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2001年09月07日(金)
「ピラミッドに登る人、途中で休んでいる人、オアシスにいる人、小さなピラミッドを
造っている人、ピラミッドの盗掘をしている人、駱駝で荷を運んでいる人、」
これは社会を例え話で解りやすく説明したもの。
ピラミッドは会社・組織を喩え、小さなそれは事業を起こそうとしてる人。
オアシスはノッケカラそれを捨て、人生楽しんでいるアウトサイダー。
荷を運んでる人は、その全てのサービスに徹してる人か。
実をいうと20代前半からもちろんこのことは解っていた。
普通の人から見れば、社会構造を冷静に見据えていた。
卒業する前から、ピラミッドに上る意思は全くなかった。
立場があってそれも仕方ないのかなーとぐらいしか考えてなかった。
卒業の前年、石川播磨の造船所にゼミで見学に行った。
ショックであった。タンカーに数百人が張り付いて働いているのを、上から見るのだ。
要するに組織の中では個人は小さな存在でしかない。
反面組織化すれば、これだけおおきい仕事ができるのだ。
その時の私の反応は「ボートでいいから海の中で自由に生きたい!」であった。
ピラミッドに必死に登り、突然ピラミッドから排除されミイラ人間になったり、
自殺したり、転げおって死んだり。
オアシスの何かも知らなかったりする。
単色の人生さえ気づかなかったりする。
もっともオアシスの人は、ピラミッドの広い視野眺めの素晴らしさが解らない。
それぞれの立場を、たとえで一瞬で見たことは一生忘れえぬ印象でのこった。
ーこれに似たたとえは‐大型船の船員か、小型線の船長的生き方か?
大型船は遠い海原を航海できる、反面その役割以外の事が出来ない。
小型船は自由に、全ての裁量が可能の反面、枠が決まってくる。
本人の立場と特性で決まってくる。
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