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2002年10月22日(火)
ある洋服屋だった社長から聞いた話である
ー昔の大金持ちの旦那衆は、目立たない高級呉服を似た柄で何枚も 持っていて毎日着替えていた。 よほどの目が利く人でないと、その違いが判らない。 無頓着にいつも同じ服を着ていると思わせていたという。 チョットした柄の違いのもので、羽織や帯や足袋をかえていた。 そういう粋な着方が本当のお洒落だとかー
基調色を決めておくというのに合い通じる内容だ。
たったこれだけの話の中に多くの教訓が入っている。 シンプル、スタンダード、スペシャリテー、セグメント のチェーン理論のドライ主義が全て入っている。 一番主義と集中主義である。
目立たないーシンプル、スタンダードー似た柄で、 高価なースペシャリテー、何枚もーセグメントである。 何代も続く家柄という長い時間の中で、体得した知恵なのだろう。
日本も洋服を着るようになって、まだ日が浅い。 着こなしでは当然欧米人に比べ落ちるのは仕方がない。 しかし和服ではチャンと着合わせが出来ていた。
色というと7色が基本となる。 どうしても私などは単色と思いがちだ。 しかし赤一つとっても数千種類もあるという。 理屈からいえば無限のはずだが。 江戸時代はその色の違いを楽しんでいた。 そして自分の好きな赤を決めていたという。
本当にイロイロあるものだ。
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