もんすん日記

2002年04月19日(金) 檸檬への憧れ

今日こそは一人で会社帰りにシネヌーヴォに行こうと思って、残業も厭わなかったわけなんだけど、さっき財布を見てみると所持金たった168円。カード類も忘れてきてしまった。金がないから行けないなんてさあ。なんで昼気づかなかったんだろ。最近映画運が悪いよ。

久々に、昔から非常に気に入っている恋愛小説(といっていいのか)森鴎外の「雁」を読みかえしている。この小説そのものも素晴らしいんだけど、昔ドラマ化されたときに主演していた田中裕子さんが、最後無縁坂で岡田に見せる表情がとっても印象に残っている。僅かのタイミングのずれで手に入れられなかったものへの諦め(きれなさ)を、一瞬にして見事に演じていはった。

「雁」を読み出して頭に浮かぶのは梶井基次郎の「檸檬」。もう、とてつもない憧れなんだよね。自分は、丸善に本を積み重ねて檸檬を置いてくる梶井基次郎になりたいし、おいてこられる檸檬になりたい。
柳�世箸�を異様に嫌いだと感じてしまうのは、ユーモアがないからなんだよなあ。
ああいう人たちが力をこめて書く恨み節の変わりに、檸檬をのせてクスっと笑えるセンスを身につけたいと思うのデス。


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