| MUGON・・・嫌っぽい |
昨日の日記にもちょろっと書いたけど、先週は安い酒ばかり飲んで具合悪くなって頭痛くてしんどかった。 ガード下の路上に丸いすが置いてあるような店で安い酒を飲むのはその場のスタイル通りだし、それはそれで楽しいのだが、やっぱりよくないなぁ、安酒。 何度となく書いていることだがまた引用してしまうけども、ジョージ秋山の言うとおり「安い酒ばかり飲んでると人間が安くなる」からね。 酒に金をかけないとかはダメだ。金かけてナンボ。 最近、巷じゃドラフトワンだののどごし生だの、「その他雑酒�◆廚覆匹箸いΔ佞兇韻燭發里�出回っているが、あれは酒じゃないから。 ビール風味の炭酸飲料。 どちらかというと「ビール味のキャラメル」に近いものがあるな。 それにしてもビール味ってどのへんに需要があるのかわからん。ビールは「うまい!」と思うが、それは決して美味という意味ではないから。真のビール好きは違うのだろうか。ビールガム、ビール味のプリン、ビール味のアイス、ビールラーメン、ビール味のカレー、ビール風味かまぼこ・・・もうこれ以上はやめとこう。
こないだもりえ坊と「発泡酒ファックオフ、その他雑酒論外」という話を新宿ガード下、っつうかしょんべん横丁で繰り広げていたところだ。 まがいモン、バッタモンはよくねえ!と熱い話をしていたのだが、途中から隣に座っていたカップルの様子がおかしいのでそちらに釘付けであった。 とにかく女が「今日は帰りたくないの」的ニャンニャンお色気全開。 ずっと男の腕をつかんで、時にはブチュブチュやっているのだ。 男のほうはまあ、人前だからという感じになだめてはいるのだが、女は構わず「もっとあたしだけを見て欲しいの・・・☆」という具合。 おそらく自分のことを下の名前で呼ぶタイプだろう。全然ギャルじゃないんだけど。 相席だったのでなかなかジロジロ見るわけにも行かず、かろうじて女の顔を目撃してみると・・・
あらま、目が充血。 えー!泣き声とか全然出てないのに泣いてんのかよー! 明らかに「まばたき少なくして目充血させて、の泣き目」だったけど。 「コイツ、女の涙を武器として使ってやがる!・・・」 いやあ、呆然とさせられました。むしろ驚愕でした。 だってここ、しょんべん横丁だぞ。 ディズニーランドとかの帰りに寄るようなイタリアンレストランじゃないんだぞ。
まあ、和服着た女性が年配の男性といるのならばこんな場末の居酒屋もあうだろうよ。演歌の世界ならば。不倫の世界ならば。 しかし、私の見た限りでは健全な20代後半〜30代前半のカップルでした。 昔は麻布のイタリアンとかも行ったのだろうけども、泣き真似してまでも必死で食い下がる女、そしてそれをたしなめながらも疲れて途中から泡盛ロックを立て続けに飲みだして荒れる男の辿り着いた場所は、新宿ガード下場末の飲み屋だ。 相席しているのは次々に酒を頼み、大声で「性欲は大事だなガハハ」などと話す女二人。 ちなみにこの女2人はしょん横に来る前は代々木公園で段ボール敷いてビール飲んでたという具合だから。 自分で言うのもなんだがひどいな。ひどすぎて、そのカップルにとっては終焉に最適なシチュエーションだな。
ウソ泣きを経て、女の必死で食い下がり具合は最高潮に達する。
男に抱きつく。無言のまま。
ああ! 声に出して言いたい「ここ場末の居酒屋だから」という言葉! ここは晴海ふ頭とか芝浦じゃねえんだぞ!
男はうざったくなったのだろう。最初ははいはい、と抱きつかれたままでいたが途中から振りほどいて会話ナシ状態に。 そんな会話がなくなった彼らのテーブルに響くのは私の「ガハハ」という笑い声ばかり。 しまいにはもう、その男、ずっとこっちのテーブルに顔向けていたから。 対面に座っているりえ坊を見るとニヤニヤ笑っていた。 その瞬間りえ坊と私は言葉もなく、通じ合ってしまった。まさに目と目で。 そういう仲なんだ、私とりえ坊は。
「いやあ、私は束縛する彼氏とかカノジョって嫌いでたまんねー」 「束縛したり過剰に依存してくるオンナもオトコもうざいって私の友達がよく言うんだよ」 「恋をしてればすべて免罪符/無敵とか思ってるバカは全員死んでいい」
というような話をごく自然に話してみました。 ストーリーテリング調で。 私がガハハ調でそんな話をしている間、りえ坊、ニヤニヤしっぱなし。 性悪女たちで悪かったな。でも別にアナタがたの話ではないよ、どこかに実在するかもしれないし、しないかもしれない人たちの話ですよ。 しかしひとしきり話終わった際に、酔っ払ってヤケになっていたらしい隣のカップルの男のほうが急に 「どうっスか?」 と尋ねてきたのでビックリした。 りえ坊が「キター!待ってました!」という顔になったのが笑った。 笑いをこらえて「随分酔っ払ってますね」と応えたら「お互いね」と返された。 すかさずりえ坊が「今日は全然酔っ払ってないね」と言ったのもおかしかったが。
その後ほどなくして、完全に冷め切った感じでふたりは去っていった。 彼らの運命はどうなったのだろう。知ったこっちゃないが。 彼らのテーブルに残されたのはキャベツの山のみ。 3/4以上残っていた。 相席だったので「あーあ勿体ない」と言って私たちが食っておいた。 そのままゲラゲラ笑いながら。
別に私たちはなんもしていない。 別に酒が悪いわけではない。 別れるもんは別れるし、別れないもんは別れない。 ただそんだけのことだ。
でも場末の居酒屋で無言ってなあ。 その時点で別れの気配が漂ってるな。 場末の居酒屋ならば急に演歌歌い出しちゃったりするようなおっさんやガハハ笑いだけが蔓延していて欲しいものだ。 その場その場に合う飲みをしたいものである。
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2005年05月17日(火)
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