと。嘘とハッタリは1・5倍までがハッタリ!
二倍となると嘘。その辺りが境界と見ていい。父親は、1・2倍ぐらい。…
2〜3倍は大げさに表現していたようだ。商売人の掛け値である。その辺りに
徘徊する内幕情報屋は、大よそ二倍! 危うい世界なら、こんなもの!

 ヤクザが、その辺りの噂を聞きつけて脅しに来るケースは、まずは、100倍。
そして10倍、5倍辺りまで平気で値引いてくる。人間心理の弱点をついてくる。
その辺の事情を知らないと、術中に嵌ってしまう。 現在、YouTubeで、裏社会
だけを扱ったのがある。暴力団が極左の組合運動と称して、企業恫喝をしてくる
サイトをみたが、…ヤクザ、元女囚の監獄体験、警官ヤクザなど異世界として
観る分には… 組織内のリンチ、暴行など警察が扱わない為、当然、警察サイド
を意識した話としても生々しい。 まだ分類される直前○○学校の同期でも、
ヤクザ抗争で刺殺された人物が存在していた。娑婆は、実に恐ろしいところ…
問題は自分の行蔵の質量の問題でもある。それでも暴対法が出来て、裏社会は、
商売が不況産業に陥ってしまった。 それが当然である。

・・・・・・
7179,閑話小題 〜同級生の葬式
2020年11月09日(月)
   * 先日、SJで、
◉ そろそろ帰ろうかと身支度を始めた頃に、40年にわたる数回の同級会
(幹事会を含む)の固定メンバーの女子が亡くなったと、SJメンバーから声を
かけられた。土曜の夜が、通夜で、翌日の日曜日が本葬という。
<あんたは、当然、行くでしょう。出なかったら化けてくるわよ!>と… 
化けて出られる身の思いもないが、100回近くは酒席で同席した仲なら当然と…
典型的500m圏内で生きる長女で、陽気な婿取り娘。世間話にコトは欠かない。
数年前に連れを亡くし、そのショックもあり、軽い痴呆症気味。前回の寄合には、
欠席していた。昨日の本葬には、50人位が参列。中学同期生が10数人。
◉ 従姉、姉たちも、ほぼ80歳代に入ってしまった現在… 75歳アラウンドも
 晩秋から冬景色という気配か! 腰痛で前屈みに曲がり気味の上に、痺れが
加わる。話題は病と死亡が中心となる。体調の変化に気持ちが追いつかない。

 ――
    * トラから刃(権力)と爪(資金力)を抜けば…
 アメリカ大統領の結果がジョー・バイロンの勝利で終わった! 
というよりトランプの自滅! としても、トランプの岩盤支持者の多さに驚き
ざるを得ない。建て前そのままを実行しているだけだが!一歩、国外に出ると、
そこにあるのが、白、赤、黄、黒人の混合社会。何やら、常に異種の目線に
見張られているようでもある。 今さらだが、アメリカは白人と資本の第一主義
で成立する国家。アメリカの本音といえば、赤、黄、黒を地域別に分けて管理
すること! 有色人種の男は、如何に美人の白人をモノにしたかが自慢のタネ! 
 入植当初の100年で戦争や虐殺を上回る猛威で、驚愕する数のインディアンが
死亡で人口は30%を下回るまで激減した。 その数が北米だけで、1000万近い
インディアンが虐殺された。オーストラリア、アフリカも! 
中国本土も、その対象に。その渦中で、日本も、太平洋戦争の敗戦までは、
独立を保ったが、今ではアメリカの?? 
その中でトランプ崩壊の悲喜劇がライブで… さて如何なることに?

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6813,閑話小題 〜映画評: 「ターミネーター ニュー・フェイト」
2019年11月09日(土)
   * 老いの行末は、オタクモですか
 老いの風景は、寝たきりでなければ、御宅ということ。アメリカの統計で、
リタイア後の人たちの7割が、年金暮らしもあるが、スーパーか、コンビニ以外
は、家に閉じ籠っているとか。、日本も同じ? キリスト教の影響もあって、
神に祈るアメリカ人とは、群れを好む日本人とは、違うのだろうが。 50、60、
65,70歳から見える社会と、それぞれの年代の自分が、それぞれ初体験なるが
故に、面白いやら、哀しいやら。年寄りは肉体に比例して精神も緩んでいく!
内語で自らに「ガンバレ、ガンバレ」と、むち打ち、そして老いを諦念し、
とにかく一日を感動し、楽しむしかないのが実情だが、それが面白くて堪らない
のは、65歳時に発てた少しキツメの行動習慣のためだろう。 晩酌は旨いし、
TVや、PCは面白いし、読書も、ミニチャリも、毎日が新鮮。 人生を振返ると、
ストレスも多かったとしても、恵まれて面白かった手応えがある。 現在も
同線上にある「二度とない人生。楽しんだもの勝ち」。直にプッツンだもの。

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   * 映画評: 「ターミネーター ニュー・フェイト」
 みる度に、アクションが激しく、面白くなっている。初日もあってか、
100人以上は入っていた。(地元では100人は多い方) 同年代が多いのは、
シリーズ・モノで6作目もある。ここで悪役が破壊されても、何度も生き返る
不気味さがある。 最近、TVで放映されてもみることがなかったが、何故か、
衝動にかられて、みてきたが…  ストレス解消には良い! 評価:85点。
 ―
≪  解説
ジェームズ・キャメロンが生み出したSFアクション「ターミネーター」の
シリーズ通算6作目で、キャメロンが直接手がけ、名作として人気の高い
「ターミネーター2」の正当な続編として描れる。 キャメロンが
プロデューサーとなり、「ターミネーター2」以来にシリーズの製作へ復帰。
「デッドプール」を大ヒットさせたティム・ミラー監督が新たにメガホンを。
人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。
メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーの
もとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。
一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守る
ためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。 何度倒しても立ち上がってくる
REV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の
未来から救ったサラ・コナーが現れる。リンダ・ハミルトン演じるサラ・
コナーも28年ぶりにカムバックし、シリーズの顔であるT-800を演じる
アーノルド・シュワルツェネッガーも出演。         ≫
 ―
▼ 年齢もあるが、大画面でみる、アクションは、時どき目を瞑ることが
 多くなっている。地球外生命体なるが故に、その残忍性を和らげてくれるが、
それでも正視できない場面がつぎつぎに続く。自宅では、TVで、刑事モノの
アクションや、プロボクシングを連日のように見て、刺激を受けているため、
退屈というのは全くない。結局、縛られるのが、最小で、一日を刺激的に
過ごせるためか! 愉しみ周囲を見渡し、探せば、幾らでもあるから不思議。
  
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4987,閑話小題 ー 一日の閲覧者が、実は7倍の350!
2014年11月09日(日)
  * 一日の閲覧者が、実は7倍の350だった!
 晴天の霹靂である。Yahooの「バードウォッチ」が20〜40の閲覧で、
エンピツのサイトが40〜50の閲覧。これは重なっている。それからみて、
「Hatena::Diaryは、同じだろうと、検索数を、バックアップ用
でもあり、開設以来の7年間、一度も調べてなかった。
 ところが数日前に何気なく調べたら、(総検索数を7年×365日で割った)
一日、300近く。何かの間違いだろうと、この数日、日ごと調べたら、
7年間の平均と同じ検索数。多くて50〜60と信じていたが、実際は350
の検索があったのである。見続ける多くが決して好意的でない? とすると、
少し恐ろしい気がする。悪意の視線を意識してはきたとしても・・ 
学生時代から、こと批判に関して、多くの人に重すぎる?と言われてきたが・・ 
何気なく知人に聞くと、殆どが見続けているという。それにしても50〜60
は少ないと思っていたが、実は7倍の350以上の閲覧とは驚きである。
未来の自分への憶え置きと、毎日の出来事と、読書などの雑記帳として、
墓場として、書いてきたため、あけすけの内容になっていたが、周辺の知人
の50〜60人なら、まあ、いいだろうと・・ 
 全力で親しい友人に「とっておきの話をする感覚」で、5000日近くも、
面白おかしく書いていれば、この閲覧数は不思議でないが。それも三年半前
からは、ライブで、めったにない特異体験の生中継である。血だらけの手
(こころ)で、有りのままを、その血で書いていれば、第三者からみたら、
これほど面白い内容はないだろうし、心の歪みの露出が、そのまま現れ
出ている。特に、その特異の歪みが面白いのでは。
 ところで10年位前、毎日新聞の記者から、何気なく書いた内容を指摘され、
「それを更に聞きたい、それにしても凄いことを書いてますね!」という
電話があった。そこで慌てふためき内容を書き直したが。もし積極的にネット
上に打って出れば数千は可能?ということか。間違えても、出るつもりは
ないが、もしかして心境の変化がある? それぞれが特異点であり、
そのままを書けば、特異のブログになるはず。
 < ところで、こうとも考えられる。10数年分の随想日記が、
コピーしてあるため、「Hatena」の読者のキーワードにヒットしていて
大部分が見てない可能性がある。いずれにしても、ネット上は、こんなものか>
・・・・・・
6449,閑話小題 〜10日遅れの湯沢の紅葉へ
2018年11月09日(金)
   * 秋晴の、非日常のドライブの旅
 昨日の9時ごろ、急に家内が
『湯沢苗場のドラゴンドラの紅葉が素晴らしいとTVで見てネットで調べたけど
せっかくの秋晴れ、今年最終の紅葉でも見に行かない! 今日、行かないなら
明後日に独りで、‘普通列車・二日間乗り放題のチケット”で行くつもり。
どうする? あんたはせいぜいスポーツジムに行くくらいでしょ!』と。… 
 この数日、腰痛も出ているが、この秋晴れ! 車で遠出のドライブも、この
数年してないし、湯沢なら丁度よい距離。 途中で気が変わったら、川口の棚場
で鮎でも食べて帰ってくればいいと、日常生活に非日常の「苗場の紅葉かりへの
ドライブが決まった。全く知識も情報なしの突然の出来事。
 苗場の西武プリンスホテル近くの駐車場にある受付で、入場料2600円を払い、
ロープウェイの乗場まで5〜6分ミニバスで送られ、待つことなく4人乗りドラゴン
に2人が乗せられた。 
 全長は5,481m。日本最長の苗場ドラゴンドラ。片道の乗車時間は25分もあり、
秋の紅葉が素晴らしいと… 2600円は、ちと高いが、これだけの景色なら良しと
しなければ。麓は、まだまだ紅葉だったが、登るにつれて、ほぼ紅葉が終わって
いたことに気づく。それでも、全く失望しないだけのパノラマが広がっていた。
車で二時間なら来秋の10月半ばに来るだけの価値はある。 
成るほど、「よく見れば薺花咲く垣根かな…」。
10時に出発、宮内の青島でチャーシューラーメンを食べ、帰宅したのが17時半。 
7時間半の非日常の世界の物語。 家内の突然の提案後、30分ほど間をおいて
考えたのが、
<この年齢、何があっても不思議でない、次の機会は、あるかなし!
 いま行かないと後悔、先に立たず。そうして、今まで生きて、今さら
 何を躊躇する!>の大げさの内語。 突如の決心の場合もあったが…

☆ 『今日か、明日行きたい?』 
 『是非行ってらっしゃい。そこでなくとも!』
『次は、ほぼ無いですよ』 若い人ほど、それが言える! 
『いま、しておかないと、永遠にしないことになりますよ! 今しておく
 繰返しが、人生。老いてからの後悔ほど、哀しいことはない。』
それにしても、老いは哀しいものです。無為の人生。その内側たるや!
 一つ間違えると、建て直すに、それは膨大のエネルギーを要する。
だから、万一の備えをすべきということ。
誰に言ってるの? 自分でしょ。自分へですよ。 
何か間違えてるっじゃないですか? さて、 ポタリング! へ。

・・・・・・
5352,浅田次郎の人生相談 ー日々を無気力に過ごしていますー
2015年11月09日(月)
            ー『世の中、それほど平等でない』浅田次郎著
  * 旅すれば、内向きの自分が解放される
 学生時代の二年まで、学生寮とクラブの世界で、都会生活の日常に飽き
あきしていた。しかし、二年生の夏休み前に(何度か書いた)、人生の将来
設計のレポート提出を、「キリスト教倫理」の教授の宿題を出されて、
自分の先行きを人生で初めて真剣に考えて提出をした。タイミング良く、
その夏休に、寮の(10年位年上)先輩夫婦が、軽井沢の『友愛山荘』という
宿舎のペアレント(管理人兼マネジャー)をしていた因縁で、二年先輩の
Kさんと、手伝いにいくことになった。ところが、その一ヶ月間の、楽しく、
面白かったこと、この上なかった。若い女性が何かロマンを求めてくるのを
相手に、夕食後、歌ったり、踊ったり、ゲームの相手をする。 それまで、
寮も、クラブも男所帯が、全く違った世界の日々を味わうことになった。
その時の、ある出会いで、翌年、「30日間・欧州一周旅行」に参加する
ことになり、人生観が一変した。 寮に、クラブに、クラスに多くの友人が
存在していたし、進級ごとに、アップスケールをしていた。要するに、
恵まれていた。  〜まずは、その辺りから〜
  ●質問: 日々を無気力に過ごしています(19歳男性・大学生)
≪「この春から上京してきましたが、大学デビューに失敗し、自宅と
 キャンパス、あるいはバイト先をただ往復する毎日を過ごしています。
夏休に入っても、サークルにも所属していないし遊びに行く友達もいません。
このままではまずいと思うのですが.何かきっかけが欲しいです。≫
  ●回答: 旅をすれば、内向している自分が嫌になる
≪・次郎: バイト代貯めて旅行でもなんでも行ってくればいいじゃないか。
 何をうじうじしてるんだ。若い人はね、外国へ行くチャンスがあったらどん
どん行きな。僕らのころは高くてなかなか難しかった。ここまでいろいろな
投稿を見て感じるけど、細かいことでぐずぐず悩んで内向している人、多く
ないか? そういう人は外国へちょっと行ってこいって。自分の心が開かれる。
外国がいいってわけじゃないけど、内向している自分が嫌になるよ。
それは旅の功徳です。
・太朗: 国内旅行はいかがでしょう?
・次郎: 国内旅行はもっと大切です。若いうちに遠いところだけ旅して
 日本のことを知らない人は、結局外国に行っても何もわからない。
近いところから遠いところに足を延ばしていくというのが、理想的な手順では
あると思います。まあ国内でも海外でも、自分の知らなかった世界に触れて、
小さい自分を吹き飛ばしてきなさい。行ってらっしゃい。≫
▼ 大学の醍醐味は、サークルである。そこに入らないと面白みは半減して
 当然のこと。まだ遅くはない、何かのクラブでも、ゼミに参加すること。
そして、大学生活の目的を早々に定めることだ。学生時代の4年間は、あまりに
短すぎる。 大学は各地の様々な人が、学問を学ぶという建前で、自由に学び、
遊ぶところ。とにかく、クラブに入ること。胸襟を開いて、対話が出来るのは、
この時期ぐらいである。 世の中には、本当に「変わった人」が、多くいる。
その一人が「自分」でもある。そこで自分の硬いバイアスに気付くことだ。
そして、これを一生かけて壊し続け、新たな自分を導きだしていくのが人生。
今さら、その手を緩めることなど、出来ようはずはない。
 先回で、少し下げた目標回数50回目のツアーに行って、自己を達成した。
若い人だけでなく、外国からの視線で逆照射をして、自分と、所属する世界を
見直してみる必要がある。そうすれば、9割以上を占める、『世間人』の
バイアスと共に、己の枠が鮮明に浮び上がってくる。それに、少しでも気づく
か気づかないで、その人生は変わってくる。 私の人生で、20歳の頃に、
そのバイアスが、一度、粉々になったのが、人生で一番の収穫だった。
『世界は広く、深いこと』に、まず気づくことが大学生活の絶対なこと。
その為には、ありきたりだが、『感動、感激、感謝』の質量の絶対量を
確保することだ。 それは日常には無い。それは、『非日常』に埋まっている。
学生時代は、人生の中では『非日常の時節』である。それは自ら探さなければ。

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