泥沼
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2004年05月19日(水) 自己管理

いやー、参った。
久々の電車酔い。いや、電車酔いなのか?
気持ち悪くなって眩暈のあと○ロと○リがダブルパンチで。(きたねぇな)

これはやばいな、と思って耐え切れずしゃがみこんだら、しばらくして前の人がどうぞって言ってくれたんだけどねえ。
止せばいいのに断ってしまった。
なんか、目の前でしゃがみこんでせき譲ってくれっていってるようなものだよな?
でもしゃがむしかなかったんだけどさ。
何で断っちゃったのかね…意地になってたんだな。
どうして人の好意を素直に受け取れないんだろう。
北○住駅で耐え切れずに降りたんだけど、目がほとんど見えない状態なんで手探り。
はた目から見ておかしな人だっただろうなあ。
そんでせっかく降りたのにベンチがない!よく見えないけどなんかない!
仕方ないのでキオスクの壁にもたれてホームの床にへたり込む。
恥も外聞もないね、こうなっちゃうと。
目が見えなくなった瞬間「あー、このまま意識なくなったら死ぬかも?」とか思ったり。
今思うと大げさなんだが、前やった時より酷かったから。
でも座り込みながら「酔っ払いだと思われたらやだなぁ」とか思う余裕はあった。(笑)
座り込んでたらおばさんが大丈夫?駅員さん呼んでくるわね。と。
やさしいなあ。
でも経験から言って駅員さん呼んでくれても、なんも役に立たない。
しばらくすれば立ち上がれるからいいですよ、と言いたくても大きな声が出ないのでおばさん行ってしまう。ああ…。
それで駅員さんが着たんだが。
階段上がったら駅員室ありますよ、と。(行けないって)
あと、向うにベンチありますよ、と。(あったのかよ)
階段上がれますかって言われたんで、上がれません、と言って立ち上がった。
ベンチどこにあるんだと聞くと、一番端だとよ。遠いよ!
でも、座り込んでたら駅員も帰るに帰れないだろうし、うざったいのでベンチに行くことにした。
変な人だと注目を集めるのは嫌だったしね。
ベンチは遠かった。とても遠かった。
たどり着いて寝てみるがごつごつして心地悪い。寒い。
しばらく座ってたけど腹痛が酷くなってきたので階段を上がる決心をする。
人にぶつかりながらもなんとかトイレにたどり着く。(ちゃんと上矢印の階段使ったんだぞ?)
まぁ、細かいことは省略。
吐いたものはほとんど消化されてた。すっぱ。
野菜ジュースが。うーん、これのせいか?
鶏肉食べたせいかと思ったけど、ちがうかな。サルモネラとかじゃないだろうね。
いやあ、しばらくは野菜ジュース飲めないな…。
30分くらいそのまま唸ってたけど少しマシになってきたので、休むなら学校の保健室で休もうと思って電車に乗る。
また気持ち悪くなったら嫌なのですぐにしゃがんだ。
そしたら親切なおばさんが何か言って飴をくれた。
いつも甘いものを持っていると良いそうだ。
…この場合それは違う気が。でも気持ちはありがたい。
目的の駅に着くがまた腹痛。またトイレで30分。(・・・)
完全に授業に遅刻なんで、この授業は捨てることにした。
今年初サボリ(?)だなあ…。
おばさんの忠告を思い出しアメとゼリー飲料を買う。
ゼリー飲料ならきっと吐きたくならないだろうと思って。
酸味はもう嫌だなのでカ○リーメイトではなくウ○ダインゼリー。
バスがあるんでバスで行こうと思ったがうろうろしてもどれだかわからず、ウロウロ出来るんだから歩けるだろうと徒歩で行くことに。
大丈夫だ、もう出るものはないはずだ。(汚ねえな)
しかしもう大して休む時間無いし、保健室借りるのめんどくさいし、人が来ない場所で寝る。
今日は面接室。見つかったら怒られるな。(笑)
他には廊下の端っこにある古いソファー、大講義室前の踊り場のソファーとか、大講義室の中の控え室とかかな。
前は控え室を愛用していたんだが、一度落し物してバレたので決まりが悪くて行くのやめた。
高校のときは屋上に出る踊り場が気に入ってたんだが。
人間は嫌いじゃないんだけど一人になりたいんだよね…。なんでだろう。
学校という建築物自体は大好きなんだけど、ひとりになれる場所が無いのがつらい。
友達と楽しく話しながらお弁当とかじゃダメなの?
いいんだけどね。
うん…。
ひとりがいいなぁ。

おっと脱線。
結局その後は頭痛と寒気がしたけど大丈夫だった。
電車で座って帰ったんだけど、お年寄り(微妙な年齢っぽかったが)が目の前にいて非常に居心地が悪かった。
すいません若者なのに。席譲ったこと無くてすいませんだ。
耐え切れずに黙って立って降りるフリは何度かしたことあるが。(チキンだ)
どうも、風邪気味なところに、たらふく食べて野菜ジュースをいっぱい飲んでせいで消化と吸収が追いつかなかった様子。
そして、胃と腸に残った内容物が揺れて気持ち悪くなった。と。
なんか、せっかく早寝早起きして朝ごはんも食べたのに裏切られた気持ちだよ。
作りすぎていっぱい詰め込んだのがいけなかったんだろうけどさ。
加減とコントロールが出来てないんだよなあ。ああ、情けなや。
自己管理、自己管理ですねえ。ちゃんとしないとな。



卒論。
遠藤周作になりそう。いや、遠藤周作にしよう。
なんか、先週正岡子規やりたいっぽいこと言っといたから先生もそう思ってるんだろうと思ったら。
なんか先生は遠藤周作だと思ってたみたいで。ああ、もうそれでいーや。
言葉が現代に近いだけだいぶ楽で、助かるかも。
もともと、遠藤周作は興味あったしね。
ただ、ミッションスクールで信者で遠藤周作って、いかにもでしょ。
ちょっと反抗して仏教っぽいのに挑みたかったんだけど。
壁が厚すぎた。
ていうか、方丈記も西行物語(これはチラっと見ただけだが)も仏のホの字も神のカの字も出てこないんだよね。
あー、なんかやりにくいなあって。
ほんとはカトリックにおける隠者と日本の隠者の違いや共通点とかそういうのやりたかったんだけど、手に余るテーマだよな。
それに、なんかそれじゃあ日本文学じゃないしね。
人には分相応というものがある。出来る範囲のものを選ばないと。
じゃあ遠藤周作が出来る範囲のものかと言うと。
難しいよな、難しいだろうよ…。
先生は古典、しかも和歌の専攻だから、近代(しかも昭和)文学について適確な指導をしてもらえるかというところも、不安なんだよね。
近代専攻の先生は他学科の卒論指導もしてて忙しいのに迷惑かけるのいやだしさ。
でも、しょうがないよなあ。歌は難しいし、古典は苦手だし。
作者への感情移入や共感という点では申し分なさそうだけどね。
三浦綾子は感傷的過ぎてあまり好きではない。「塩狩峠」しか読んだことないけど。

正岡子規の「歌詠みに与ふる書」読んでたら、しきりと感情と理屈の話が出てくるのね。
理屈は文学じゃない。理屈が多ければ多いほど文学から遠ざかる。とかそんな感じ?
困ったことに私は、理屈が大好きなんですねえ…。
歌自体よりも歌を評価したり論じたりしているものの方が好きなんだと思う。
さらに言ってしまえば、文学自体よりも文学の研究のほうが興味深い。
そういう人には、文学的な文学より、少し理屈っぽい文学のほうが良いかしら、とね。
とりあえず遠藤周作ということにして。
決まるの遅いから、かなりやばいんだけど。
これから色々アンテナ広げていかねば。
昭和のものは(も?)あまり読んでないから少し他作品も読まなきゃな。
大江健三郎は少し読んだけど。昔だからなあ。「ひかりごけ」は読書感想文書いたな。
昭和文学って、なんか暗いイメージあるからさ、敬遠にしてたんだけど。
明治も暗いんだろうけどねえ。
昭和文学ってなんていうかな、第二次世界大戦の後(あるいは真っ只中の)疲労や絶望が覆っているような作品が多い気がする。
まぁ、そう言わずに実際読んでみなくちゃだな。
そして欲張らずに、テーマを広げるのではなく、どんどん削って絞っていくつもりでやらなきゃな。
うわあ、苦手なんだよなあ。
広げるのは誰だって出来るんだよね、削って形を整えるのが難しいんだよなあ。


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