泥沼
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2004年12月23日(木)

今日も今日とてターネー。
ターンエーって打とうとするとターネーになってめんどい。
もういいか、ターネーで。
じっさいOPの最初のやつ「ターネーガンダム・・・」って聞こえるし。

有線ネタバレル発射。ドドド。

う、ちょっと腹イテェ。

ロランの少年性、ソシエの少女性。
ロランは理想の少年でソシエは現実の少女だなあと。
私もソシエみたいだったもんな。
思いやりってなんですかー?食べれますかー?みたいな。
あれが普通カヨォと思うかもしれないが。
あれが普通だよな
女になる前の、少女の段階。
女性の多くはソシエを同種嫌悪するか、私もああだったな、と苦笑いするかだと思う。
訂正
ソシエもすごいいい子だね。
思いやりがないわけでも全然無かった。
でもやっぱり、少女らしい少女だよね。

で、ロラン。
あれは異常だわな。(笑)
少年以上に少年。スニーカ版の挿絵ハギオモトだけどまさにああいう少女マンガに出てきそうな子だね。
男性はロランにかつての自分が持っていた、(あるいは持てたかもしれない)少年性を見出して愛しく思うんだろうね。
それは作品の中でも同じで。
ハリーやグエンもね、ハリーなら、今は押さえ込んでいるか失うかしたかつての自分を思うだろうし。
グエンなら、自分がそうでありたかったのに、そうあることができなかった少年の姿そのものなんです。
小説版ではグエンは祖父に性的虐待を受けたことと10歳まで女の姿で育てられたことを告白するそうです。
たまたま小説ネタバレの紹介読んでしまって。
かなりショック受けたなあ。
わりと2次創作でもローラ大好き変態坊ちゃん扱いで。
それはあまり好きじゃなかったんだけど。
この小説の設定を知ってしまってからますますダメになった。
なのにアニメでのグエンはまるで正常(ちょっとローラに目をかけてる)な青年です。
アニメは小説と設定が違うのでしょうか?
多分、あまりに残酷なのでアニメでは見せられなかった設定なんだろうけど。
これは、すごく重大なことです。
虐待を受けるというのは子供にとって生きることに絶望するのに十分な理由です。
それが性的虐待だったら。
それは、想像することすら不可能な。
表面的にはまるで何の傷も持たないかの様にふるまっているけど。
グエンが、そうして、どれだけ一生懸命生きているかを思うと。
胸が熱くなる気がする。
よくもまぁ、がんばってくれた。

だからこそ、グエンはロランに執着するのかもしれない。
少年らしい少年に、憧れながらもその実激しく嫉妬している。
(そんなそぶりは無い?描写も無い?それはしかたないことだ)
(物語は、物語に必要なだけしか人間を見せる義務は無いからね)
自分が手に入れられなかったものを持っている彼。
どれだけ、悔しいだろうか。
女の私にはわからないんだろうけど、でもなんだかわかる気がするのだ。
だから、グエンは彼をロランと呼ばない。ローラと呼ぶのだ。
という勝手な推測。

キエルとディアナが入れ替わったことについて。
御曹司がお変わりになった・・・今のほうが頼もしいとか言っててショックだった。
実の母親さえ、「暖かい手におなりだね」って。
それは手の暖かさだけでなく、違うものの変化のことも言っていることは紛れも無い。
ロランだって、優しくなったと喜んでいる。
すごく悲しい。違う人に入れ替わったことを、みな気付かないまま無意識に歓迎してる。
それって、気付いてないからこそ余計、哀しい。
キエルは哀しい。
誰が、誰がキエルを必要としてくれるんだろう。
私にはわからない、今の時点では見えない。
でも、キエルをただ一人、必要としている人。
それは、多分ディアナなんじゃないかという予感がする。
複雑だけれど、さ
演説の後、理想主義だなんだと執政官とハリーに攻められるディアナに扮するキエル。
そのときキエル自身を引き合いにだされて、キエルはあんな姿勢の娘と女王を引き比べるとは!と憤慨して見せます。
してみせる、というより本当に憤慨しています。
それは、いままでも自分の立場に満足していなかったこと、自分はここで、女として、ただ従順に生きて終わる人間になりたくないと思っていたこと。
そういう今まで抑えていたものが噴出した言葉なんだろうな。

必要としてくれる、という話。
グエンを必要としてくれる人。
リリもしょせんは力、グエンの力だけを見ている。
必要とする、というのは全てを丸ごと受け入れられるということ。
グエンにはそういう人はいない。
キエルとディアナのような理屈ではない強い絆もない。
グエンはロランにそういう存在になってもらいたかった。それは疑うことないと感じる。
でも、グエンは複雑すぎたし、ロランはグエンを必要としない。
グエンも哀しい。

哀しい人が好きだというのは、たんなる同情、自分を重ねる存在、それだけじゃなくて。
哀しい人生を健気に生きる姿に、愛おしさを覚えずに入られないってことで。
健気に生きてるのは、みんなそうなんだけど。
でもやっぱり、どこか私にシンパシーを感じさせるところがあるんだろうね、キエルやグエンには。

あ、これ全部見てないのに書いてるから間違いだらけだよきっと。


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