2019年09月15日(日)
* 映画・ドラマよりも… 究極の悲恋物語 この夏に放送された『家、ついて行ってイイですか?』が、またして衝撃的! 「事実は小説より奇なり!」というが… これは遥か上を行く物語である。 〜ネット検索をすると、この概要が詳しく書き込んであった… ガイド役の 番組のスタッフも泣きの涙であった、ずしとくる物語。 https://news.livedoor.com/article/detail/16852619/
≪ ◉【ロケ3000回…奇跡の瞬間】6連発SP>と題されたこの日の放送の中でも、 驚いたのは、スタッフが新宿で声をかけた宅建士のえりか嬢(38歳)。 「テレビのゴミ屋敷なんて、私に言わせれば甘い」 「生ゴミもあるから相当ヤバい」と笑うえりか嬢の自宅へついていくと、 家の中は洋服やゴミであふれ返り、冷蔵庫の中は賞味期限切れの腐った食品 ばかり、生活空間はベッドの上のみ、という期待を裏切らない部屋! スタッフが写真立てに飾られた青年の写真について聞いたところ、話は思いも よらぬ方向へ。
◉ 写真に写る青年はえりか嬢の元カレで、7年ほど前に亡くなったとか。 <なんで飾っているかっていうと、死んじゃったんで…。死んでいるから忘れ られず、飾ってるんです。たまに花を飾ったり… …ちょっとした仏壇です」。 友達の彼氏の親友で、湘南乃風の「純恋歌」の歌詞のような出会いだった。 2年付き合い、同棲していたという。スタッフが別れの原因を訪ねると、えりか 嬢はこう切り返した。 「同じ年で、同じ地元で、同じ誕生日ですよ? これ、なんだと思います?」 「運命だな、偶然だなって、最初は思いますよね。私たちも最初は浮かれてたん です。でも、なんていうのかな… …血縁」 実は2人は双子で、生まれてすぐに 彼は子どものいない夫婦に引き取られたという。2人がこのことに気づくのに、 そう時間はかからなかった。 ◉ ある日、彼がえりか嬢の実家に遊びにやって来た。えりか嬢の育ての父親と 仲良くなり、「こんな家に生まれたかった」とうらやましそうに話す彼に、 「実は両親は彼女が1歳の時に離婚して、本当の父親ではない」と明かすと、 彼の表情が一変 。もともと自分の両親から双子の子がいると聞かされていた こともあり、えりか嬢の境遇を聞いて生き別れたきょうだいに違いないと、 確信したようだ。「びっくりしたけど、あぁ、やっぱりなぁって思いましたね。 彼氏としても好きだったけど、自分のことを好きなように相手を好きだったんで。 やっぱり離れられなかったですよ。戸籍上は問題ないかもしれないけど、倫理上は 問題あるので。しょうがないよね、みたいな。それが苦で(彼は)自殺しました」
◉ 双子は他人にはわからない不思議な絆で結ばれているとはよくいわれるが、 それが2人を恋人という形で結び付けてしまったとは残酷すぎる。当時はつら かったと目を伏せるえりか嬢だが、だんたんと時間が癒やしてくれたという。 「いま幸せか?」とスタッフから尋ねられた彼女は、こう答えた。 「はい、幸せですよ。彼のことも悲しいかも しれないけど、(彼と過ごした) 2年があるからこそ私は世界一幸せと思うし、一生分の幸せをもらったかなって 」
◉ 市井の人の日常を切り取るのがこの番組のコンセプトだが、3000回ロケしても なおマンネリ化しないのは、私たちは誰ひとり、同じ人生を歩んでいないという ことの証しでもあるだろう。だからこそ、赤の他人の人生をのぞき見するという エンタメが成立するということでもある。 「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」とはチャップリンの 有名な言葉だが、まだまだ当分の間、この番組の人気は衰えそうにない。≫
―― ▼ 学生の頃、今は故人の知人から聞いた話に耳を疑ったことがある。 その兄が、当時の専売公社で、煙草の売店の認可の調査をしていると、仰天する 内々の事実が表立ってくると… それは犬コロのような、裏話。えりか嬢に子供が 存在してない?のが、不幸中の幸いだが! 年齢もあるが… 「普通であれば、それで充分! …その普通が、なかなか!」と思う日々。 ところで、数ヶ月前に、面白いテーマを書いていた。 これを重ねて読むと、様ざまな人生を想いうかべることが出来る。 自分も含めて、人間は絶対肯定をするしかないのだろう。 親鸞の 「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」の言葉の重みがズッシとくる。 〜まずは、数ヶ月前の以下のテーマから… どの生き方を選ぶか? で、人生が変わってくるが… 因縁だけは、如何にも ならない! 親鸞の「悪人正機」の意味合いの深さを、年々、垣間見ること多し。 苦しくても、岩を転がし、上に持ち上げるべきか、否か。 彼女には、それより遥かに大事なことがある。
―――― 2019/07/07 閑話小題 〜島に辿りついた3人の兄弟の話 −1
『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 * 私は、島に辿りついた3人兄弟の話が好き。 何気なく借りてきた、この本の中で紹介されていた村上春樹の 『アフターダーク』の一節を読んで、驚いた。 著者が「現実」と「本」が 交差して、「現実」そのものが変えられてしまったと。成るほど!面白い話は 尽きぬ。 例え話は、鋭く真実をついてくる。 ― ≪・三人の若い兄弟が漁に出て、嵐にあって流されて、長いあいだ海を漂流して、 誰も住んでいないハワイの島の海岸に流れ着く。 美しい島で、椰子の木が 生えていて、果物もたわわに実り、真ん中に高い山がそびえていた。 その夜、神様が三人の夢に現れてこう言った。 『もう少し先の海岸に、三つの大きな丸い岩をお前たちはみつけるだろう。 お前たちはその岩をそれぞれに転がして好きなところに行きなさい。岩を転がし 終えたところが、お前たちそれぞれの生きるべき場所だ。高い場所に行けば行く ほど、世界を遠くまで見わたすことができる。どこまで行くかはお前たちの自由』 ・神様が言ったとおり、三人の兄弟は海岸に三つの大きな岩を見つけた。 そして言われたように、その岩を転がして行った。とても大きな重い岩で、 転がすのは大変だったし、ましてや坂道を押して登るのはえらい苦労だった。 ・いちばん下の弟が最初に音を上げた。 『兄さんたち、俺はここでいいよ。ここなら海岸にも近いし、魚もとれる。 じゅうぶん暮らしていける。そんなに遠くまで世界が見れなくてもかまわない』 といちばん下の弟は言った。 上の二人はなおも先に進み続けた。 ・しかし山の中腹まで行ったあたりで次男が音を上げた。 『兄さん、俺はもうここでいいよ。ここなら果物も豊富に実っているし、じゅうぶん 生活していくことができる。そんなに遠くまで世界が見れなくてもかまわない』。 ・いちばん上の兄はなおも坂道を歩み続けた。道はどんどん狭く険しくなって いったけれど、あきらめなかった。我慢強い性格だったし、世界を少しでも遠く まで見たいと思ったんだ。そして力の限り、岩を押し上げ続けた。何ヶ月もかけて、 ほとんど飲まず食わずで、その岩をなんとか高い山のてっぺんまで押し上げること ができた。彼はそこで止まり、世界を眺めた。今では誰よりも遠くの世界を見渡す ことができた。そこが彼の住む場所だった。草も生えないし、鳥も飛ばないような 場所だった。水分といえば氷と霜を舐めるしかなかったし、食べ物と言えば苔を かじるしかなかった。でも後悔はしなかった。彼には世界を見渡すことができた からだ…。というわけでハワイのその島の山の頂には、今でも大きな丸い岩が ひとつぽかんと残っている。 ≫ ― ▼ 含蓄の深い話である。いちばん上の兄が眺めた場所は世界を眺めることが 出来る場所。ツアー道があるならば、より厳しい秘・異郷先に挑戦し、その先 を味わい、帰ってくる。大自然の神秘に触れ、感動を通し同化し、地球の広さと 深さを垣間見て、帰路に就く。それで、充分である。物質的満足感を遥かに超える 充実感。他者への説明の必要はない創業、いや、人生の味わいそのもの。 その味わいは、味わった者しか知り得ない至高体験。ただ、住みたいとは思わない。 海辺の岩場で囲まれた岩穴で、外洋を知ることなく満足して生きるのも人生。 そうそう、外に出て世界を知るのも人生。問題は丸い岩を押し上げていく代償。 長男に見えていたのは、さて如何だろう? 丸い岩だけ。時どき、休み、下界を 垣間見ていた。その味わいは、麓に留まった弟たちには知り得ないこと。 としても、その石は重かっただろうに! 如何だろう次男のように、中腹に留まり、 時にピクニックで山頂に登って世界を眺め、時に海辺で釣り三昧。ただ、風当たり が悪い?それぞれ、問題は生じてくる。反面、ハワイの土地柄で、何処も同じか! この手の話なら、限りなく面白そうな話が浮び上ってくる… 〜つづく
―――― 2019/07/09 閑話小題 〜島に辿りついた3人の兄弟の話 ―2 『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 フランクルの哲学の柱になっている【人生、よく遊び、よく学び、良く働け】 のとおり、バランスをとって、人生を生きてきた。 人生には思いもよらぬ 『まさか!』が、突然に襲いくるとものと… だから、楽しい釣りとか、山遊び を通した学びを当初から組み込む必要性がある。「全機で可能な限り、世界を眺め 味合うことが、我々にとって必要となるって… ある時は、遊びを主とした学びの 三男の生き方。その後、次男の働きを主とした生き方。…最後は、長男の生き方と、 節目を持って態度価値を変える必要がある。
≪ この本『アフターダーク』の中で、教訓は 『何かを知りたいと思ったら、人はそれに応じた代価を支払わなくてはならない』 『ハワイまで来て、霜をなめて、苔を食べて暮らしたいと思わないよな』 『でも長男には、世界を少しでも遠く見たい好奇心があったし、それを押さえる ことができなかっただよ。その為に支払わなくちゃならないものが、どんなに 大きかったとしてもさ』 本は、この話の『神様』によく似ています。本はいつも、ここまでくれば、こんな 世界があるよと教えてくれます。その世界を詳細に、魅力的に。 だけど、現実世界では、案外きつい。 正義のヒーローの話は面白い。主人公が成長する話はかっこいい。だが、自分が 現実でヒーローになったり成長するのは玄人時間が必要となる。哲学書を読むのは 楽しいけど、本当の意味でそれを理解するには、積上げた知識を必要御する。 … 本を本気で好きになったら、バカな男にひっかかったバカな女になる可能性が 増えます。世界の読書推奨人はそのことをわかってるのかと、苦笑します。 <だって、どんなマトモさを手放しても、人生を狂わせて面白い本に出会えることは 幸せなんだもの。役に立つ立たないというよりも、もっと大きな、遠くを見させて くれる存在として「本」に触れていただけるなら、けっこう大変な人生を、一緒に 戦ってくれるならなら。 ≫ ― ▼ この本は、まだうら若き、20歳半ばの京大院生の書店スタッフが「正直、 これを読んだら人生狂っちゃうよね」と選んだベスト50のブックガイド。 30歳までが「学び」。50歳までが「働き」。それ以降が「遊び」が主とした 態度変換が人生には必要だが、彼女には、これから膨大な儚いが、膨大の人生が 待っている。 羨ましいが、それは、あくまで彼女の世界。 < せっかく、この世に生を受けたなら、宇宙、世界の広さと、深さを少しでも 垣間見て、味合ないとしたら、勿体ないじゃないか! >に 落ちつく ・・・・・・ 6394,閑話小題 〜「平成」も終わる、さっさと引退しましょうよ、キミたち! 2018年09月15日(土) * ヘドロ世界の殿様蛙よ ◉ 今度はウェートリフティング協会の会長がやり玉に! 『○○協会の会長』『○○市教育長』『青年会議所理事長』とかいう奴。 その職を得ると、人間がガラッと変わってしまうのは周辺を見れば分かる。 そこにドドメ色の目をした古キツネが擦り寄って、持ち上げ、その気にさせる。 そこに烏合の衆の連中が神輿を担ぎ… 世間様祭り(溝沼ヘドロ)のエログロ 世界そのものの饗宴…。 その具体的な物語の生々しいのが… 何やしら? その拡大したのが韓国大統領職周辺世界。未だ朝鮮戦争が終戦してないため 絶大な権限が大統領に与えられて腐敗の温床になっている上に、儒教社会の 構造上、汚職阻止は絶対無理という。大統領職をマトモに辞した人は存在しない。 ◉ レスリング、ボクシング、体操協会、日大アメフト部にしろ、パワハラ当事者 は対応を誤って後手を踏み、自らの首を絞めた後、最後は解任、辞任劇が通例に なりつつある。スポーツ競技で暴力は通例だが…。セクハラの次が「パワハラ」。 本来、世の中はパワハラで成り立っているのに… ポピリズム弊害の最たる事例。 弱肉強食が世の習い。「強くてはならない」のである。業績を利用して、まずは 『○○長』の座。それさえとれば、弱肉強食の強者の肩書を得て利権漁りの手順 になる。ヘドロ世界には、ボウフラには快適環境。ボウフラをネット検索すると、 <「カ」の幼虫の俗称。水中にすむが,汚水,たまり水,清水とそれぞれすむ。 種類が異なる。腹端の呼吸器を水面に出して呼吸…> 何か地方大名のようで、 これ以上書くのは、止める。トンボの幼虫「ヤゴ」とて同じだが、人間の血を 狙わない。 ◉ 日大監督と理事長、ボクシング協会の会長の精神構造から様々なことが浮び 上がってくる。過ってバブルに浮かれていた我姿も…。だが、バブルで踊った 経験も、なかなかな! 破裂の20年後に、最後のトドメが直撃し… 因果応報。 <踊る阿呆に、踊らぬ阿呆、同じ阿呆なら、踊らな損損!> だが、問題は、 その後のカエリ矢。 よく見ると、昭和の残物のこびり付きでしかない。 やはり「断捨離」。 「平成の終了の年度に、こういう問題が噴火始めた。 ということは、「カタチをかえ、様々の分野で何かが起こる」ということだ。
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