股・戯れ言
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北の国から2002〜骨太

あまりにもベルレイズが素晴らしすぎて(つか、もう日本来終わったあとだったらしいね。残念。しかもジョンスペの前座ですか)、またCD買ってしまった。カトーサルサエクスペリエンスってやつ。ベルレイズと同じ並び、かつ同じように「ストゥージーズ!」って触れ込みだったんでどうだろうと思って聴いてみたら一曲目はあまりにもジョンスペっぽい男の色気喘ぎ(?)だったので失笑だったんだが、骨太でガレージロックっぽくて粗目なところがすごくイイ!ベルレイズが(黒人女性ボーカルという点で)モータウンとかも想起させるような「70年代の雰囲気までも再生」してるバンドだとすれば、カトーサルサはアメリカンロック布教の果てというか集大成的な印象も得た。ただロックなだけでなくソウルとかも聴いてきたのだろうけど、何がすごいかってそのロック以外の音楽の聴き方が間接的な感じがするところ。ヒップホップやソウルの影響を受けたジョンスペを聴いてここまで大きくなりました、みたいな。たとえるとすれば松村の真似する掛布の真似が、本人(松村)よりも巧い/味わい深いという具合か。わかりづらくなったけど。まあ、このグルーブ感はハンパねえってことですよ。オルガン好きは特に。
最近良質な、ギターリフ中心のロックが増えてきた気がする。って、98年ぐらいから最近までの音楽事情が著しく欠陥してるんだけどね。でも一時期猫も杓子もミクスチャーロックだったような気がしてさ。
まあカトーサルサもハイブズもそうなんだけど、すぐに連想してしまうのが94年から未だに私の部屋に貼りっぱなしになっているポスターのバンド、アトミックスィングである。アトスイはよかったなーその当時の私ですらわかる時代逆行骨太ロック(オルガンあたりが)。イギリスやアメリカで70年代までに死に絶えた人種がこんなところ(北欧)に生き残っていたのか!という感じだった。まさに渋谷で死に絶えた山姥ギャルを岩手に旅行した時に見かけた並みの非同時代性。でも山姥とは違って普遍的にカッコイイロックやってたところがいいんだが。
そのアトスイの記事だか、ディスクレビューだかで増井修が「田舎者のパワーは凄い」ってなことを書いていたと記憶してるんだが、そういうマイナス要素のパワーみたいなのもあるのでしょうか、前出の2バンド。
まあ、田舎者鬱屈パワーとかもしそういうのがあるとすればの話だが、「なんで田舎(イギリスから見た意味での北欧)にいたのにこんなにイイ音楽で発達してるんだ」という疑問はちょっと「田舎にいる人ほど初体験の年齢が早い」という話と似ている気がする。ウッソでぇ、と思うかもしれないが。田舎にいる人というのは「東京の人はこれくらいのこととっくにやっている」と思って初体験とかを済ましちゃうんだそうだ、会社の友達の話だけど。もしかしたら彼らにはそれと同じような意識があったのかもしれない。

まあ北欧話にちなんで、サッカーの北欧らへんから決勝まで勝ち残ったチームについてひとつ。強かったなーあと一歩足りなかったわけだけど。あとイングランドが相手だったデンマークは何一つ評価されていないような扱いだが(ジーコが綺麗なサッカーをするって誉めてたくらいしかきいたことない)おそらくどのチームよりもユニフォームはファッショナブルだったぞ。hummelだもんに。なんかスェーデンとかデンマークって華奢ですぐダメになりそうな感じなのだけどな。いい意味でいろいろ裏切ってくれる国々ではある。
http://www.hummel.dk/

そしてそんなカトーサルサ、7月23日日本上陸らしいです。見に行きたし。4500円ですぜ!誰か行きましょい!@クアトロ。

そしてカウンタ5000直前。踏んだ方はこちらまで。
http://6426.teacup.com/8thekey/bbs
2002年06月18日(火)

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