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2003年07月20日(日)
昨日、何げなくNHK・BS1をまわすと、東京の杉並区和田中学校の 民間から採用された校長を取り上げた番組を放送していた。 広島の民間出の校長が日教租?によって自殺に追い込まれたり、教育委員会の担当も、自殺をしたニュースが生々しいが、その成功例もちゃんとあった。
ー内容を大筋は ・「よのなか科」をつくって一線で働いているゲストを、年間25人のペースで招いて実際の生の教育をしていた。 産能大学でゲスト・ティーチャーを経験してきただけに、その内容に引きつけられた。 ・「ハンバーガー」や「輪ゴム」の具体的な分析から、中学生に世の中の構造を教えていく手法は解りやすく道理に合っている。 この事例研究から何故数学や国語や社会科が大事かを教えていくのだ。 ・ロールプレーイング(役割演技)をさせて、世の中を教える手法が良い。 生徒にハンバーグ屋の店長の役割をさせてみて、実際の店長にきてもらい対話をさせる。 少年事件の模擬裁判をそれぞれの役ー裁判長とか検事・弁護士とか被告人ーを経験させて、実際の裁判官を呼んで実態を聞く。 ・クローン問題を議論させて、科学者をよんで議論をさせる。 ・自転車放置問題を議論させてみる。 ・ニューハーフを実際きてもらい話をさせて、ハーフの差異から、社会にある価値観について話し合う。 等々、シュミレーションやロールプレーイングやケーススタディーを駆使した授業を通して教育をしている。 「ふにおちる授業」が一番大事だということだ。 自分は熱血でなく、クールであると言い切っていた。 「今の校長は社長ではなく、営業所長代理でしかない」という彼の言葉が鋭い。 社長として任務を遂行するには、コミニケーションをどれだけつくれるかにかかっており、「子供の教育は、大人の姿によってしか変えることができない」という。 今の日本の教育はサラリーマン教育を前提でしかなく、市民教育がゼロ。 シンボルマネジメントー一箇所をよくすることから全体を良くする手法が大事だという。(校庭の緑化運動を推し進めるとか)
「中学の校長と小学校の校長とどちら大事か」とアナウンサーの問いに、 「中学校の校長!」と言い切っていた。 中学は大人の始まりであり、子供の終わりの時期であり、膿が一番溜まっている時期。 この時期の教育が大事なことは、自分のその時期のことを考えれば納得できる。 今それが急に社会問題になっている。 「静の教育」と「動の教育」を分けて、教え込む時期である。 「縦横の関係だけでなく、斜めの関係を教えるべきだ」という言葉も真をついている。 「世界中の中学生が一番来たい中学校にしたい!」が最後の言葉であった。 日本にも、こういう芽生えも出始めている。
彼の名前は藤原和博である。
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