|
2001年10月26日(金)
トレードとは野球のトレードである。 5名トレードすれば、5名首を切らなくてはならない。これがオフである。
ビジネスホテルのもっと合理化できる業態を考えた。カットできるもの、 和室、会議室、ツウインである。 そのぶんシングルの部屋数をとる。これがトレードオフである。
ホット商品を早くコストカットして、安く、大量に生産、売り抜ける。 その時まずやるのが、トレードオフである。 まずはこれが基本である。
ファッションに10−4−2−1の原理がある。まずシーズン初めに種類を10をばら撒き、 顧客の反応を見て、すばやく4に絞る、そして2に最後は1に絞り上げていく。
これも時間を入れたトレードオフと言える。もう20年も前なので、 忘れたが衣料をやっていたとき、冬春夏秋と4シーズンその中に、導入期、最盛期、 仕上期がある。そうすると毎月がどれかにあたる。しかしその年に気候の変動がある。 それを読みながら、10−4−2−1をやっていた。すこぶる面白いが、目先に捉われる。
自己評価としては5年近く手がけ、100点満点であった。 あまり長くやるとそのドタバタで自己を見失うと判断?丁度いい引き時であった。 しかし面白かった。とくにゲーム化が面白い。 朝礼で予算達成順に並べたり、その日の予算を達成すると、その部門の持ち曲を店内に 流したり、値札に可能な限りの暗号の情報を入れたりした。 仕入れ総量、原価、色別数量、値下げ時期の達成枚数、値札のカラー別による情報化 等々。少し本題からそれたが。
激烈な勝負の世界では、トレード・オフの繰り返しで、より強さを求めなくては 敗者になる。 アメリカのGEは先日のTVで、事業部門のトレード・オフを徹底的に くりかえしたために、今は超優良企業に変身したと特別報道を放送していた。
|
|
|